蕎麦前を楽しむ 古河の蕎麦 境屋 [茨城の蕎麦]
昼に蕎麦を食べたら更に蕎麦がたべたくなってしまい
夕飯は蕎麦前を楽しみます^^
宿泊先の目の前にあった蕎麦屋さん、境屋に行ってみました
白暖簾がいいですね
カウンターに陣取ります
カウンター席があればカウンター席がいい
ここで小説片手に一人じっくり飲むのもいいものです
この日手にしていたのは池波正太郎、蕎麦前の達人
尤も手にしていたのは本ではなくiPhoneですが^^;(最近はiPhoneで小説読んでいます)
店内は結構広い
内装は蕎麦屋っぽくはありません
椅子からして蕎麦屋の雰囲気じゃない
蕎麦よりも飲む方がメインな感じです
流れるのはColtraneのBallads
Coltraneを聴きながら蕎麦前、それはそれで渋い
ただ・・・呼び鈴が無粋
これではファミレスか安居酒屋、情緒が無いーー;)
おしぼりはちゃんと布でした
紙おしぼりで無かったのは良かった
紙だと興醒めですからねぇ
品書きを確認します
頼むのはセイロ
初めての店ではセイロ
これは自分の拘り
十割もありますが挽きぐるみの田舎
気分は細打ちをスッキリ喉越し良く啜りたかったので二八にしました
セイロは600円、大盛りは200円増し
十割は800円
まずは熱燗を二合徳利でオーダー
酒のあてに選んだのはそばがきの揚げ出し480円
玉子焼きも食べたかったのですが時間がかかるので諦めです
蕎麦前で頼むのは一品、酒は熱燗で二合まで
三合飲んだら寝ちゃうので部屋に戻って仕事ができなくなりますから^^;
それに蕎麦飲みは長居しないのが作法なのです
熱燗の到着
箸袋のイラストに妙に親しみを覚えます^^
鬼平を読み返しながら熱燗を楽しみます
そういえば平蔵もよく蕎麦屋で飲んでいますね
のんびり本(?)を片手に一人静かに飲むのもいいもの
蕎麦前は一人飲みが似合います
そばがきの揚げ出しの到着
そばがきを蕎麦粉に絡め揚げてあります
乗るのは大根おろしと葱
葱が綺麗なのは流石蕎麦屋
ちょっと濃いめの甘辛汁でそばがきにしっかり絡みます
揚げたそばがきのぱりっとした表面とねっとりした食感
そばがきを揚げるのも美味しいですね
香ばしさもいい感じにお酒を誘います
大根おろしと葱を絡め味わいます
そして熱燗
食べ終える頃に丁度徳利も空に
我ながらいいペース配分^^
そしてこのタイミングでセイロをオーダー
気の利いた店だと最初にオーダーを聞いておき
こちらの飲む姿を見ながら
頃合いをみて”お蕎麦お持ちしますか”って訊いてくれます
でもこちらは”後で呼んでください”ってスタイル
その為の呼鈴なんでしょうけれど
それじゃぁあまりにも無粋だ
そして蕎麦の到着
蕎麦は細打ちと言うには太目で中細なイメージ
断面はスクエアなタイプでエッジはしっかり立っています
表面に星は無く艶やか
まず蕎麦のみで手繰ります
一気に啜ると唇を気持ちよく滑る蕎麦
いい喉越しで飲んだ後によくあいます
啜った瞬間から香りが立ち上がるタイプではありません
しっかり噛むと初めて香りが湧き出るタイプ
コシは強く、しっかりした噛み応え
しかし硬い訳ではありません
コシが強いと硬いは別物なのです
次に汁を味わいます
一口含んで舌の上に
重めの汁で甘さもやや強め
最初に甘さを感じます
しかし後口に残る程ではありません
最初に重さと甘さを感じ、その中に旨味が湧きあがります
酸味や塩気はその下
前には出て来ません
スッキリしたシャープさは無く柔らかでふんわりしたイメージ
田舎蕎麦にあいそうな汁です
十割の田舎蕎麦にしておくべきだったかな
蕎麦を汁に浸けて啜ります
重い汁ですが蕎麦も細くないのでバランスは悪くない
蕎麦の半量を汁に浸けた時が一番いいバランスでした
喉越しよく飛び込む蕎麦
まずは汁の旨みが口の中に広がります
噛み、蕎麦の食感を楽しむと汁の甘さが徐々に引き、変わって湧き上がる蕎麦の香り
香りは強くないですが、喉越しが気持ちよく、飲んだ後の蕎麦としていい感じ
薬味は葱と山葵
葱は透明感があって超細切り
綺麗です
山葵は瑞々しさは少な目で粗めな感じ
辛さも少ない
一気に手繰ってフニッシュ
喉越し気持ちよく食べました
蕎麦湯は呼ばずとも出てきました^^;
いい感じの白濁さ
甘めの汁は蕎麦湯で割って飲むと美味しいのです
飲んだ後の蕎麦湯もいいものですね
境屋 (サカイヤ)
0280-32-3526
茨城県古河市東1-11-29
火~土 11:00~15:30&17:30~22:00
日・祝 11:00~20:00
定休日 月曜日
12月13日、orengeさん主催の京都の裏路地撮影オフ会
京都の裏路地、撮りに行きたい、でも・・・
日曜日だけれど師走ですから根廻しが必要
大掃除とかどーすんのよ・・・・・・・きーーーーーっヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
とか言われそうだしーー;)う~ん
奥さんの機嫌をみつつ言い包め
根廻しも完了
泊まらないよねって釘刺され
いや、遅くなりそうだ宿から泊する可能性は高いよって誤魔化したけれど
泊まる気満々
オフ会の後は嵐山の花灯路を見に行きたいから
HOTELは既に予約済