SSブログ

これが原点 発祥のナポリタンとプリンアラモードを楽しむ ホテルニューグランド The CAFE [オムライス&ナポリタン (omletrice&]

(前記事からのつづきです)

s500_DSC_4956_2908.JPG 

葉もすっかり落ちた銀杏並木
歩道に敷き詰められた黄色い絨毯をホテルニューグランドに向かって歩くも
前日から何も食べていない体は足を速く動かせません
よたよたもつれるように歩きながら、噂に聞く発祥のナポリタンを妄想していると胃が大騒ぎ
でも健康診断で飲んだバリウムの重さに空腹なのか満腹なのか解らなくなります。

s500-PC100002.jpg

スパゲッティ・ナポリタン発祥の店と書かれた看板

ホテルニューグランドはGHQの総司令部として接収されていたのですが
米兵がパスタにケチャップをかけて食べているのを見て、レシピの発想を得たそうです。
ケチャップはホテルが提供する料理にふさわしくないと考え、トマトソースを使用して作ったのが日本で最初のナポリタン。
という事らしいです。

と、定説は上記のとおりなのですが、よく調べると、進駐軍がやってくる前、つまり戦前ワイル氏(*)が総料理長だった時のニューグランドで、すでにスパゲッティ・ナポリタンは提供されていたという記録も。
 1934年(昭和九年)1月27日のニューグランドのア・ラ・カルトメニューには、野菜料理のところに"Spaghetti Napolitaine"と、はっきり書かれています。ただ、ナポリティーヌとナポリタンが同一であったか否かは解りません。でも原型ではあったのではないでしょうか

(*)このワイル氏の存在は別のナポリタンの記事にも登場します

s500-PC100038.jpg

この店が発祥のナポリタンのある店

ザ・カフェ (The CAFE)
045-681-1841
横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館 1F
10:00~21:00(L.O.20:30)

s500-PC100037.jpg

本当にここかな?
地味な入口にちょっと戸惑います

s500-PC100036.jpg

プリンアラモードの紹介がされていますから間違いありませんね

s500-PC100005.jpg

店内
やはりファミレスと違って落ち着きますね^^・・・・そりゃ当たりまえだ

s500-PC100009.jpg

結構広いです

s500-PC100004.jpg

頼むものは決まっていますが、一応品書きを確認
オムライスもそそられるなぁ^^

s500-PC100003.jpg

スパゲッティと書いてあるのがいい^^
ナポリタンは1575円です。

s500-PC100006.jpg

やっぱり気になりますよね
発祥のプリンアラモード

s500-PC100007.jpg

プリン・アラモード
何という甘美な響き
子供の頃、デパートについていくとご褒美に食べさせてもらえるプリンアラモード
買いもしない買い物に付き合わされ、延々デパートの中を歩き回らされて、ヘトヘト、棒のようになった足
それでもプリンアラモードが食べられるかもしれないという期待で歩き続けられたのです。
そしてご褒美に目の前に現れるプリンアラモードは特別の想いとなって直ぐには食べられず
端っこからチマチマ少しずつ、大切に大切に・・・・

s500-PC100008.jpg

あの横に長い器、最近見かけませんね
そのせいかプリンアラモードの名は凄くノスタルジックな気持ちに

プリンアラモードは997円

s500-PC100010.jpg

オーダーは当然ナポリタン

ナポリタンをください

はい、ナポリタンですね。以上でよろしいてしょうか?

・・・・・え~・・・・あと、プリンアラモードを

ははは、思い出したら食べずに帰るわけにはいかなくなりました。
まぁ、こうなることは解っていましたが^^;
髭オヤジが一人プリンアラモードを食べる姿は画になるだろうなぁ(笑)

s500-PC100012.jpg

念願の発祥のナポリタンの登場
左上の器には粉チーズが入っています

s500-PC100017.jpg

発祥のナポリタン
見た目が普通のナポリタンとは違います
ケチャを使っていないのでナポリタンというよりトマトソースのパスタのよう
ピーマンの緑も無いので余計そう思います

s500-PC100018.jpg

まずは一口
!!!!美味い!
何というのでしょう、ナポリタンじゃないのですが、やっぱりナポリタンなのです。
ケチャの味じゃなくトマトソースの爽やかな味わい
これはナポリタンじゃないと言いたいのですが、後味はしっかりナポリタンの味
しかもケチャを使ったナポリタンより確実に美味しい

s500-PC100019.jpg

ケチャじゃないので重さや甘さで味覚が疲れる事がありません
味が味蕾にスーッと滲みていく感じ
ケチャを使わないナポリタンと聞いて、物足りないと感じるだろうと思っていたのですが
いい意味で裏切られました

s500-PC100021.jpg

ナポリタンってある意味マズウマの料理と思っていましたが、これはピュアに美味しい
1575円のナポリタン
ナポリタンとしては高価ですが納得です^^

s500-PC100027.jpg

そして次にやってきたのがプリンアラモード
お約束の横に長い器が懐かしい^^

s500-PC100028.jpg

バニラアイスにオレンジにキーウィ

s500-PC100029.jpg

リンゴは兎、これは絶対に兎でないといけません
それにサクランボは赤い奴
この缶詰の赤いサクランボが良いのです
これが生のサクランボでは興醒め^^;

s500-PC100031.jpg

プリンは昔ながらのプリンでやや固め
最近は柔らかな軟弱なプリンばかり
しっかりしたプリンが少なくなってしまいました。
味もオーソドックス
重さの感じる味わいでは無く、ナチュラル
甘さはしっかり

s500-PC100032.jpg

おっと、最初にサクランボを安全な場所に疎開させておかないといけません
これは最後の楽しみなのですから

s500-PC100034.jpg

リンゴの兎
どっちから食べようかなー^^
やっぱり頭からだよね

s500-PC100050.jpg

食べ終えたらホテル内を少し散策

s500-PC100039.jpg

関東大震災後に建てられたHOTELだけに、歴史ある資料がいっぱい展示されていました。その中に・・・

s500-PC100041.jpg

これはまた・・・昭和12年の資料でした^^;

s500-PC100054.jpg

枢軸国側の会議の後のランチかな

s500-PC100055.jpg

帝国海軍軍楽隊の演奏付のランチで

s500-PC100056.jpg

それほど豪華なランチではないような気も^^;
ライスプッディングが食べたいな
スペシャルランチのお値段は2.5円

s500-PC100057.jpg

その来賓の方々

s500-PC100059.jpg

そんな歴史を見てきた建物は
凄く重圧な雰囲気

s500_DSC_4943_2900.JPG

新しいホテルとは貫録が違います
でもこっちの方が落ち着くのは何故

s500_DSC_4948_2902.JPG

このエレベーター、乗ってみたいな

s500_DSC_4945_2901.JPG

胃カメラの健診が終わった時に下剤を飲んでいますので、念のため暫くホテル周辺に留まります

s500_DSC_4951_2904.JPG

山下公園を散歩したり・・・

s500_DSC_4954_2906.JPG

のんびりした平日の山下公園、雨上りの冷たく透明な風が肌に心地いい

s500_DSC_4955_2907.JPG

腹の安定を確認したら上野に向かいます。
平日のメリットを生かし、都立美術館で開催されているターナー展に行くのです
ターナー展はもうすぐ終わり
休日にいったらとんでもない混雑でしょう
ですからこの健康診断のタイミングを狙っていたのです
健康診断とオフ会の間を埋めるのに実に丁度いい^^

(さらにつづく・・・^^;)


nice!(91)  コメント(46)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。