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そうだ鎌倉 行こう 北鎌倉の蝋梅と建長汁 [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

宇都宮に出張だった三連休
なんとか日曜日に宇都宮を離れることができました
折角の三連休、全部が潰れたら悲し過ぎます
何とかキープした一日、どう使おうかな

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とは言うものの・・・
実は電話が来る可能性は残っているのです
なので遠い場所には行かれません(涙

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無論電波の届かないところも駄目ですし
バイクに乗るのも駄目
何故なら呼び出し音が聞こえないから
聞こえたとしても・・・バイクに乗っていたらねぇ仕事忘れるし(笑

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この条件で楽しむ場合は山手に行くか鎌倉に行くのが自分のパターン
今は丁度蝋梅の季節
艶々な黄色い花弁の蝋梅が今頃は甘い香りを漂わせて・・・
そう思ったら鎌倉に行かないと収まりません

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この冬は寒さに滅法弱くなってしまい、出掛けたのは何時もより一時間半も遅い時間
当然ながら横須賀線も混んでいました
北鎌倉のホープに降りるとキラキラした冬の陽射し
その透明な気が凄く気持ちいい

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円覚寺の前に立ち、どちらに行こうか考えます
北鎌倉に来たら最初に行くのは明月院か東慶寺
どちらを先にするかを決めるのは何時も円覚寺の下
円覚寺を先にしないのかって?
円覚寺は広いので後回し
先に狭いお寺から行くのが自分流

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この日は明月院から
蝋梅目当てですから蝋梅の多い方優先
線路沿いの道をのんびり歩きます
同じ道を歩くのは自分の影だけ
静かな時間の中を明月院へ

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青空の眩しさに包まれた参道の脇には蝋梅
参道に漂う甘い香り
未だ冬真っ盛りですが仄かな春の予感

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丸窓は”悟りの窓”この窓越しに眺める奥の庭の四季折々の景色は来るたびの楽しみ
日によっては丸窓の向こう側にある縁側に行かれるのですが、この日はCLOSE
ちょっと残念
この縁側に座って奥の庭を眺めているのが自分の好きな時間
凄く落ち着けるのです
鎌倉で一番好きな場所

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蝋梅を楽しみながゆったり流れる時間を楽しみます
明月院は参拝客が少ないのが良い紫陽花の季節以外では人は多くありません
まして冬となれば尚更
静かさに包まれます

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葉の茂る季節であれば風とともに木の葉の囁きが聞こえますが
冬枯れの枝では囁きも無い
ただ冬の陽射しがあるのみ

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ベンチに座って大きく伸びて深呼吸
体に溜まった澱んだものを吐き出して澄んだ陽射しを吸い込みます
体の中の曇ったものがだんだんクリアになっていくような気分 

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花地蔵さん
季節折々の花を持つお地蔵さん
今日はどんな花かと来るたびに楽しみ

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丸窓に戻り奥の縁側に行かれないかと見ましたが
やはりCLOSE
どうやらこの日は行かれないようです
諦めて茶屋へ

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茶屋の迎え花
迎え花を見るのも楽しみの一つ

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茶屋、月笑軒
自分の好きな場所のひとつなのです
何故かと言うと・・・

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楽しい椅子が待っているから
座ることを拒否する椅子
岡本太郎の椅子です

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お寺で岡本太郎の椅子
ある意味凄い
何故選んだのでしょう
でも凄い存在感
このパワー、さすがです

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月笑軒の品書き、頼むのは何時も抹茶と和菓子 

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席は室内と外がありますが自分は何時も外、たとえ冬の日でも

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日溜りで日向ぼっこをしながら飲むお茶
凄く美味しい
菓子も好きな菓子
求肥に落雁と餡子が層になっているもの
島根のお菓子だそう

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日溜りでぽかぽか、まったり
ここだけ春^^
萬物生光輝

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明月院を離れたら東慶寺へ
陽も高くなり見事に晴れ渡った空は凄く眩しい

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小さなお寺ですが意外と人が多いのです
この季節は花が少ないのですが

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自分の目的は梅の木
ここの梅の木の枝振りは楽しい
見ていて飽きません^^

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この日は成人の日
鎌倉には晴れ着姿の方もいっぱい
綺麗な振袖がいっぱいで歩いていても楽しい

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そういえば上の娘は何年後に成人式なんだ?
一寸数えてみるとそんなに先の話じゃない(汗
うわわわわ、もうそんなになるんだぁ

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いつの間にか年月って過ぎてゆくものなのですね
子供が育つのってあっという間
あらためて考えてみれば一緒に過ごせる時間って結構少ない
一緒にいられる時間って凄く貴重なんだな

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あっ、今年は彼女は前厄だ
彼女の歳を思い起こして気付きました
厄除けに行かねば

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前厄、本厄、後厄の三年間は厄除けに行って
待てよ、それを過ぎたら・・・・
今度は下の娘の前厄だーー;)

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つまり6年間連続で厄除けに行かねばならないようです
うむむむ・・・それが終わったら、まさか自分の厄とか(汗
男の最後の厄って何歳だっけ _ _+)

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確認したら続く事は無かったようです
ちぇっ、9年連続だったらネタになったのに・・・・

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東慶寺を楽しんだ後は建長寺に向かいがてら昼ごはん

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この日の昼ごはんは鎌倉五山のけんちん汁(建長汁)

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けんちん汁は建長寺が発祥との説があります
”けんちん汁”は建長寺の修行僧が作っていたもので”建長汁”がなまって”けんちん汁”になったそう
(発祥の地については諸説あります^^;)
一度その発祥である建長汁を食べてみたいと思っていました
鎌倉五山でその発祥の建長汁がいただけると聞き、行ってみたかったのです

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調べると建長汁だけでなく建長蕎麦もあるそう
どうせなら好きな蕎麦で食べたい
けんちん蕎麦も大好きなのです
蕎麦好きですがセイロばかりに拘っている訳ではありません
”かけ”も好きで、かけ系ならばシンプルに”かけ”か”けんちん蕎麦”が好みなのです
営業時間やメニューチェックがてら食べログなどで下調べをしてみたら・・・
口コミでは期待外れとかリピしないとか、とんでもない言われよう^^;
ここまで言われていると逆にどんなものか興味が湧きます
汁に味がない、旨みが無いというのと蕎麦にコシや香りが無いという意見がメインでしたが・・・さてさて、どんなものでしょうねぇ

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時間は昼前でしたからまだ席は余裕
色紙が貼ってあるのは”けんちん汁発祥の味”としての取材が多いのでしょうね

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席に着くと出されるのは水
冬なんだから熱いほうじ茶が欲しい・・・
おしぼりはありませんでした

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オーダーは建長そば、850円です

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そして建長そばの到着
濃いめの汁の色に青菜の緑が眩しい^^
ほかほか舞い上がる湯気に混ざって柚子の香り
そして仄かに胡麻の香ばしい香りも鼻を擽ります
その香りに思わず腹がぐぅ~^^;

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まずは汁を一口
胡麻油の香りを含んだ汁が香ばしい
具材は胡麻油で炒めてから煮るようでコクがあります
特に青菜に染みた胡麻油の香りがいいですね
ダシは薄目ですがちゃんと感じます
食べログの口コミの中にはダシが全く感じられないと書いている方もみえましたのでもっと薄いのかと思っていました
確かに薄いですがちゃんと鰹節の味を感じます
そしてダシが薄い分野菜の甘味がよく解るのも確か
野菜の旨みがダシの旨みに隠れないので野菜に存在感があるのです
これはこれで悪くない
確かに”かけ蕎麦”で食べるには役不足ですが、”けんちん汁”として食べるのならばこれも有かも

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野菜が主役に躍り出た優しい味わい
ほっとする味なのです

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蕎麦は・・・コシ?ありません(笑
エッジなんて皆無で噛み応えや喉越しなんてそんな・・・・見た通りの蕎麦^^;
まして香りや蕎麦の甘味なんてねぇ・・・期待してはいけません
何故なら此処は蕎麦屋じゃない
建長汁屋さんなのです
蕎麦屋でこの蕎麦を出されたら厳しい評価をしますが、ここは蕎麦屋じゃない
暖簾にも”お食事処”とあり、”そば処”ではないのですから

七味をおおめにふりかけて一気に啜ります
柚子の香りと胡麻の香りを感じながら蕎麦を啜り、野菜はそれぞれの持ち味を味わいながら建長汁を楽しみます
食べログの口コミのほとんどはリピしないと言い切っていましたが、自分はリピありだな
蕎麦じゃなくて建長汁を食べに来るのだから(今度は炊き込みご飯と建長汁とのセット、紫陽花セットで)

でも一点だけ言いたいことが
それはダシ、ダシが弱い・・・ではなく鰹節系は無しにしてほしい
建長汁(お寺の汁)はそもそも精進料理、肉や魚は使わないはず
ならばそこは徹底してダシも昆布やキノコ類だけで頑張って欲しい


鎌倉五山 本店
0467-25-1476
神奈川県鎌倉市山ノ内1435
10:00~16:00

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今日、上の娘の前厄の厄払いに行ってきました

境内の陽射しが凄く気持ちよかったです

やっぱり神社っていいな

(詳細は別記事で)

あっ

PC復活しました

よかったぁ^^

冷蔵庫で乾燥させて

結露対策で室温で半日放置

ちゃんと起動しました

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