侮れないPAの蕎麦 羽生PA 本所さなだや [埼玉の蕎麦]
古河出張の帰りは東北道を使います
ナビは久喜から乗るように案内してきますが無視
館林から乗ります
ナビの指示よりも効率が悪いルート選択ですが、その訳は・・・
ここ、羽生PAに寄るため
鬼平の江戸の街がコンセプトのパーキングエリアなのです
詳しくは→ここ
時代劇や時代小説は特に好きではなかったのですが、最近ちょっとハマリ気味で古い時代を背景にした小説をiPoneにいれて読んでいるのです
江戸時代、戦国時代、平安の時代、なかなか面白い
これも歳をとったせいなのかな
高速のPAやSAも随分と変わって、特にPAは特定のコンセプトで展開しているところも多いですね
ここのPAは馴染めるのですが、関越道の寄居PA(上り)は未だに馴染めません(笑
だってねぇ・・・”お星さまキラキラ”って世界なんですから自分の肌に合わない(星の王子様がコンセプト)
やっぱりファンタジーな物は自分は苦手
刀振り回している方がいいな^^;
そして、この日のターゲットは此処、”本所さなだや”
このPAにある店舗の名前は鬼平に出てくる店から取ったもの
この”本所さなだや”も”蛇の目”の章の中に出てくるお店
本所・源兵衛橋(後の枕橋)の北詰にある[さなだや]という店の蕎麦を食べたのは、その日が初めての長谷川平蔵であった。
押上村の春慶寺に寄宿している剣友・岸井左馬之助が、めずらしく病み、これを見舞った帰途、
さわやかな初夏の夕暮れの道を中ノ郷の瓦町へぬけ、大川(隅田川)べりに出たとき、橋向こうのそば屋に気づいたのだ。
(こんな店があったかな・・・・)
病みあがりの左馬之助とでは酒をくみかわすこともならず、腹もへっていた。
「酒と・・・それから、天麩羅をもらおうか」
注文して、平蔵は入れこみの八畳へ上った。
平蔵さん、やっぱり蕎麦前なんですね^^
この”蛇の目”以降、平蔵は「否応なしに舌へ来る味覚のめっぽううまい店」と贔屓にしていたようです
しかもこの店、池波正太郎氏が贔屓にしていた、1884年創業の老舗『神田まつや』の監修なのです
PAの蕎麦屋とはいえ気になりますよね
PAフードコートのお店ですから券売機
味気ないですが仕方ない
品には流石に蕎麦前ができそうなものはありません
PAですから酒も無いし^^;
天麩羅蕎麦は海老天
これはちょっと残念です
鬼平がコンセプトのこの街、小説に出てきた貝柱のかき揚げの天麩羅蕎麦にして欲しかった
オーダーは”大盛り”750円
出来あがりを知らせるベルを受け取ったら席を確保
待ちましょう
と、座った途端鳴りだすベル
メチャ早
流石昼ごはんには未だ早い時間
空いているので直ぐに呼ばれます^^;
蕎麦を受け取り席へ
断面がスクエアな細打ちの蕎麦
如何にも江戸蕎麦って感じです
神田まつや的蕎麦
薬味に山葵が無いのも神田まつや流なのかな
まず蕎麦のみで手繰ります
啜った瞬間から香りが立つ蕎麦ではありません
喉越しは良く、気持ちよく啜れます
噛み応えは一寸頼りなく、すこし茹で過ぎな感じ
まぁ、年輩のお客さんには此の方が食べやすいかもしれません
汁を味わいます
少量口に含み舌先に送ると、先ず感じるのは甘味
柔らかく角はありません
食べやすい味ですが、この細打ちの蕎麦には甘過ぎなように思えます
もうちょっとキリッと締めた方がいいな
蕎麦を汁に浸けていただきます
汁は江戸蕎麦らしく濃いめですが濃すぎる事は無く、蕎麦の三分の一位を汁に浸けた時が一番美味しくいただけました
濃くても甘さのある汁なので扱いは楽
薬味は葱ともみじおろし(辛さの中に円やかさもあったので大根おろしw寒ずりかも)
PAエリアの蕎麦とは思えないクオリティの葱
流石”神田まつや”監修です
この細さ、透明感、いいですね
もみじおろしは自分には辛過ぎて使えませんーー;)
一気に手繰ります
茹で過ぎな感じが残念でしたが、甘めの万人受けな味の汁と喉越しのいい蕎麦
PAのフードコート蕎麦としてはなかなかの蕎麦でした
蕎麦湯はカウンターまで貰いにゆきます
まだ薄いですが・・・
と、釜から湯をすくって注いでくれました
アツアツです
寒い日は〆にアツアツ蕎麦湯
これがいい^^
蕎麦を食べたら次は甘い物
ここの葛餅もお気に入りなのです
葛餅を串刺しして餡の乗せたもの、漉し餡と抹茶餡を何時も頼みますが
今回は栗餡とさつま芋餡の季節ものが気になって購入
っと、此処でコンデジのバッテリーがアウト><
ホコホコな甘味のサツマイモ
コクのある甘味の栗餡
葛の上に餡を乗せ、その上に蜜がかかっています
今回の季節もの、通年でやって欲しい
さつま芋餡を食べてからiPhoneで撮ればいい事に気付いて栗餡のだけを撮りました
やっぱ色が悪いなぁ
薄暗い、光の加減、悪条件下ではコンデジとの差が出ます
やっぱりiPhoneはiPhone、カメラじゃない
ウチへのお土産も購入
葛餅は奥さんと下の娘の好物
葛餅の画像をLINEで送ったら速攻で”食べる””欲しい”と返信が来ました
仕事中、学校じゃないんかい^^;
帰ったら早速開封
結構量があります
下の娘と二人で食べ始めましたが・・・・
いっ、いかん、止まらない
奥さんの一の好物の葛餅、ちゃんと残しておかないと
きーーーーーっヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙
ってなるから