国立新美術館ルーヴル美術館展 & 中目黒の桜 [日常のなかで(Diary)]
国立新美術館で見たい展覧会が二つ重なっていました
ルーヴル美術館展とマグリット展
本当は休みを取って平日に来たかったのですが・・・・
このところの忙しさは休みを取るのも困難
でも何とか一日だけ、4月3日は取れました
この日に展覧会のハシゴ・・・とも考えましたが
それはそれで疲れそう
疲れてしまっては作品と対話ができません
それに休みが取れたのなら桜も撮りに行きたい
貴重な平日休みをどう使うか、いろいろなパターンをシュミレーション
その結果、29日にルーヴル美術館展に行くことにしました
3日は千鳥ヶ淵桜散歩とマグリット展、そして上野の桜
上野の桜のあとはオフ会に参加です
オープン時間に合わせて到着、チケット売り場でルーブル展かマグリット展か最後まで迷いましたが予定通りルーヴル美術館展を購入
でも入り口に行って後悔
2Fのマグリット展には行列は無かったのですがルーヴル美術館展の方は既に行列
う~ん、オープンと同時に到着してこれなのか・・・・平日の方をルーヴル美術館展にすべきだったーー;)
では気になった作品達を紹介(画は主にネット上の複製画販売のサンプル品から借用しました)
(ヨハネス・フェルメール 天文学者)
今回のルーヴル美術館展は”日常を描く‐風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄”と、日常生活の中の美がテーマ
フェルメールの天文学者は今回の展覧会の目玉
地理の先生には以前お会いしましたが、そのかっちりとした光の入り具合が魅力的でした
一方天文学の先生は季節が違うのかな、陽射しが優しい
気怠く鈍い光に包まれた部屋の先生はまるで星占い
(レンブラント 聖家族または指物師の家族)
風俗画の楽しみは作品が持つもう一つの意味を探る事にあるそう
指物師の日常を描いたこの作品も膝の上の書物が聖書であることに気付けば授乳する聖母子像の図像になるとか
でも。。。残念ながら自分は旧約聖書には詳しく無くて(新だって知らないけれど)良く判りません
見立てを解説無しで自力で読み解けるような教養があればいいのだけれど
(ル・ナン兄弟 農民の食卓)
安定的な構図に深い明暗対比による人物の描写
落ち着いた場面表現や雰囲気は崇高で慎ましやかな独特の精神性を強く感じさせます
(フランソワ・ブーシェ オダリスク)
青が凄く印象的
想像力を刺激する一枚の白いシーツの効果が素晴らしい
(ニコラ・レニエ 女占い師)
占い師が婦人の手相を見ているすきに、老婆が財布をくすねようと紐を引っ張っている
さらに背後の男が鶏を盗んで…
誰と誰がグルで何をしようとしているのか
油断も隙もないです^^;
(ジョセフ・マリー・ヴィアン アモルを売る女)
アモル(キューピット)を売るんだ@@;)
でも買ってどうする・・・・
古代ローマの版画からイメージを得て作り上げた作品だそう
(ジャン・ベティスト・カミーユ・コロー 身づくろいをする若い娘)
実はこれが今回の展覧会で一番気に入った画
銀灰色を帯びた鈍色に輝く抑制的な色彩・色調を用いて
繊細な写実性の中に抒情詩的な情緒性を感じさせる風景画を描くカミーユ・コロー
人物画も情緒性がたっぷりで魅力的
観終えたら昼ごはん、何処かで美味しいものを・・・と、いきたいところですが
ウチに戻らないといけません
掃除や洗濯そしてご飯を作らないといけないのです
実は下の娘は朝早くから友達と一緒にネズミの国へ行きました
おそらく夜遅くまで帰って来ないでしょう
つまり給食当番が居ないのです
上の娘はバイトに行きました
尤も彼女は家事はまるっきし駄目
作れる料理はインスタントラーメンとレンジでチンの冷凍食品
これじゃぁどうにもなりません
事あるごとに
”そんなんじゃ一人暮らしできないぞ 結婚も無理じゃね?”って言うと
”お母さんも結婚できたから大丈夫だよ”
う~ん、反論できない 料理、家事メタメタだったもんなぁ・・・==;)
”でもな良く聞け、物好きな さるくんは世の中にそうは居ないぞ”
今日はこのまま帰ります
日比谷線に乗って中目黒へ
中目黒?あっ、桜
ホームに滑り込むちょっと手前に見える川沿いの桜並木
車窓からみたら我慢できなくなりました
中目黒で一旦改札を出て散歩しましょう
朝ご飯が遅めだったから少しぐらい帰るのが遅れても大丈夫
そんなに長い時間でなければね
ホームに降り改札へ向かうと凄い混雑
改札を抜けて川沿いの道に向かいます
空を見あげると朝の青空が嘘のように黒っぽい雲
これは天気予想通り雨が降りそうな空、泣き出す前に桜散歩を楽しみましょう
川沿いの道に来ると満開の桜
思わず息をのみます
土曜日に行った三ッ池公園の桜はまだ二分、三分で、翌週が丁度いいような感じでした
でも中目黒の桜は満開
都内の桜の方が早いのかな
桜、桜、桜
歩いても歩いても続く桜並木
満開の桜を眺めていると不思議な気分
妖しく、狂気さえ感じさせる満開の桜の美しさ
その妖艶さに頭が思考を止めてしまいます
ただ見つめて、何も考えず
桜に包まれながら一年また生き延びた事を実感するのです
18年前、集中治療室のベッドに横たわりながら見た桜
何よりも美しく感じた桜
毎年桜の季節を迎える度に生きていることを実感します
そういえば・・・・
自分がバイク事故で救急車に乗せられたのは桜の季節でした
今回の奥さんのバイク事故も桜の季節
桜の季節は何か事件があるのかも
そうそう、事件と言えば結婚したのも桜の季節
4月1日が入籍の日
この日なら記念日を絶対に忘れないだろうと
それに離婚しても結婚は冗談だったんだって言い訳できるし
そんな事を言いながらも別れていないから不思議だね
家庭内離婚状態なのに --;)
一緒の部屋に居ないのがいいのかも
奥さんがリビングでTVを見ながら爆睡
自分は寝室でPCのKEYBDをタイプ
そんな毎日でした
今は療養の身の奥さん、流石にリビングでは寝ません
TVも見ないでベッドの上(スマホゲームはやっていますが^^;)
自分も寝室でPCを・・・・でもやっぱり落ち行かない
今は自分がリビングに移動してPCのKEYBDをタイプ
一緒の部屋に居ると落ち着けないのです
人の気配は気になって仕方ない
一人っ子育ちなので人の気配があると落ち着けません
3日に桜撮り散歩をしようと考えていますが、今窓から聞こえるのは濡れた路面を走る車の音
雨が結構降っているようです
桜、大丈夫かな・・・
(おっと日曜日の話に戻して・・・)
空はさらに暗くなって今にも泣き出しそう
いかん、洗濯物!
天気予想は傘マークでしたが夕刻から
しかも朝は綺麗な青空でしたから外に干したのです
娘達は外出中、洗濯物を取り込んでくれません
早く帰れねば・・・戻ろう
行く先を眺めればどこまでも続く桜並木
後ろを振り返るとずっと奥まで続く桜並木
何処が始まりだったのか、どこで終わるのか、始まりも終わりも見えず
ただ連続する桜色の時間の中に身を置いているだけ
Uターン・・・でも
永遠に続くかとも思う桜並木に背中がざらつき、足が止まります
Uターンすると桜の迷宮に取り込まれる気がして一本外の道から駅に向かいました
いつの間にか時間が過ぎていました
櫻に時間の感覚まで奪われてしまったようです
お昼ごはんが遅くなってしまいました
とりあえず鯛焼きで繋ぎましょう
櫻家で小倉あんとカスタードの鯛焼きを購入
こんな時間だから鯛焼きが昼ごはんでもいいかも・・・甘い昼ごはんでも自分は全く構わないけれどな
形はごく標準的な鯛焼きです
シンメトリーも良好^^
カスタードと
小倉あん
優しい甘さで美味しいです
日曜日は買ったばかりのCANON IXYを持って出かけました
でも・・・結構使い辛い
設定も少ないし
やっぱりNIKONにしておけばよかったかな
CANONの一番の気に入らない部分は
勝手に撮影機能がないこと
使っていたNIKONは何故かその機能が備わっていて←壊れていたとも言う
PCに画像を転送するのが楽しみだったのに
今日は何が写っているのかな
はらはらどきどきわくわく
そんな感動を与えてくれるカメラなんてそうはないから(笑