蕎麦で一杯楽しむ 富山の蕎麦 よつの葉 [富山の蕎麦]
北鎌倉の記事をアップする予定でしたが気分よく飲んでしまって書けません
なので短時間で書きあげられる蕎麦記事をアップです^^;
富山への出張は先日で一旦ENDになるはずでした
しかし急に富山に行く用事ができ再び羽田に
当然予約したのは787(笑)
今日の空はモヤモヤ見通しが悪い
折角取った窓際ですが富士山は見られないかな・・・・
と諦めていましたが、遠くに見えるのは・・・
富士山だ!、ラッキー^^
どんなコンディションであれ見えると嬉しい
今回の出張もハッピーだな、きっと^^
アルプスかな、雪が少ない気が・・・
今年の気候はどうなってしまったのか
雪が降るべき場所で雪が少ない気がします
富山も当然雪は無し
いくら三月の中とはいえ、例年はもっと白いはず
レンタカーを借りたら路面電車を追走^^
やはり路面電車のある景色はいい^^
HOTELにチェックインの後、路面電車に乗って向かった先は・・・
県庁のステーションから歩いてすぐの場所にあるお蕎麦屋さんに行ってみました
夜の部の開店時間なのに暖簾は店の中、まだ準備が間に合っていないのかな・・・
と思っていると暖簾も揚って店の中に入ります
暖簾は白暖簾
これは期待できます
自分の食べ歩きの中では白暖簾を揚げる店に外れは少ない^^
店内は鰻の寝床
テーブル席は鰻テーブルが一つ^^
内装はシンプルでスッキリ
こういうの好きです
あとはカウンター席もありました。奥に座敷が一室あったかもしれません。(未確認ですが間取り的に)
今回はカウンターに陣取ります
蕎麦で飲むのは憧れの飲み方
粋に飲みたいものです
今回、夕食としてきましたから日本酒も頼みます
立山を燗で
蕎麦は二八
せいろが1000円なのはちょっと高めの価格設定
二八で1000円だと評価基準もあがりますよ~^^
大盛りが200円増しなのはお値打ち
本体が1000円クラスなら大盛りは400円増し位するのが普通ですから
お昼のセットもの
まずは燗酒から
蛍烏賊の沖浸けと水雲酢が付きます
まず燗酒で体を温めます。纏わりつくような後味はなくスッキリ喉に収まる飲みやすい味、これは蕎麦を味わいながら飲むのに丁度良さそう。
カウンターは作っているのが見られるのが楽しい
手の動きを眺めながら飲みます
この店のご主人は京都で修業をされたそう。
なので京都の蕎麦の味が基本
でも薄味ではありません
富山のお客さんに合わせて塩分は多めにしているとか(最初は薄味でOPENしたものの試行しながら濃くしていったそうです)
蛍烏賊の沖浸け。その旨み、燗酒によく合います^^
蛍烏賊の濃い旨みに味蕾が飽和したら
水雲酢で口をさっぱり
ここで汁が供されましたので汁の味見
少量口に含みます
まず感じるのが甘味とダシの香り、後味に残る嫌な甘さはありません
塩気は甘さに沈み、汁にはっきりした輪郭は無く
柔らかな形、優しい汁です
薬味も供されます
茎山葵も特別に添えて頂きました
山葵の茎を刻み、醤油に浸けたもの
汁に入れてよし、酒のあてによしだそう
折角ですから茎山葵で飲みましょう
辛いですよと言われていましたが、一口食べたその瞬間に鼻から頭に抜ける辛味と清涼感
これは癖になります^^
もう一皿頂きました
鰊の山椒煮と自家製柚子胡椒、そして本山葵
柚子胡椒は色が柚子色
この色の柚須胡椒は初めて
少量舐めてみると、口に入れた途端に柚子の香りが口いっぱいに
辛さはあまりありません
なので香りを心ゆくまで楽しめます
こんな柚子胡椒もあるのですね
自分の知っている柚子胡椒は辛くて塩が強くて色が緑のもの
それとはまったく違いました
酒のあてに蕎麦湯も
この蕎麦湯は茹で湯そのまま
蕎麦湯についてご主人といろいろ話した中で成る程と思ったのは
茹で湯そのままの蕎麦湯は火が通ったものということ。
店によってはドロドロの蕎麦湯が供されますが、それは蕎麦粉に茹で湯を注いで作り上げます
でもそれは蕎麦粉に火が十分通っていない訳です
簡易的なそばがきは蕎麦粉に湯を注いで作りますから火を通していなくても問題ありません
ですがこの店のご主人の師匠の拘りとして火が完全に通った茹で湯そのままの蕎麦湯を供するのだそう
こういう拘り、好きです
夜の蕎麦屋さんで客は自分一人
カウンターに座るといろいろ聞けて楽しいですね
気持ちよく飲み終えたタイミングで蕎麦の登場
蕎麦はセイロやザルではなく器で供されます
直径は小さ目ですが深いタイプ
蕎麦は透明感があって表面は艶々、綺麗な蕎麦
蕎麦粉は富山産100%だそう
富山の蕎麦は香りは少ないですが粘り気が多いのだと
まずは蕎麦のみで啜ります
たしかに啜った瞬間から蕎麦の香りが立ってくる感じはありません
噛み切るといい感じの反力を顎に感じながら切れて行きます
粘りが良い反力になるのでしょうね
コシもしっかりあって噛み切るたびに顎が喜びます
ですが噛んでも香りはあまり感じません
汁に浸けて蕎麦を啜ります
柔らかで香り高い汁の味が口いっぱいになり、その香りが引くと蕎麦の甘みと香りが湧きあがります
この汁、いい仕事をしていますね
蕎麦単体で食べるより汁と一緒の方が蕎麦の香りや甘みを感じます
京都の修行ですが汁は薄くはなく、蕎麦の半分を浸けて丁度いい感じ
当初は薄口だったそうですが、富山のお客さんに薄いと言われ少しずつ濃くしてゆき、この濃さに落ち着いたそう
それでも東京の濃さに比べたら薄いですよねって話で盛り上がりました(笑)
蕎麦を一気に半分ほど食し、その後は日本酒を飲みながら蕎麦を手繰ります
蕎麦と日本酒ってあいますね^^
蕎麦食べ歩きブログの事も話題になり、悪口は書かないでねーって言われていますが一つだけ
これを書かないと他店に対してフェアじゃないので
気になったの唯一の点は蕎麦の幅
幅のバラつきが多いのが気になりました。
山葵とかダシとか、素材に拘りのある蕎麦なのでしょうが、やはり1000円は高すぎる気がします。800円位が適正なのでは。それ位だと気楽に来られるのですが・・・・ーー;)
いろいろ話しながら出していただいたのが地酒
純米吟醸の太刀山、スッキリした口当たりで軽やかな香りの味わい
そして純米酒の三笑楽、しっかりした旨み、でも重くない味は飲みやすい
蕎麦汁の味についていろいろ話し、かけ汁の話題でも盛り上がり
では味見を・・・という事でかけ汁も頂きました(写真を忘れました><)
ダシがしっかり香る汁で薄口を予感しますが、しっかり塩分があります
ご主人の言う富山の味覚に合わせた部分なのですね
塩気は関東に負けないぐらいありました
かけも食べてみたいですね
いろいろ話が盛り上がり、いっぱい味見をさせてもらいました
で、いい気分に酔いが回ってHOTELに戻りベッドに横になったらいつの間にか夢の中(汗
起きたら日付変更線間際!もう時間が無い(隔日アップにしているので・・・)
それで鎌倉の記事が書けなくなってしまいました(笑)
食べ物ネタの記事は短時間で書けるのですが、それ以外は時間がかかるのです^^;
よつの葉
富山県富山市安住町7-32
八倉巻ビル1F
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11:00~14:00 & 17:30~21:00
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