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若冲展の行列に震える [日常のなかで(Diary)]

若冲展、その混雑はかなりのものだとか
多くの方がブログでその様子をUP
行列を見て挫折、他の展覧会に行き先を変更した方も多いようです

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開催期間ももうすぐ終わり、混み方は最終日に向けてどんどん酷くなってゆくでしょう
土日祭日に行ったらとんでもないことになってしまいそう
そんな状況で並らび、ヘロヘロになって入場しても館内も満員
とても絵を鑑賞できる状態ではない事は確実です
これでは行ってもねぇ・・・・  

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ならば平日ならどうでしょう
平日ならば土日よりはマシなはず
すこしはゆっくり鑑賞できるかも・・・・ 

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そんな事を考えて休暇を何とか取得
都立美術館のOPEN時間にあわせて上野駅にやってきました
平日なのになにこの人の多さ@@;)
年齢層は高め
あああ、サンデー毎日な方々の存在を忘れていました 

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都立美術館に近づくと入場列の案内がありました
でも案内先は美術館の方向では無く全く明後日の方向
既に長蛇の列となっているようです
チェックしてみると既に240分待ちの表示@@;)
どうしよう・・・・
でもね、折角休みを取ってきたのです
ここで挫折したら休みを取った意味がなくなってしまう
それに・・・240分だって?
四時間も行列したら記事ネタになるかもしれません
まぁ多少の行列は覚悟はしていました
その多少のレベルが想像とは違っただけの事
並んじゃいましょう
と言う訳で、チケット売り場の方に向かいます 

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そうしたら・・・チケット売り場も既に長い行列
表示は40分@@;)
まぁいいさ、これから向かう240分の戦いの準備運動だ^^;
と、ちょとヤケ気味 

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40分並んでようやくチケットをGET
これでもう240分に並ぶしかなくなりました
240分の行列、これは保証値ではありません
もっと長くなる可能性もある事は確か
覚悟を決めて入場行列に向かいます  

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ヘビはクネクネ蛇行しながら伸びて、尻尾はバックスのさらに先まで  

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9時半前に来たのに入場列に並んだのは10時15分
これから4時間、入場できるのは14時15分????
昼ごはんは?空腹との戦いになりそうです
並ぶ前に腹ごしらえしてもいいのですが、トイレに行きたくなるのも困りますから我慢
当然水分も控えて・・・・
結構体に悪そうな^^;  

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ひたすら並びます
何も考えず、無心になって
並んでいることを疑問に思ってはいけません
迷いは挫折の始まり
何も考えず、心を無にして並ぶのです
それにしても年齢層が高めの行列
4時間も並び続けるのですが・・・・
皆さん元気に並んでいます
この方々に電車で席を譲る必要ってないのかもね(笑
この行列をコンプリートできる体力と足腰
下手な現役世代より元気かも^^;  

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ようやく視界が開け正面に来たかと思ったら、ダメ押しで中庭を一周^^;
やるなぁ都立美術館、ブラインドの向こう側で更にもう一周なんて精神修行にもってこいだぜ
そしてチケットを切られたのは入場列に並んで270分後、14時45分(疲れて時計を撮るのを忘れましたーー;)
 

ε=('A`;)oO(疲れた・・)

でも、この日はまだましで、16日は入場行列だけで320分の記録を打ち立てたそう @@;)

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そして入場して驚いた・・・いえ、驚いてはいません
予想していた事ですから
人が多過ぎてまともに見えません
最前列はガラスの前で食い入るように見ているのですが、動きません
”最前列の方は歩きながら見てください、ゆっくり見られる方は二列目以降で”
そんな案内も空しく・・・
まぁ人が多すぎて動けないというのもあるでしょう
人だかりの後ろから覗きこむように見るのですが、最前列の方々の上半身が邪魔で下側が見えません
展示に工夫が無さすぎです

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<旭日鳳凰図>

この展示方法ってどうよ
ただ並べて、ただ人を入るだけ入れて、勝手に見てって感じのスタンス
最前列と二列目以降を分けるレーンとかは無いし
二列目以降がちょっと高くなっているという工夫も無い

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<月梅図>

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<梅花皓月図>

当初から最前列で細かく見る事は諦めていて、構図を学ぶつもりでやってきたのですが
その構図さえも、これではねぇ・・・・
東京都、知事の海外出張や温泉会議に浪費する金があるのなら展示にもう一寸お金を使って工夫してくれないかなーー;)

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<群鶏図>

伊藤若冲は18世紀の京都で活躍した絵師
描く対象を直接観察することによる徹底した写実描写と古典的描写の融合が特徴で
その鮮烈な色彩と作為的な対象表現に一目見ただけで惹きつけられます

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<紫陽花双鶏図>

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<紫陽花双鶏図>

混み過ぎて最前列で見ることは叶いませんでしたが、人の山の隙間から見えるその色彩と、その細かな描写に息を飲みます
妖艶的印象すら感じさせる人工的で幻想的な画風
凄い存在感
紫陽花双鶏図の雄鶏も力強くそして非常に精緻
最前列でゆっくり見たかったーー;)

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<菊花流水図>

力強いのもいいけれど菊花流水のような
こういう柔らかさの感じるものもいいですね
流水のうねりの柔らかさ、そして透明感ある菊の花

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<南天雄鶏図>

行列に疲れたのと空腹で根性が出ません
最前列まで出てゆく気になれないのです
もうゆっくり見るのは図録でもいいかなって気分に

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<雪中錦鶏図>

でも迫力を感じるのは本物のからだけ
それは解っているのですが、この混み方はどうしようもない
見ていられないのです
入場の方法、もうちょっと工夫があってもいいように思うのですが

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<仙人掌群鶏図>

チケットに入場時間を割り振るとか、入場人数を管理するとか
やり方はいくらでもあると思うのです

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<葡萄図襖絵>

こんなにも素晴らしい作品を前に
ゆっくり見られないのは悔しくてしかたありません
展示方法、入場方法、もっと工夫して欲しい

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<老松白鶏図>

老松白鶏図と白鳳図にうっとり
白と金のコントラストが美しい
でも金色の絵の具を塗っている訳ではありません
羽の金色に見える部分は「裏彩色」と言われる高度な技法だとか
半透明の絹地の特性を生かし、表面だけでなく裏面にも彩色をほどこす技法
金色は白と黄色と黒のバランスからなるそうで、この絵の場合は
表に白、裏に黄土の色を付けることで、重なった2色は黄金色に

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<老松白鳳図>

ヘ(X_X ;)/ ヘロヘロー

素敵な作品がいっぱいでしたが満足に見られず
こんなにも疲れた展覧会は初めてでした
しかも入館する前に疲れMAXだし・・・・--;)

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流石に空腹、しかも図録購入の行列がダメ押しとなって疲れ倍増(どこまで行列が好きなんだーー;)

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時間も時間ですから食べない方が良いかなとも思いましたが空腹と疲れには勝てません
でも当然ランチタイムは終わっています
ランチタイムどころか、もうしばらくしたら飲み屋さんが暖簾を出し始める時刻
そんな中途半端な時刻にランチ(?)先を探して彷徨って、入ったところは牛カツ屋さん(詳細は別記事で)

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食事を済ませたらウチへ戻ります
途中、バックスの看板で今年もイチゴのなんちゃらが出たのを確認
これは毎年楽しみにしています
早速飲んでゆこう^^
あっ、そういえば下の娘が飲みたがっていたな・・・
丁度学校が終わったぐらいの時刻ですからLINEを送ってみます

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で、ウチの最寄りの駅で待ち合わせ、バックスへGO!
イチゴのなんちゃらを頼みます
当然”ホイップクリーム多め”のコールは忘れずに^^

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今年の出来は良い感じ
昨年は味がちょっと落ちたように思いました
でも今年は一昨年レベルまで復活^^
これは嬉しい

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ウチに帰ってバックスのレシートを机の上に放置
バイトから戻ってきた上の娘がそれを発見
ぶー垂れてました^^;
だって・・・オマイ居なかったじゃん
呼ぼうにもバイトだったろ?^^;

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上の娘が暗い顔で帰宅

ぽつっと一言

水没させちゃった・・・TДT

水没ってiPhoneをか?

まだ二か月しか使っていないのに・・・

あっ、コストは自己負担だからな

オマイのミスだし

父ちゃんは知らんぞーー)きっぱり

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