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赤い花の蕎麦を味わう 横浜・天王町の蕎麦 田中家 [神奈川の蕎麦]

風邪で寝込んで二日目

頭が痛くて思考が停止、ただぼーっと窓から空を眺めています

流れる雲がフワフワ気持ちよさそう

熱のせい?それとも薬の副作用?

気怠さに包まれながら過ごす午後 

ガラス窓から差し込む午後の柔らかな陽射しの暖かさにウトウト

かといって寝ている訳では無く、無論起きてもいない

現実と夢の狭間をゆらゆら行ったり来たり

だんだん曖昧になってゆく境目

曖昧な境界を越して夢が現実の中に入り込み

支離滅裂な物語を語りだす

繋がっているような繋がっていないようなそんな幻を見ながら過ごす午後

もう何もする気は起りません

こんな時には強い味方、それは

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この日はオフィス仕事
昼ごはんはオフィスビルから徒歩圏内の蕎麦屋さん
大きな通りを越えてゆくので、この店まで来る人はそれ程多くは無い感じ
人通りは少ない住宅地、横は横須賀線
何となく穴場な雰囲気ではありますが、店構えは普通な街の蕎麦屋さん
ショーウィンドウがそれを証明

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店内はテーブル席三卓と座敷に二卓
壁のTVモニターが俗っぽさを強調
食事するために蕎麦屋に来ているのに・・・
食事中はTV見てはいけませんと躾けられなかった???
自分は食事中のTV、これだけはどうしても馴染めません
食事中にTVの音声が聞こえるのは煙草の煙以上に嫌かも

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品書きを一応確認します
もりが500円未満とリーズナブル

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丼物も豊富で、店構えも品書きも普通に街の蕎麦屋さん
自分の経験上、もりで600円あたりがひとつのボーダーライン
この価格より下回る店で(自分好みの)美味しい蕎麦にはまず出会えません
高くて美味しい店、安くてイマイチな店
その境目が600円あたりな気がします
無論高くても美味しくない店はありますが・・・
でも安くて美味しい店はありません。どうしても何かに割り切りが必要になります。

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では何故ここに・・・
その目的は高嶺ルビー
赤い花が咲く蕎麦なのです
普通の蕎麦の花は白
赤い花の咲く蕎麦があると聞き、一度食べてみたいと思っていました。
調べてみると赤い花の蕎麦がオフィスから徒歩圏内で食べられることを発見
それで此処に来る機会を伺っていました。

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一日十食限定
限定・・・何と素晴らしい響きでしょう
選ばれし者のみが味わえる・・・・と勘違いしてしまう甘い囁き(笑)
そんな言葉に誘われるのは俗と解ってはいますが誘われてしまうのです^^;

オーダーは赤い花のせいろ、大盛りで850円です。

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赤い花の蕎麦の説明書きもありました
信州大学と企業が共同で開発とありましが
白い花の蕎麦と比べどうなのかという説明が無い・・・・
単に赤い花の咲く姿を思い起こしながらお召し上がりくださいと^^;
単に花の色の違いだけで香りや味に違いは無いのかな
と、ちょっと肩すかし(笑)

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茶は緑茶でした
これは残念
蕎麦屋では蕎麦茶を出して欲しいですが
丼物やセット物の用意もある店ですから仕方ありません

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赤い花の蕎麦、大盛りの到着です
蕎麦の表面は艶やかで喉越しが良さそう
色が赤っぽいです。
花が赤だと実も赤っぽいのでしょうか

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まず蕎麦のみで手繰ります
啜った瞬間蕎麦の甘い香りが広がります。思った以上に香りがありました。
赤い花の蕎麦は白い花の蕎麦より香りが高いのかもしれません
この店の普通のセイロと比べた訳ではありませんが、この蕎麦の表面から経験的に期待する蕎麦の香りより香りが多いのです。
蕎麦は細打ちとは言えないほど太目なのですが表面が艶やかで唇の滑りは良好
太さ故、啜るのに力が必要ですが唇の滑りは心地いい
噛むと腰も十分で反力もしっかり感じます
ただ蕎麦に太さのばらつきが多いのが気になりました

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次に汁を確認します
一口含んだ瞬間舌にずっしり重い甘さ
やたら甘い、そんな感じの汁
汁の旨みも甘さの中に沈んでしまいます。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります
この甘く重い汁はどう浸けても甘い、後口に消えずに残る甘さが気になります。
折角の蕎麦の香りが汁に沈み蕎麦が隠れて感じるのは甘さのみ

赤い花の蕎麦、これは蕎麦のみで啜るのが一番香りや甘みを感じられました。
甘さの強い汁ではなく、もっと辛口でスッキリした汁でこの蕎麦を食べてみたい。

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薬味は葱と山葵と大根
葱の切り方はなんだかな・・・
やはり丸でカットして欲しい

大根は普通の大根おろしでした
香りの高い赤い花の蕎麦ですから辛味大根がいい

山葵は香りより辛さが先に来る
瑞々しさはいい感じでした

この山葵、普通のセイロ460円にも使うのでしょうか
それとも赤い花の蕎麦限定でしょうか
460円のセイロにこの山葵だとしたらかなりCPの高いセイロ
一度食べてみたいような・・・やはり違う山葵が来るような気も

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蕎麦には破片的な部位も混入
これはちょっといいけませんね
太さのバラつきといい、ちょっと大雑把
O型かなぁ・・・ウチの奥さんもそうだから(笑)

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蕎麦湯は普通に茹で湯
甘い汁は蕎麦湯で割って飲むと凄く美味しい・・・筈ですが
旨み限界まで割りましたが、それでもまだ甘い^^;
かなり甘さが強い汁でした。

田中家
045-331-0751
横浜市保土ケ谷区西久保町57
11:00~19:30
定休日 水曜日 

 

 

 

 


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