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帰省の楽しみは蒸さない鰻 中恵土 鰻 つじ屋 [鰻(鳗鱼 eel)]

(岐阜は可児に帰省した時の記事の補記事です)

何を食べようか・・・・昨晩は肉だったから魚が良いな
寿司?でも初日に食べたし
悩んでいると鰻じゃないの?と上の娘
ああ、鰻かぁ
最近の高値ですっかり候補から除外していました(笑)

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岐阜の鰻は蒸さない鰻
なので皮がパリッとしていて肉はジューシー、濃厚な味わい
脂が強いので脂の重さに負けないように濃いタレを使います
関東の鰻はふわふわ柔らかに蒸しあげるので脂もサッパリ
なのでスッキリしたタレでも負けません
自分はどちらが好みなのか

自分が好きなのは蒸さない鰻
でも蒸さない鰻で自分好みの鰻を出してくれる店は少ないです
それはタレ
脂に負けないよう濃くするのは良いのですが、やたら甘い店が多いのです
甘くクドく、三口で味覚が飽和してしまうようなタレ
そして更に悪い事に、甘さが強いタレは焦げやすい
なので焦げ焦げの鰻を出してくる店もあります
焦げ焦げの鰻って美味しいのか?
正直言って苦いだけ
旨さも苦みにかき消されてしまいます。そんな鰻は食べたくない

関東の蒸す鰻で焦げ焦げなのは見たことがありません
なので安心して鰻屋さんに入れるのは関東かな

そういえば背開き、腹開き
その訳は武士文化だからだとか商人文化ゆえ云々とか某国営放送のクイズ番組で言っていましたが
本当のところどうなんでしょうね
武士文化ゆえ背開きならば何故関東の干物は腹開きなのか、説明がつきません
これはやはり調理法の違いと言うのが一番納得しやすい
関東の蒸す鰻、鰻を開いて蒸すのに腹で開いたら売り物にならないと思います
腹の肉は脂が多く柔らかい
この部位で開き蒸したらさらに柔らかくなって断面がボロボロになってしまい見た目が悪い
それを避けるために背で開いたと考える方がスマート
関西の腹開きの訳は・・・蒸さないし腹で開く方が楽だから^^
そんな単純なところじゃないかなって思っています(実際どうなんだろう)

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今回来たのは中恵土鰻つじ屋、似た名前の鰻屋さんが関と可児にありますが、それとは違う店

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それ程大きな店ではありません
(この辺りの鰻屋さんって大きい店が多いのです)

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まとめてドンと置かれるお茶とおしぼり
これがこのあたりのスタイル^^

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品書きを確認します
鰻重が2500円とリーズナブル^^
此れ位の価格なら気軽に来られます
鰻重が4000円とか言われてしまうと年に一回位しか承認がおりません・・・・いや、4000円を越したら承認は無理かも^^;

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まぶし丼にも惹かれますが

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自分は鰻丼の上(2500円)、やはり鰻重よりも鰻丼
鰻重は上品な感じですが鰻丼は違います
ガッツリ、濃いタレで大盛りご飯をかきこむ、そんなイメージ^^
下の娘は鰻丼の並(2000円)、婆さんと上の娘は鰻重(2500円)
そして・・・・

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奥さんはミニ丼、ダイエットにようやく目覚めた奥さん
減少する体重が嬉しくて、ここでもミニ丼(1500円)で頑張ります
(元の重さが重さなので直ぐに減るというのも事実^^;)
でもミニ丼にしたものの・・・・品書きに目移り
追加でう巻き(1500円)と肝焼き(700円)もオーダー
其れって・・・随分贅沢なオーダーだなぁ

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下の娘の鰻丼(並)

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婆さんと上の娘がオーダーした鰻重

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自分のオーダーした鰻丼(上)

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直焼きなのに焦げが少ない
期待できそう
蒸さない鰻特有の表面の艶が食欲をそそります

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漬物、奈良漬が無いのが悲しい・・・--;)、やはり鰻には奈良漬が無いとね

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肝吸い

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小鉢は玉子豆腐でした

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奥さんのミニ丼
いやぁ~、本当にミニなんだ^^;
高齢者に丁度いい感じの量ですね
品書きにも高齢者向きって書いてあったし
って・・・ウチの婆さん普通に鰻重食べているけれど^^;

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肝焼き、串に刺さっていないんだ

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う巻き、これ自分も好きなんだよね、卵好きだから
で、奥さんの隙を見てGET^^
ふんわり卵が美味しいです

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さぁ食べましょう
皮がパリッとした鰻を口に中に
どっしりとした旨みが口いっぱいに広がります
タレはスッキリ甘さは少な目
過度に濃くないタレはさっぱり後味
なので鰻の味が甘さに隠れません

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ご飯を少し掘ると・・・中から鰻が現れます
鰻丼の上は二重構造なのです

鰻に焦げは最小限
なので苦くない
苦くないから味が良く判ります
直焼きなのに焦げが少ないのは素晴らしい
焼きが丁寧なのでしょうね

 

つじ屋中恵土
0574-62-0988
岐阜県可児市中恵土2322-1
11:00~14:00(LO.13:30)
17:00~20:00(LO.19:30)
定休日 木曜日

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今週の月曜日・・・・

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”家庭菜園 さわたり”のsarusanさんから荷物が届きました。クール便です

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中身は・・・ぽぽー
実はsarusanさんの記事に”ぽぽー”が紹介されていました
でもそれは自分は初めて見るもの
一体どんな味なんだろう、食べてみたい
そんな想いをsarusanさんが叶えてくれました

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記事には癖のある味と書いてありましたがどんな感じでしょう
折角クール便で冷え冷えな状態で来たぽぽーです
直ぐに皮を剥いて味見

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果肉をカットする手応えは、まるでマンゴーのよう
味わうとその食感はマンゴーに近い
ねっとりとした食感、甘さは重く、でもマンゴー程の強さはありません
そして適度な酸味、まるでパイナップルのような酸味を感じます
いやこれは美味しい
特に種の周りの甘さは特筆もの
何故普通に流通していないのだろう
そんな疑問を感じるぐらいに美味しい果物

食べ終えて仄かに感じる苦み
若干灰汁がある感じです

これでスイーツを作るのなら
ぽぽームース、ぽぽープリンなどの冷たいもの
アイスもよさそう
香りはそれ程強くないので使いやすそうです
果肉を潰して生地に混ぜ、ココナッツミルクを加えてトロピカルなマフィンやパンケーキも良いかな
そんな事を言うと・・・

奥さんが、そんなのは勿体ない
折角のこの味なのだから、このまま食べるのが一番おいしい
そう言いながら食べて・・・気が付けば残りが三個
スイーツを作るだけの量は残りませんでした

ただ、種が大きいですね
なのでカットが大変
綺麗にカットができません

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ぽぽー、こんなにも美味しいのに何故流通していないのだろう
ちょっと調べてみました

ポポーは北米原産のバンレイシ科の果実で、五大湖周辺のネイティブアメリカンに古くから親しまれ食べられてきた果物
日本には明治時代にすでに入ってきていたようです
ポポーの樹皮や種子、新葉にはアセトゲニンといわれる強い殺虫成分が大量に含まれているそうで
害虫に対しとても強く、無農薬で栽培できる果物とされています。
実は一見アケビを思わせるような長楕円形の形で、大きさは不揃い
収穫後の熟変が早く、すぐに表面が黒ずんでしまう事と、熟すのも早いため、
流通が難しく、大規模な商業栽培が困難といわれています

成る程、形が不ぞろいで熟変が早いとなると流通に乗せるのは困難ですね
スーパーで売っていない訳です

この黒く大きな種
このまま捨てるのは勿体なくて
ベランダの鉢に埋めてみました
育つかなぁ^^

sarusanさん、有難うございました

 

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