スッキリした汁と甘さを感じる山葵を味わう 西八王子の蕎麦 坐忘 [東京の蕎麦]
(前記事の補記事です)
了法寺の萌え萌えを味わった後は蕎麦を味わいます
今回訪問したのは坐忘
ちょっと目立たない店構えなので気を抜いて走っていると見落とします
(そのあたりを三周してようやく発見しました^^;)
完全禁煙の店内はなかなかいい雰囲気
落ち着きます
香り高い蕎麦茶、美味しいです
おしぼりが布なのもポイントが高い
紙おしぼりが出てくると悲しくなります
あれほど貧乏臭いものは無い
紙おしぼりだったらそれだけで興醒めしてしまいます
品書きを確認します
品書きの表紙には”春”の文字
季節ごとに品書きが変わるのでしょうか
これは季節が変わったら確かめに来ないと^^
セイロはノーマルのタイプと粗挽きがあります
おかわりセイロの設定があるのも嬉しい
せいろ(ノーマル)は丸抜き、粗挽きは玄蕎麦
殻の入った蕎麦は自分はあまり好きではありません
それに粗挽きの蕎麦で気に入った蕎麦に出逢う確率も低いのです
なので今回は(ノーマルな)セイロ
二色盛りなどがあれば両方楽しむのですが、品書きに二色盛りはありません
どちらか片方ならば(ノーマル)セイロに決定
まぁ、粗挽きを食べたくなったらおかわりで頼めばいいだけですから
温かい蕎麦
”天たね”や”ぬき”もあります
蕎麦前をしたくなる品書き
でも今日はべすと一緒だし・・・・
せめて銘柄だけでも
神亀か田酒か黒帯だなぁ
吟醸じゃない純米酒が好きなのです^^
まずは先行して薬味と汁が到着
そして蕎麦
スクエアな断面の緑色がかった蕎麦
表面は艶やかできめ細かな肌
これは期待が持てそう
まずは蕎麦だけで手繰ります
唇に軽く蕎麦を咥え一気に啜ると豪快な音とともに気持ちよく滑り入る蕎麦
心地いい喉越し
香りは強く立つ感じはありませんが、啜った後はしっかり香ります
コシもしっかりして噛み応えもいい感じ
だらしなく潰れません
適度な反力を感じさせながら潰れてゆきます
その後に香りを残して
次に汁を味わいます
一口含み舌の上に
旨みが広がった後はスッキリした後味
甘さが残る事は無く、辛過ぎる事も無く
酸味や塩気も前に出て来ません
バランスが取れていてどれかが目立つ事がないのです
輪郭もはっきりしていながら角は無く、かといって円くも無い
自分好みのバランスに久々に出会いました
蕎麦を汁に浸けて啜ります
汁は濃くはありません
適度な濃さで、蕎麦の半分を浸けるくらいが一番蕎麦の甘味を引き出せたように思います
薬味は葱に山葵と大根おろし
葱は凄く薄くスライスされて、透明感に溢れます
大根おろしは普通の大根、辛くはありません
山葵が香り高く甘い
勿論山葵ですから辛いですが後味が甘く感じるのです
凄く美味しい
この山葵で純米酒を飲みたいと思うぐらい^^
蕎麦を一目見た時は量が少ないかなと思いましたが
実際は思ったよりも多かったです
おかわりは不要なぐらい
もうちょっとだけ食べたいといった感覚
でも、おかわりセイロでは多すぎ
これから別腹物を食べる予定もありますから、これくらいが丁度いい
蕎麦湯
白濁した、ややトロリタイプの蕎麦湯
余った汁を割って楽しみ
最後は〆の蕎麦湯
これがないといけません
飲み終えた後のふわっと立ち昇る蕎麦の薫りがいいのです
蕎麦茶のゼリーも出てきました
これも美味しかった
今度自分でも作ろう^^
坐忘 (ざぼう)
042-661-2945
東京都八王子市千人町3-14-11
11:30~15:00(売り切れしだい閉店)
17:00~21:00(入店は20時まで)
定休日 水曜日
ここもリピ確定かな^^
いきなり鳴り出したiPhone
表示画面は見知らぬ番号
何だろう
出てみると岐阜の実家に来てもらっているヘルパーさん
一人暮らしの婆さんが倒れて救急車で運ばれたそう
ドクターから家族の方と話がしたいと言われ
それで電話
そしてドクターから状況説明を受けて・・・
早急に来るようにと
なので、これから行ってきます
80歳過ぎた婆さんですから
何があっても不思議じゃない
下手したら暫く訪問できないかもしれません