何たる失態 大きなチャーシューに遭難する 富山 きりん飯店 [ラーメン&餃子(面条&饺子)]
富山出張シリーズです
この日も路面電車に乗って夕飯を食べに行きました。
疲れていても路面電車に揺られると楽しい気分になるから不思議
この日向かったのは なかちゃんから教えて頂いたお店
なんでも中華丼が有名だとか
某TV番組で紹介されたこともあったそう
あの番組かな・・・
賑やかな駅前を離れ、暗く人通りの無いステーションで降ります
そこから歩いて5分ぐらい
静かで街路灯も少ない、寂しげな通りを歩きます。
すると暗いなに一か所だけ灯りを発見、そこが目的地。
やってきたのは きりん飯店の本店
支店もありますが、支店も寂しげな場所にお店がありました。
最初、仕事帰りに駐車場がある支店に行きましたが定休日でした^^;
で、一旦HOTELに荷物を置いて本店に来たのです。
ちょっと色褪せた食品サンプルのディスプレイ
リアリティが今一つなところが昭和っぽくていい味わいです
店内は普通に街の中華屋さん、ゴチャゴチャした雰囲気が醸し出す場末の薫りもノスタルジック
お婆さんが水を持ってくてくれますが、そのよたよたした歩みに申し訳なくて受け取りに^^;
カウンター内はオジサンとお爺さん
禁煙ではないようで、前客が使った灰皿には煙草こそありませんでしたが灰の残りが表面にいっぱい
頼む品は中華丼と決まっていますが、一応品書きをチェック
焼豚麺の1300円と五目焼豚麺の1800円が目を引きます
焼豚は一枚単位で頼めるようです
中華丼の到着
シンプルな中華丼の上にハーフサイズの焼き豚、その上に半熟目玉焼きが乗っています
スープは大きな器で
まずスープを一口
おおこれは・・・深いだしの旨み、なかなかいい味です
昔ながらの中華そばの汁の味
胡椒をちょっとだけ降りいれ飲むと、頭はラーメンを期待してしまいます
無意識に器の中に箸を入れて麺を探しそうになるくらい
ここのラーメンも食べてみたいな
スープで口の中を潤したら次は中華丼
皿と比較すると焼豚の大きさが解ります
でもこれはハーフサイズ
厚みもあります
さっそく焼豚を味わいます
柔らかでしっとり、パサつきは皆無
肉の味もしっかりしていて旨みたっぷり、美味しいです
厚みがあるので芯が温まりきっていなかったのが残念ですが、それでも美味しい
この焼豚が汁の中に入って、温まっていたらもっと美味しいだろうな
焼豚麺が気になる・・・・・
中華丼も美味しい
特別って感じは無いですが、普通に満足できる美味しさ
具は少な目でアッサリタイプ
この方が焼豚を引き立てるのに丁度いい
ご飯の量は少な目で軽く食べられます
半熟卵をを崩して混ぜながら食べ進みます
自分の好みでは玉子の必要性は感じませんでした
むしろ固焼きのほうがいい
半熟の玉子の黄身は濃厚な旨み。
それは味を強く感じるから食べているものが全て卵の味になってしまいますから
でもそれが美味しいのも事実^^;
で・・・・・どうしても焼豚麺が気になってしまい、頭の中に焼豚麺がグルグルと^^;
こうなったら最後
行くしかありませんので翌日も きりん飯店^^
頼んだのは当然焼豚麺です
汁の澄具合がいい感じ
それにしても四枚の焼豚
曲げてあっても丼からはみ出ている^^;
この焼き色がたまらない^^
表面も硬くなくパサついていません。
大きい焼豚を売りにする店も多いですが、大きく厚みがあっても柔らかでしっとりしたものを出せる店は滅多にありません。
脂身の見事な白さにうっとり
濃厚な旨みと甘さを思い出して口の中が大洪水
アツアツ汁のお風呂にどっぷり深く沈めて芯まで温かに
とろりの脂身になって濃厚な旨みが増すでしょうね
実はこれはやってはいけない事でした
これをしたばかりにあんな事になるなんて・・・・><
汁に濁りは無くスッキリとした美味しさ
昔ながらの中華スープの落ち着く味
白飯を一緒に頼むというより炒飯を頼みたくなる味です
餃子でもいいな
麺は・・・・
悪くは無いですが良くも無い
折角の美味しい汁だからもうちょっとしっかりした麺であって欲しい
尤も撮影に時間がかかり過ぎてのびてしまったのかも^^;
早速焼豚にかぶりつきます
柔らかな肉を噛み切り奥歯でしっかり咀嚼
旨みがガンガン出てきます
今回は芯まで温か、なので脂もトロリ
溶けた脂の旨みがドンと押し寄せ口の中はコッテリ^^;
一枚目をたいらげ二枚目に
二枚目も美味しいく食べすすみます
でも終わり位にはちょっと脂が強いかな?
溶けた脂は容赦なく味蕾にのしかかり、その重い旨みを染み込ませます
だんだんその重さが気になってきました
三枚目も半分を過ぎるころから辛さが一気にきます
脂が辛い・・・
この脂を中和してくれるのは炭水化物、麺だけです
でも麺は・・・いつのまにかなくなってしまっていました。
脂に負けて無意識のうちに麺に頼っていたようです。
三枚目を何とか完食
でも目は焦点も合わず唯彷徨っています
呼吸もちょっと苦しげに大き目な息遣い、イカンこれでは遭難してしまう
しかし助けを求めようにも助けてくれるようなアイテムはありません
今更白飯を頼むのも・・・・ーー;)
四枚目、口に盛ってゆきますがもう歯に力が入りません
脂が・・・旨いですが重い、この重さを中和するアイテムが無い以上もう駄目です
潔く降参 T T)
結局3枚半でリタイアでした
敗因は焼豚を温め過ぎました
ここまで溶けた脂が重いとは・・・・
溶けていない状態だったらまだ辛くなかったでしょう
それでも4枚食べきるのは苦しかったでしょうね
きりん飯店 本店
076-423-2597
富山県富山市諏訪川原3丁目4-12
帰りも路面電車を楽しみます
この週は金曜日の最終便に乗れず土曜日の朝の便で帰りました
空、スッキリしませんねぇ
羽田に到着
今度もまたバスで移動、これはラッキー
今回のお土産は富山空港で買った兎饅頭
富山銘菓ではなく金沢のお菓子でした
愛らしい兎の中はほっこり優しいさつま芋餡、美味しかったです^^
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日曜日は鎌倉へ梅を見に行こうと思っていました
でも外は冷たい雨
これでは行かれません
今年は満開の梅が見られないまま桜に移りそう
桜はゆっくり愛でたいな
年度末が過ぎれば落ち着くかな