クリスマスケーキに魔法のケーキ Le gâteau magiqueを作ってみる [スイーツを作ろう(making sweets)]
今年のクリスマスケーキはどんなケーキにしようか
毎年ブッシュ・ド・ノエルというのもなぁ・・・ーー;)う~ん ちょいと飽きたし
と、悩んでいたら奥さんが買ってきた雑誌に魔法のケーキなるものが特集されていました
そう言えばこのケーキ、本屋さんでレシピ本を見たことがあります
ただ、その時はさして魅力的に思えなかったけれど・・・
でもこの雑誌が妙に褒めているので作ってみたくなりました
レシピをいろいろ調べ、失敗事例なども調査して自分なりにレシピを検討
フランスの書店でレシピ本が売り出され人気に火がついたというふれこみ(正直なところそういうふれこみは信用していないのですが)の魔法のケーキ、ガトーマジック(Le gâteau magique)
この魔法のケーキの特徴は一つのケーキで、フラン、カスタード、スポンジの三種類の食感を楽しめるというもの
しかも生地を型に流して焼くだけでこの3層構造のケーキとして焼きあがるというのです
上のスポンジ生地はメレンゲが主体、下のフランの層は牛乳と卵と小麦粉で作られ、中央の層はメレンゲと液体の生地が程よく混ざりクリーム状
と、言う訳で今年のクリスマスケーキはガトーマジック
成功すれは三層、失敗すれば真中のクリーム層は失われ二層になるとか
さて、上手く三層になるかやってみましょう(アシスタントは友達と遊びに行ってしまいましたので単独で頑張ります・・・まぁ、仕方ないね^^;)
用意した材料は卵黄4個分、グラニュー糖を80g、無塩バター120g、薄力粉(バイオレット)を100g、牛乳を480㏄、バニラ―ビーンズを一本
それにメレンゲ用に卵白4個分、グラニュー糖を60g
まず前準備、バニラ―ビーンズの鞘から半量のバニラビーンズをそいで
牛乳480㏄の約三分の一ぐらいを鍋に入れ、バニラビーンズを投入、温めバニラの香りを移します
その後は残りの牛乳と再びあわせて室温に
そして無塩バター120gも溶かして室温に戻しておきます
オーブンを160℃に予熱スタート、湯煎焼き用のお湯も沸かしたら
薄力粉100gを三回ほど篩っておきます
またメレンゲ用の卵白を冷凍庫に入れてキンキンに冷やし、準備が整ったらガトーマジックの制作開始
ボールにグラニュー糖80gと卵黄4個分を投入し、ホイッパーでスリスリ
グラニュー糖が溶け、全体が白くもったりするまで頑張ります
溶かして室温に戻した無塩バター120gを少しずつ加えながらよく混ぜて
全体が完全に馴染んだらOK
篩っておいた薄力粉100gを篩い入れて
生地に艶が出るまで混ぜます(2分位)
こんな感じでいいかな
バニラビーンズの香りを移した牛乳を少しずつ加え混ぜて
全部混ぜ終えら時には生地は液状、でもこれでいいのです
冷凍庫で冷やしておいた卵白4個分をボールに入れ、氷水の上に置きます
ハンドミキサーの高速で一分程泡立てたら
グラニュー糖60gの半量を加え泡立て、さらに半量を投入
更に泡立てて、最後はハンドミキサーを低速にして一分、キメを整えます
こんな感じかな
ここからは時間との勝負、すぐに卵黄生地と合わせます
卵黄生地にメレンゲの三分の一を投入し、軽く混ぜます
残りを加えて軽く混ぜて
混ぜ過ぎはいけません、かと言って混ざっていないのも心配モノ・・・・
やや混ぜ過ぎてしまったかな、
オーブンシートを敷いた型(21cm)に流し入れ、パットに置き、パットには湯煎用の湯を張ります
160℃に予熱したオーブンで30分湯煎焼きしました
焼けたかどうか竹串を刺しても、中がクリーム状なのですから良く解らない^^;
焼き過ぎ厳禁(二層になってしまう)のですが、生焼けも怖いので気分で5分追加焼き(初めて作る時は結構賭けが入ります・・・)
焼きあがったら型に入れたまま室温放置、粗熱を取ります
若干縮みますね
これを型ごとラップして冷蔵庫で三時間冷やします
三時間後・・・
型から外してデコレーション開始
とりあえず苺とキーウイをスライスして用意
でも使うのは苺だけ
キーウイは造りながら自分のお腹の中に消えました^^;
クレーム・シャンティイを作ります
用意したものは乳脂肪47%の生クリーム200㏄、グラニュー糖25g、キルシュ10g、バニラビーンズの残り
中に挟む分が必要ないので生クリームは200㏄で充分
(イチゴショートを作る時は400㏄ぐらい使っちゃいます^^;)
氷水に浮かしたボールに全てを投入
ユルメに泡立てました
ガトーマジックの上に流し垂らして
均してOK
下地ができたら苺を乗せましょう
盛大に盛りました
豪快な盛りは大好きなのです^^
このままだと味気ないので艶出し、ナパージュです
用意したものは水50㏄、アガー5g、グラニュー糖20g、キルシュを好きなだけ
キルシュを好きなだけ(常識範囲でね^^;)パンに入れ強火に置いて火を入れアルコールを飛ばしたら
水50㏄とグラニュー糖20gを入れ、グラニュー糖を溶かします
アガーも加え溶けたらOK
それをハケでイチゴにペタペタ、艶をだします
余ったアガーゼリーはクラッシュゼリーにして
苺の隙間に押し込んでキラキラを演出して完成、再び冷蔵庫へ
冷蔵庫で寝かしていい感じに馴染んだら食べごろ
カットして・・・うまく三層になっているかな^^
何とか三層になっていました (追加焼きしなかった方がもっとクリーム層を厚くできたかも)
C=(^◇^ ; ホッ!
さぁ、ガトーマジックなるものを食べてみましょう
誕生日おめでとう&Merry Christmas
オメデト♪(*⌒ー⌒)o∠★:゚*PAN! ゜+.・*。+(。・∀・。)*.゜+。・メリクリ☆
(我が家のパーティは大抵23日なので天皇誕生日とクリスマスがごっちゃになります^^;)
上部、スポンジ生地部分
ふんわり、しっとり、優しい甘さで美味しいです
中央、クリーム部分
やや硬めのカスタードな感じ
なるほど、いいかも^^
下部、フラン部分
何と言うかな
硬いプリンな感じで、でも食感はねっとりして何とも形容しがたい
不味くはないけれど美味しくもない
この部分を美味しくするのならば、もっと砂糖を加え、食感に負けないぐらい甘くしないとね
でもそうすると他の部分が甘くなり過ぎるだろうし・・・・
このフランの部分がガトーマジックの味の足を引っ張っている
そんな感じ
これならわざわざガトーマジックを作る理由は無いな
普通にジェノワーズ焼いてクレーム・パテシエールを挟んで、上からクレーム・シャンティイを流しかけ、苺を飾った方が絶対美味しい
その方が作るのも楽だし^^;
フランスで大人気って本当なのかな・・・雑誌とか結構アテにならないからなぁーー;)う~ん