夏バテ対策に酒粕ケーキを作る [スイーツを作ろう(making sweets)]
暑い・・・
その一言しか出てこない日が続きます
朝からぐんぐん気温は上昇
窓を開けると、じっとり湿度を限界まで含んだような粘っこい空気が流れ込み
その粘り気は体に纏わりつき自由を奪うかのよう
この粘っこい暑さ、まるで熱帯の気候
朝からこんなにも蒸し暑いと特別な用事でもない限り出かける気分になれません
ついついエアコンの効いた部屋で涼んで・・・
一旦エアコンをつけたら最後、もう粘っこい空気に体を晒す気になれません
その日は外に行かれなくなるのです
そしてずっとエアコンの冷気の中
快適だけれど体は怠くシャキッとしません
食欲も無く、早々と夏バテ
酒粕で冷し甘酒を作り体に喝をいれていますが、毎回冷やし甘酒では面白くありません
なので酒粕ケーキを作ってみる事にしました
さて、どんなケーキにしようか
と、材料に使えそうなものを物色していると何やら気になるものが
そういえばこれ、ずーっと冷蔵庫に入っているけれど何だろう
奥さんに尋ねると
”あっ、それはStollenを作ろうと思って”
Stollenだぁ?と、いう事は・・・11月からずっとそのままかい(呆
このまま今年のクリスマスに使うつもりなのか?
まったくもう、しまったらそのまま忘れる性格、困ったものです
ナッツ類は流石に湿気てしまい、風味も悪くなっていて使い物になりません
でもドライフルーツは何とか使えそう
刻んで使う事に
だって捨てたら勿体ないからね
今回の酒粕ケーキは高コレステロール、高脂血症の事も踏まえバターや油、乳製品を使わないで作ることにしました
用意したのは純米酒を一合、酒粕を140g、卵を三個、BPを小匙2、グラニュー糖を120g、薄力粉(バイオレット)を180g、ドライフルーツ(オレンジピール、レーズン、チェリー、無花果の混合)を90g
オーブンを180℃に予熱して作業開始・・・でも今日は一人^^;
酒粕140gに純米酒1合を注ぎ、酒粕をふやかします
よく潰し溶かし混ぜて・・・
適度な網で濾します
薄力粉180gにBP小匙2を混ぜ、三回程篩って
40℃の湯煎を用意したら
湯煎に置いたボールにグラニュー糖120gと卵三個を割りいれ、ホイッパーで混ぜてグラニュー糖を溶かして
ハンドミキサー(高速)で5分、(低速)で3分
そこにふやかし、濾した酒粕を加え
ハンドミキサー(低速)で1分、よく混ぜます
混ざったら粉類の投入
薄力粉+BPを篩いながら加え
へらで混ぜます(手首が捏ねの動きにならないように注意しながら混ぜて・・・100回ぐらいかな)
刻んだドライフルーツ90gを加えて
さっくり混ぜたら
型に流し入れます
表面を均して180℃に予熱が完了したオーブンに投入、180℃で30分焼いた後170℃に落として20分
焼き上がり
粗熱が取れるまで放置
冷めたらラップに包んで冷蔵庫へ、キンキンに冷やします
バターを使ったケーキじゃないから冷やしても大丈夫
まだ味が馴染んでいないでしょうが、とりあえず冷えたところで味見
断面は酒粕のしっとりさが感じられ、重さがあります
酒粕のいい香り、これは甘酒のような^^
とりあえず、アイス珈琲と共に
(暑いから珈琲はアイスで^^;)
何か忘れている気が・・・・--;)う~ん
あっ、粉糖
表面に粉糖の雪を舞わせる事を忘れていました
慌てて”溶けない粉糖”を茶漉しで篩い降らせて
風味の感じは解りましたが、味はまだ馴染んでいませんでした
一晩は寝かさないと本来の味が出ないようです
明日が楽しみだな^^
今回はドライフルーツを入れましたが
それを無しにして、生姜のしぼり汁を数滴加えて焼いても良さそう
その方が甘酒っぽい感じのケーキになったかも
追記
一晩経ってから食べると味が全く違います
作った日は酒粕の味が前に出過ぎていたようにも思えましたが
一晩冷蔵庫で寝かすとそれがいい感じにしっとりと落ち着きます
だから絶対最低一晩は寝かした方がいい(二晩寝かした方が味が良いです)
蒸し暑い夏の夜は怪談
怪談を得意とした明治の噺家三遊亭圓朝のコレクションを中心とした展覧会
冥途のみやげ展が 東京藝術大学大学美術館で開催中
背筋がゾクッとなるような幽霊画で涼んでこようかな
下の娘を誘ったら幽霊画なんて怖いものより
三菱一号館の河鍋暁斎の方に行きたいと
ーー;)う~ん
日曜日はどっちに行こうかな