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くりくり祭りで栗パウンドを作る [スイーツを作ろう(making sweets)]

秋は栗

静かな秋の午後は

ほっこり甘い栗がたっぷり入ったケーキに

薫り高い紅茶を添えて

お気に入りの本を読みながら過ごしたい

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モンブランが無性に食べたくなる秋

栗のケーキの代表格

でも気になるケーキが他にもあるのです

それは生地を栗粉100%で作ったケーキ

ペタッキさんのブログで知ったケーキなのですが

お値段が @@;) もの

ならば自分で作ってみようと思うのが自然な流れ

でもレシピも素材も不明

こんな時は実験がてら適当に作ってみます(笑)

さて、どんなものが出来上がるのか

作る本人にも解らない

それが楽しい^^

栗粉100%はハードルが高そうなので

50%に落として挑戦してみます

くりくり祭りパウンドケーキ、どんなのが出来上がるのか^^

 

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栗は美味しいけれど皮を剥くのが面倒
毎回剥いている途中で嫌になってしまって二度と栗なんか買わないぞって思います
でも暫くするとそんな思いも忘れて栗を買って
剥き始めるものの剥いている途中で・・・・・←学習能力欠如

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でも今回から強力兵器が導入されました
栗くり坊主2をネットでポチッとな
これで今までのような苦労から解放されると期待して
くりくり祭り作業開始~
まずは栗の甘露煮から
買ってきた二ネットの栗のうち1KGの栗の皮を剥きます

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水に1時間浸けて灰汁抜き

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水を替え、10分間茹でて灰汁抜きその2

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茹だった栗を鍋からザルにあけると栗が壊れますから穴あきオタマで鍋からすくい上げて
湯を切ったら栗の重さを測定
この重さから砂糖の量を決めます
1kgの栗の皮を剥いて灰汁抜きした後は710gでした
栗の重さの1/2の量の砂糖を用意します

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鍋に栗を入れ、砂糖を355g投入

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水をヒタヒタになる位まで注いで
色よく仕上げるにはクチナシを入れるのでしょうが生憎持ち合わせていません
それにケーキの中に埋めてしまうので見た目の色は問題ないでしょう
多少色が薄いのと残留していた灰汁で濁った色になるぐらい

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火加減をふきこぼれないギリギリに調整して煮詰めます

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30分煮詰めました
このまま一晩おいて甘さを染みこませます

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翌朝、タッパーに移し替えて冷蔵庫に入れて保存
(この時、710gあったはずの栗ですが何故だか500gに減ってしまうとは全く予想していませんでしたーー; )

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次は栗生地に使う栗の裏ごしを作ります

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残っていた栗を適切な大きさの鍋に入れ水をヒタヒタより若干下位置になる位に注ぎ火に置きます

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ん?すこし焦げの香りが?って感じになった時が丁度水が無くなった時
ここで火を落とします

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アツアツの栗を半分にカット
メチャ熱いです~><

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スプーンで中身を穿り出して

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裏ごし
熱いうちにやらないといけませんから頑張ります
冷めると裏ごしに力が余計に必要になりますから

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まだ粗いようですのでもう一度裏ごし
生地に使いますから薄力粉並みの細かさが欲しい所です
まぁそこまでは無理としてもせめてアーモンドプードル位までは・・・・

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目が大きすぎました、でもこれより細かいのは細かすぎて栗の裏ごしができません
諦めてこの網で三度程裏ごしておきます
もう少し細かい目の網を合羽橋へ買いに行かなきゃ・・・

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さて、パウンドの材料を用意します
ここで悩むのがバターとグラニュー糖の量
パウンドケーキはQuatre-Quarts
Quatre-Quartsとは“1/4 が 4 つ”という意味のフランス語ですから
薄力粉、卵、砂糖、バターが同じ重さだけ入ります
(パウンドケーキの意味もそれぞれの材料を1パウンドづつ入れるという意味ですから四つの材料を同じ量入れるのが基本)
薄力粉を150g使うパウンドケーキの型を使って焼くのですが、今回は薄力粉の半分を栗粉に置き換えます
つまり薄力粉は75g、この量にあわせるべきなのか、それとも粉の量(薄力粉+栗粉)に合わせるべきなのか
はたまたその中間が良いのか・・・・
バターと砂糖が多すぎると重過ぎてクドイものになってしまいます
しかし少なすぎは物足りない味わい、そして少ない場合のリスクは保存性が悪くなる事
バターと砂糖が多い方が保存性は高くなります

物足りない味わいより重い方が好みですし
パウンドケーキは常温保存が基本ですから保存性を優先しないといけません
なのでバター&砂糖MAXで行きましょう←やっぱりこうなるんだ^^;

用意したものはグラニュー糖150g、薄力粉(バイオレット)75g、栗粉75g(裏ごしした栗より75g分使用)、無塩バター150g、BPを3g、卵黄3個分と卵白三個分
そして冷蔵庫に保存してあった栗の甘露煮
何故か量が減っているし・・・・と不思議に思いながら栗の甘露煮をつまみ食い(笑)

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オーブンを170℃に予熱して作業開始
今日はアシスタント無し、何故ならばアシスタントは栗が嫌いなのです
何故か栗だけが食べられない
でもサツマイモは大好物、食感は近いように思うけれどなぁ・・・

薄力粉75gにBP3gを合わせて三回ほど篩います

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室温に置いて十分柔らかくなった無塩バター150gをホイッパーでスリスリ

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グラニュー糖のうち半量位をバターに投入してさらにスリスリ
グラニュー糖が溶けたら白くもったりするまで泡立てます

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室温が高かったのかバターがダレ気味、ボールを氷水で冷やして若干バターを締めて泡立て続行

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こんな感じかな

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卵黄を一個投入して混ぜます

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混ざったら更に一個投入して混ぜて

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三個目も終了、分離しないように注意深く

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そして栗粉(粉と言うには粗いけれど・・・・^^;)75gを加えて混ぜます

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メレンゲを作ります
卵白三個分をハンドミキサーで泡立てて、適度に泡立ったら残っていた半量のグラニュー糖を加え更に泡立て
しっかりした角のが作れるメレンゲにします

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そのメレンゲの三分の一を生地のボールに加えて混ぜます

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混ざったら残りの半分のメレンゲを投入して混ぜて・・・・

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全部加えて混ぜたら

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篩ってあった粉類(薄力粉75g+BP3g)を篩い入れて

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捏ねないよう注意しながら混ぜます

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艶が出るまでしっかりと、80回ぐらいかな

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そして栗の甘露煮の登場、汁を切って・・・・なんだか更に量が少なくなった気が^^;

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それでも500gは残っていましたから投入します

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混ぜて・・・・

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型に入れたら

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表面にも並べます

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170℃で50分、160℃に落として25分焼きました
あああ、表面の栗が沈んでしまった・・・><

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熱いうちにラム種を打ち込みます

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好きなだけラム酒を用意して刷毛でペタペタ、全方位から打ちこんで

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包みます
でも中の栗がどっしり重いのでケーキが壊れそうな感じ
なので型に戻して包みます

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この状態で粗熱を取ります

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翌日、型から外しで包み直し

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包み直しついでに真ん中をカット
栗粉がどんな状態に仕上がるのか生地の状態を見てみます
そして一切れ味見
う~ん、バターがまだ馴染んでいないようでバターの味が浮いています
なので後味が重過ぎ
やはりパウンドケーキは一週間寝かさないとね

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そして一週間後
味を確認します
生地は思ったよりも粗くなく仕上がりました
無論薄力粉だけの時のような口当たりの良さは期待できません
若干ざらっとした舌触り、やはりもっと細かい目の網で裏ごししないと・・・・

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一週間寝かした事でバターが凄く馴染んでいます
翌日の味見で重く感じた後味のバターだけが浮いたようなちぐはぐな感じ、それがまったくありません
バターの風味がコクを出してドッシリ濃厚な甘味、重すぎと感じたバターも丁度いいように思えます
やはりバターケーキは寝かすべきなのですね

栗はホコホコ美味しいですが、甘さの具合がこの生地に対して物足りない
もっと甘く煮詰めた方が良いようです
栗と砂糖は1:1に修正かな
それか生地の甘さを落とすか何れかですが、自分の嗜好からすると栗の甘さのUPでしょうね(笑)


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栗粉100%ケーキに挑戦する前に

レシピをもう少し煮詰める必要があります

もっと栗栗感を出したい

今回の結果をもとに考えましょう

栗粉100%への挑戦は来年かな

くりくり祭りの次のターゲットは定番のモンブラン~♪

モンブランはマロンペーストで済ませようかと画策中

栗って手間暇かかりすぎ^^;

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