ケチャ味のナポリタン発祥の地 野毛 センターグリル [オムライス&ナポリタン (omletrice&]
先日、ニューグランドの”発祥のナポリタン”をいただきました。
ナポリタンとは思えない上品な味わいで凄く美味しかったのです。
(その発祥のナポリタンの記事は→ここ)
発祥のナポリタン、
それは後味が爽やかでありながら味はしっかりナポリタンの特徴が現れた、目から鱗のナポリタンでした。
そう、ナポリタンとは思えない程の上品な味・・・
ナポリタンとは思えないほどの・・・
ナポリタンとは・・・
・・・・・
ナポリタンとは一体何ぞや?????
発祥のナポリタンはスパゲッティとして素晴らしい美味しさでしたが
自分の描くイメージのナポリタンは”まずうま”ナポリタン、上品な味ではないのです。
ようはB級グルメ
ニューグランドのナポリタンは”まずうまナポリタン”とは別次元、堂々としたグルメ料理
間違ってもB級ではありません。
やはりナポリタンはB級、庶民派が落ち着きます。
ではどのようなナポリタンがB級グルメ的ナポリタンなのでしょう
ナポリタンを思う時、まず最初にケチャ味が思い浮かびます。
ケチャの甘ったるさとツンツンした酸味、そこにトマトの旨みがドッシリ重くのしかかるような味わい
そのケチャが麺にネットリ絡み、食べる程に口が重くなってゆく
ケチャの重さに輪をかけるのがスパゲッティの麺
ナポリタンの麺はしっかり炒められ、オイルでギラギラした麺
そのオイリーな麺と重いネットリケチャが織りなすアンサンブル
それこそがナポリタンの味わい
そして、その重さを吹き飛ばすために使うのがタバスコ
これがナポリタンと一緒に供されないといけないのです。
(ニューグランドにはありませんでした)
それをやや多めにかけ頬張ると、熱さを伴った爽やかな風が口の中に吹き抜け、溜まったケチャの重さを吹き飛ばすのです。
そんなナポリタンを探しましょう
ニューグランド、ナポリタン、ケチャップをキーワードで調べると二つの店がヒットしました。
さらにネットで調べてゆくと・・・(便利な世の中になったものです)
GHQ接収時のニューグランドで料理長を務め、アメリカ人相手に料理を作っていた平野勇吉氏が横浜・元町で開業した“洋食の美松”
ここでは、トマトケチャップで味つけしたスパゲッティを”イタリアン”として出されています。
また、ニューグランドの初代料理長だったワイル氏が経営していたセンターホテルでワイル氏の弟子であった石橋豊吉氏が横浜桜木町に開業した“センターグリル”
ここでも、トマト風味のスパゲッティの”ナポリタン”があります。
これらの店がケチャップを使用したナポリタンの元祖と言われるのですが、洋食店はホテルとは客筋が違いますから上品な味わいのトマトソースではなく、ドッシリ重いケチャップを使いナポリタンを作ったのでしょうね
彩にピーマンも加えて・・・
となるとケチャ味の”まずうまナポリタン”を検証しないで済ませられるはずがありません。ケチャ味の発祥のナポリタンを味わうことなくナポリタンを語る事は出来ないのです。
”洋食の美松”と”センターグリル”のナポリタンを食べずしてナポリタンの探求を終える訳にはいきません。
ではどちらから行くか・・・・・
この日、下の娘を誘いましたが何やら予定があるとの事で一人行動
ちょうどチノパンに限界がきていましたので新調しないといけません。 みなとみらい のEddieBauerに行くことにしました。
みなとみらい に行くのならばついでに野毛のセンターグリルに寄りましょう
折角冬晴れの気持ちのいい休日です。
散歩しながら街撮りも一緒に^^
JR桜木町で降り、野毛に向かいます
iPadに道案内を頼みます
この辺りを奥に入って・・・・えっ?センターグリル?
地図が示す場所はこの先を左に曲がったところだけどな・・・
でも間違いないようです
入ってみます
一階に小さくテーブル席がありましたが使ってない雰囲気
店の方は誰も居ません。
見回すと二階におあがりくださいと書かれています
二階?見上げると丁度お店の方が降りてきました。
二階は満席なので別館の方へどうぞと
入口は異なりますが厨房は一緒だそう
ようはL字型の建物なのですね
別館に向かいます
左に曲がってすこし行った場所
iPadの地図で示していた場所です
この雰囲気、こっちの方が本館な気がします
昭和な匂いがプンプンの店構え
これは楽しそう^^ 禁煙マークが嬉しいです
あらためて入り口前の看板をチェック
オムライスやランチものも魅力的ですが、今日はナポリタンを食べにきたのです
さらっと横目で見る程度に留めておきましょう
じっくり見てしまうと浮気心が起きてしまいますから^^
さぁ、入りましょう
店内は一卓を残して全て埋まっています。
向こうの店から回ってこられた方ですね?
と、残っていたテーブル席に案内されました。
店中はしっかり昭和で懐かしくいい雰囲気です^^
メニューを確認
米国風洋食なんですね
でも米国風ってどんなのを言うのかな
おすすめメニュー
オーダーするのは決まっています
スパゲッティナポリタンです。
でも気になるのはオムライス
特製オムライスって一体何だろう
どうやら特製オムライスはケチャップライス
そして普通のオムライスは白いライス
白いライスって・・・白飯?バターライスじゃないの?バターライスだよね?
普通のメニューもチェック
おぉ?ここで謎が
スパゲッティイタリアンとスパゲッティナポリタンの違いは何だろう???
見れば見る程不思議なものを発見します。
そういえば水は・・・・
見るとテーブルの上にはポットが置かれています
テーブルの隅にはグラスがいい感じのホルダーにセットされていました。
昭和の洋食屋さんだなぁ
ノスタルジックな気分^^
そしてテーブルにウスターソースが置かれているのもポイントが高いです
そして会いたかったケチャ味のナポリタンが登場
麺が太いです
そして柔らかそうな表面の雰囲気
麺にコシなど存在しない感じが見た目から伝わってきます。
付け合せのシンプルなポテサラもいい感じ
丸く盛られたポテサラは洋食屋さんのプレートにはつきもの。
パセリも忘れてはいけません^^
粉チーズは既にかけられていました。
どうですこのアップ
麺にネットリ絡んだケチャップのふてぶてしい程の存在感
フォークは・・・????あっ、これか
壁の棚に並ぶ紙包み、これがフォークのようです
一本取りだして・・・
開くと中にナイフとフォーク
いただきまーす
フォークにスパゲッティを巻きつけ、口の中に
ツンツンした酸味とネットリした食感
噛むと麺にはコシは無く、むっちりと潰れてゆきます
後には重い甘さと旨み
う~ん、マズイ・・・でもウマイ、後を引く~^^
もっと食べたいと腹が騒ぎます
これぞ”まずうま”
これこそがナポリタンスパゲッティ
量が少なめなように見えましたが、山を崩すと結構量があります。
味が重いので食べごたえは十分
ピーマンの苦さと香りはケチャによく合いますね
ケチャの重さに疲れた味覚を元気づけてくれます
キャベツにはドレッシング類はかかっていません
昭和な洋食屋にそんなものは要らないのです
キャベツにかけるのはテーブルのウスターソース
このウスターソース味のキャベツがまた昭和を思い起こします
自分の子供の頃はウチにドレッシングなど常備してありませんでした
キャベツの千切りは常にウスターソース
ですから凄く懐かしい味^^
普通の一人前のナポリタンでしたが、凄く満腹
おかわりが欲しいとは思いませんでした。
ドッシリした味わいにおなかはもう要らないと^^;
昭和の香る店舗で食べる昭和のナポリタン
凄く懐かしい気分になりました。
今の時代の中では、このナポリタンに美味しいという感想はありません。でも、”ああ、これだね”と落ち着ける味なのです。
そしてそれはセピア色の記憶も一緒に味わえるナポリタン
センターグリル
045-241-7327
横浜市中区花咲町1-9
12:00~21:15(L.O.)
定休日 月曜日
セピア色の気分のまま、のんびり散歩がてらみなとみらいに
チノパンを買った後は散歩の続き
海沿いに元町へ向かいます
懐かしい味のナポリタンを食べてから、妙に時間の進みがゆっくりに感じます
聞える音も、何処か遠くの音のような感じ
そして気分はいまだモノクロームのまま
赤レンガではクリスマスもののデコで賑やかになっていました
おや、久しぶり
1年ぶりじゃないかな^^
カッコいいお姉さんサンタに今年も会えました^^
今日は新しいレンズを装着してきていますから、いろいろ試し撮りを楽しみます
このくらい絞るとどんな感じかな
開放はどうかな
色の出方の癖は?いろいろ試して・・・・
新しいレンズは凄く楽しい
時間を忘れてしまいます
撮っては液晶でチェック、チェックしたらまた撮って・・・・
これでは時間がかかって当然^^;
このあと元町から山手の洋館のクリスマスデコを楽しもうと思っていましたが・・・
時間が足らなくなってしまいました。
奥さんに伝えた帰宅時間が迫ってきています
山手の洋館のクリスマスデコは諦めて今日は戻りましょう
まぁ、仕事の帰りに行かれるかもしれませんから
・・・・・・
と思っていたら
スケジュールがパンパンになってしまいフル出張
仕事帰りに山手に行かれる状態ではなくなってしまいました~><