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鎌倉の梅 北鎌倉から鎌倉へ [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

さて、そろそろかな
今年はちょっとせっかちな梅の花
満開は何時だろうとやきもき

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休日出勤の振替休で金曜日はお休み
三連休となっ週末、当初は日曜日に鎌倉へ行く予定でしたが
金曜日は朝の青空が信じられない程に昼過ぎから空模様が急変、みるみるうちにどんより暗く重い雲に覆われてしまい、ついには雪がちらちら舞い始めました
無論、積もるほどの雪ではないのですが、でも、枝や木の葉を薄く化粧するには十分な感じです
フォトジェニックなこのチャンスを逃す手はありません
日曜日ではなく、土曜日に行くのが良さそうです
それに土曜日の天気予想には晴れマーク
雪が降った翌日の青空は何処までも透明な青
そんな青をバックに白梅を収めたら最高です
これはなんとしても土曜日に行かなきゃね

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土曜日、朝の用事を片付けたらバッグにカメラを押し込んで飛び出します
当然バッテリーのチェックを忘れずに・・・・
さるも学習をするのです^^; 

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北鎌倉の改札を抜け、外に出ると気持ちのいい陽射し
そして気が心地いい
自分が北鎌倉に来るたびに感じる気の心地よさ
何がこうも心地よく感じさせてくれるのでしょうか
静けさ?いやこのレベルなら他でもあるし・・・
古寺の匂い?いや、京都に行ってもこんな感じにはならないし
ちょっと不思議です

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真っ青、雲一つなくどこまでも透明な空
昨日の雪で空に漂う埃が掃除され、ピュアな空の色が広がります
空中の埃に邪魔される事無く真っ直ぐ注ぐ陽射しに木の葉がキラキラ
溶けかけの雪が光ります
そんな線路沿いの道を歩いて、向かうのは明月院

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期待していた程には雪は残っていませんでしたが、日陰にはうっすらと化粧の名残り
所々に白いものがありました
雪が滅多に降らない地に生まれ育ち
今も住むのは雪が滅多に降らない場所
なので雪を見ると興奮します
雪が降ってくるとちょっとワクワク^^

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期待していた程には雪は残っていませんでしたが、日陰にはうっすらと化粧の名残り
所々に白いものがありました
雪が滅多に降らない地に生まれ育ち
今も住むのは雪が滅多に降らない場所
なので雪を見ると興奮します
雪が降ってくるとちょっとワクワク^^
なので僅かな名残、それでも嬉しいのです

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大好きな丸窓に差し込む陽射しが丁度いい角度になるまで境内の薄化粧を楽しみましょう
時折、蝋梅の甘い香りが谷戸の風に乗って誘ってきます
向かう先は香しい風が誘うがまま 

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陽射しがいい角度になった頃に丸窓に戻ります
土曜日の早い時間だから?
丸窓は貸切状態、思う存分シャッターを切りました 

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この日は丸窓の部屋の中に入れるようです
さっそく寄付金300円を木箱に入れ、部屋の中へ
そして自分が鎌倉で一番のお気に入りの場所、丸窓の向こう側の縁側に座します

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静けさ、谷戸の風に擦れあう木の葉の音、囀る鳥
ここに座して庭を見るでもなく、ただ眺めていると心が落ち着きます
思い考えることが頭の中から消えてしまい、何も考えずただ座して
自分自身が風景に溶けて同化してしまうような感覚
何もかもが透明になってゆくように思えるのです

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何も思い考えず、朝から夕刻まで、ずっとここで座していたいと思うほど
こうして谷戸の風の音を聴ながら
そんな静けさに身を置いて谷戸の風の音を聴いていると、それに和する陽射しの音
ここで陽を浴びていると輝く光の粒が音を奏でているように感じられるのです

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久しぶりの丸窓の縁側に気分はスッキリ
いつの間にか女性三名が丸窓の部屋で撮影会
ならば自分はそろそろ退散しましょう

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この後数か所巡りますが、心地よさにもうちょっとだけ明月院でゆっくりしたい
そんな時はお茶

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月笑軒で抹茶を楽しむのがお約束

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天気の良さに外でお茶をいただくことに
なかなかの風情です
”坐ることを拒否する椅子”が良い味を醸し出していました^^

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火鉢で暖を取る必要が無いほどに暖かな陽射しのなかでいただくお茶
春を感じます

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折角外でいただくお茶、風の音を楽しみながら味わっていると・・・
?、風に擦れる木の葉の音に混ざって聞こえるものが
筧から滴り落ちる水滴の音?
ポチャ・・・ポチャ・・・確かにそれは聞こえます
でもそれ以外にも音が
ピィーンという高く凛とした音
何だろう

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水琴窟の音!
竹の筒に耳をあてて聴くイメージがあったのですが
こんなにも離れているのに聞えるものなのですね

木の葉の擦れる音に滴り落ちる水滴の音が絡み、そこに水琴窟の音が合わさります
時折火鉢からぱちぱちと炭の音
それらは素敵な楽の音

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すっかりいい心持ちになりました
そろそろ次の場所に向かいます 

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やってきたのは東慶寺
北鎌倉で梅を見るのにここを外すわけにはいきません

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おぉ、見事に咲いている^^
でもメチャ混んでいるし・・・
さすが梅の時期の東慶寺
人気です

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でも数年前に比べて花が少なくなったような気がします
以前はもっと咲いていたような

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それでも綺麗なものは綺麗、大満足

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何だかポーズを作ってくれているようにも見えます^^;

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梅の花は落ち着きます
満開でも興奮することはありません
それが桜との違い
桜は興奮しますから
梅と桜、何故こうも違うのでしょうね

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しかし見事なまでに空が綺麗です
白梅の映えること映えること
撮っていても気持ちがいい

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この梅たち、昼間しか見ることはできませんが
叶う事なら夜にも見てみたいものです
軽くライトアップして見る夜の白梅
幻想的でしょうね
そんなサービスをしてくればいものかな

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梅の花、今盛りなり、思ふどち、かざしにしてな、今盛りなり (葛井大夫)

梅の花今盛りなり百鳥の、声の恋しき、春来るらし(小令史田氏肥人)

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東慶寺の次は鶴岡八幡宮に向かいます

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でも八幡宮の梅たちはかなりせっかちな性格だったようです
残念、間に合わなかったかぁ・・・・

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最後にここ、梅と言えば天神様
荏柄天神さんです

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手水の梅がお気に入り^^

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ここも流石に混んでいました
受験シーズンだからね^^

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梅はちょっと遅かった感じでした
先週の方が良い感じだったのでしょうね
先週の休日出勤が実に残念

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今回、楽しみにしていた甘酒が無かったのはちょっと残念でした
来るたびに飲んでいたのに・・・
お神酒はあったのにな

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でも何故か、一瞬ですが行列が無くなった時が
このタイミングで参拝できたらご利益ありそうですね^^

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荏柄天神さんの次は遅めの昼ごはん
何処に行こうかと考えて浮かんだのは妙本寺近くのラーメン屋さん
以前から店前の行列が気になっていたのですが、入る機会が無いままでした

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それがここ、ふくや
あれ?山形そばと提灯に書いてある?
ラーメン屋さんじゃなかったのかな

ふくや
0467-53-7192
神奈川県鎌倉市大町1-6-23
昼11:30~15:00
夜18:00~22:00
定休日 火曜日

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いや、鳥中華と書いてあるし・・・

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その実態は・・・・
夜は酒場、昼間は蕎麦と中華そばの店になるようです

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早速入店
店内はカウンター席6席だけのお店
店前に行列ができる訳だ^^;
さて、何にしましょう
品書きを差し出しながら壁のメニューもできますから如何でしょうと主
夜のメニューもOKなようです
ならば蕎麦前ですね^^

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一番気になったのは山形のだしそば
山形の郷土料理の”だし”が蕎麦の上に乗っているそう
茗荷の香りを味わいたくてこれに決めました

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品書きの裏面にはいも煮の蕎麦も
しかもカレー蕎麦
寒い日には良さそうですね
今日は暖かだから冷たい山形だしそばの優位は揺るぎません 

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〆を決めたところで蕎麦前を選びます
どうせなら山形の名物もしくは郷土料理から選びたい
目に留まったのは”がっき煮”
馬肉を煮た物らしいです

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酒は純米酒の大山一水で
器がまた素敵です

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柔らかくて飲みやすいお酒
円やかで美味しい

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がっき煮も癖は無く美味しい
がっき煮を食べながらちびりちびりと飲んで、いい時間を過ごします
昼酒ってなぜこうも美味しいのでしょう
ふと壁を見ると”昼酒万歳”の文字^^;

ただ・・・ちょっと席が窮屈なのが難点
このカウンターに6席はキツイ^^;

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飲み終えたら山形だしそばをオーダー
蕎麦をオーダーすると水が供されますが、器がグラスじゃないのがいい
こっちの方が雰囲気が好き

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山形だしそばの着丼

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蕎麦は太く、啜れません^^;
喉越しなど考えてはいけない蕎麦
わしわしと噛んで食べる蕎麦ですなのです
香りが立つ蕎麦ではありません
あくまで噛んで味わう蕎麦
しっかりした噛み応えです

蕎麦の上に乗るだしは胡瓜に茄子、大葉、茗荷、オクラをみじん切りにして和え、昆布で粘りを出したもの
これで飲みたいぐらい^^;

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出汁の香りのしっかりした汁
スッキリした後味でした

ふくや
0467-53-7192
神奈川県鎌倉市大町1-6-23
昼11:30~15:00
夜18:00~22:00
定休日 火曜日

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