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下の娘の夏休みの宿題に付き合う プーシキン美術館展に行く [日常のなかで(Diary)]

岐阜から横浜に戻って最初の週末
その丑三つ時、ど~ん、という大きな音で目を覚ましました。
何だろう?
でもそのままウトウト・・・
暫くするとどーん、どーん、何の音かな、先ほどよりは小さな音ですが壁に響く音が
見に行こうか・・・・でも、この時間の通路は真っ暗何も見えません。
節電で0時から5時までは通路を消灯にしているのです
恐らく・・・酔っぱらって深夜帰宅したらチェーンロックかけられて開けてもらえないんだな
見に行くのも気の毒だからまぁいいか
実はこれは判断ミスだったのですが、自分はチェーンロックかけられて締め出された過去がありますのでそう思ってしまいました(その時は深夜残業で遅くなったのです。飲んでいたわけじゃないのに・・・・しかも一旦寝たら目覚ましが鳴っても絶対起きない奥さん。呼び鈴押しても、電話コールしてもダメ。当時上の娘は小さくてチェーンロックは開けられないし・・・下の娘はハイハイだし・・・・結局朝まで^^;)

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下の娘の中学校の夏休みの宿題の一つに美術館に行って絵画を鑑賞し、そのレポートを書くというものがあります。
昨年までは上の娘の美術の宿題につきあい国立新美術館に行き、絵を見た後はラウンジでお茶を楽み、ランチもガッツリかオサレ系を味わっていました。
その宿題、今年からは下の娘のところにやってきました。でも、今年の夏はレポートが書き易そうな美術展が少ないです。
良さそうなのは横浜美術館で開催されるプーシキン美術館展
アサイチで行って、絵を見た後はお茶とランチを楽しみましょう。
朝ごはんを終えて、お茶とランチ先をネットで検索していると・・・・・

ピンポ~ン~♪

宅急便かな?
モニターを見てみると真っ暗。どうやらマンションのオートロックではなくウチの玄関のようです
は~い?受話器を取ると・・・・ 

”港北警察署のものです”

ぬぁにぃ~(汗)
奥さん、オマイ、レッツ君でスピード違反でもぶっちぎってきたのかぁ???
ドアを開けると警察官が数名。そして鑑識官も???
どうやらマンションの通路に派手な血痕が大量にあり、通報があったようです
で、マンションの防犯カメラの画像を確認したいと
(実はマンションの管理組合の理事長やっていまして防犯カメラの管理もしているのです)
それで防犯カメラのメモリーを取り出そうとしましたが、開け方を忘れてしまい四苦八苦
其処へもってきて設置以来初めて開けるので蓋が固着、開きません。
何とか開けて、画像確認に立ち会って・・・・・

男性がエレベーターに入ってきて・・・出てゆきます
次のシーンは上半身が血だらけの男性が(驚)
通路に点々と滴る血痕をたどればその男性宅
救急車で運ばれてゆきました。
どうやら・・・・酔っぱらって階段から落ちたらしいです
で落ちた場所が悪くてバッサリと
事件じゃなくてホッとしましたが、それでも下手したら救急車じゃ役不足な事態になった可能性も・・・・
あの夜中のどーん、どーんという壁に響く音は(汗)
いやはや、無事でよかった。今度からはちゃんと見に行こう・・・・

念のためメモリーのバックアップ
そして通路の血痕の処置で管理会社に連絡
等々やっていたら出るに出られません
結局出発は昼になってしまいました。 

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こんな時間ですから絵を見る前にご飯を済ませましょう
横浜駅を降りて東口を彷徨います。
朝の事件で事前調査ができなかったので良さげな店を探しますが・・・・
でも昼過ぎですから何処も混雑、ウェイティングが長いです。
おや、此処は待ちが無い

立ち飲みかぁ・・・^^;
でも立ち食い寿司もあるんだ
立ち食いだから混んでいないようです
行列を待っていられませんから此処に決定

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立ち飲み食いが初めての下の娘
ちょっと引き気味^^;

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下の娘は海鮮丼、800円
自分は握りの匠、850円をオーダー

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去年(おねぇと)美術館行った時は素敵な店でランチだったでしょ
自分の時は何故立ち食い?
随分差があるんじゃない?
と・・・・
いや、それは(汗)

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あまりの暑さに負けて泡の出る飲み物を追加オーダー^^
朝から疲れたし・・・

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そうやって立っていても違和感ない気が^^;
あと7年したらお茶以外のを頼んでやっからなー

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握りと・・・

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海鮮丼
CP的に及第点かな

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味噌汁も付いています
エビの頭が美味しい~♡

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海鮮丼は見た目以上にボリュームがあったようです。ちょっと苦しいと・・・
丼物はご飯の量が多いからね^^

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東口地下から日産を抜けて美術館に行くのですが、このルート、真っ直ぐ突っ切ることがどうしてもできないのです
この日は金運が付きそうなRが目に留まって・・・・

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つい寄り道^^;
この色もいいなー

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これで走ったらメチャ目立ちますね

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これは何でしょうね
良く解からない・・・

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でもRといえばこれ、
この形です

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現行Rのヌードに萌えながら・・・・^^

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いやぁ、凄いなぁ
シャフトがいっぱい
行ったり来たり^^
複雑・・・メンテが大変そう

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メチャクチャ暑い・・・・
この日は記録的に暑い日だったようです

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美術館に到着
この暑い中、炎天下で何かイベントをやっています

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熱中症、大丈夫かなぁ・・・・
心配になります。
だって・・・・

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ダンスのイベント?
炎天下で飛び跳ねています
大人だけじゃなく、小さな子供も^^
演者も大変でしょうが、観客も大変そう

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兎に角涼しい場所に避難
美術館は素敵
凄く涼しいから^^
チケット売り場が冷房の効いた建物の中というのは嬉しい
思えば・・・アサイチで来なくて正解だったかも
この暑さの中、外で開場待ちなんて・・・・

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チケットは大人1500円
下の娘は・・・・無料
土曜日は中学生以下は無料なのです
学生証、ちゃんと持ってきたか~

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東日本大震災や福島第1原発事故の影響で、海外から借りる作品を目玉に据えた美術展の開催中止や展示内容の変更が相次いでいる。
海外の美術関係者が、地震や原発問題で揺れる日本への作品貸し出しに難色を示しているため。

横浜美術館(横浜市)は、ロシアのプーシキン美術館が所蔵するフランス絵画約65点を展示する「プーシキン美術館展」(4月2日~6月26日)を中止した。
プーシキン美術館とロシア連邦文化省から、震災や原発事故などにかんがみ、現時点では日本へ作品を貸し出せないという判断が伝えられたため」という。
(2011年4月2日のニュースより)


春色に包まれた「ジャンヌ・サマリーの肖像」のポスターが街に溢れていたあの日を思い出します。
あれから二年・・・
震災と原発事故の影響で延期になっていた美術展がようやくやってきました。

展覧会は
第1章 17~18世紀 古典主義、ロココ
第2章 19世紀前半 新古典主義、ロマン主義、自然主義
第3章 19世紀後半 印象主義、ポスト印象主義
第4章 20世紀 フォービスム、キュビスム、エコール・ド・パリ
の構成になっています。

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第一章で気になった一枚。(ジャン=パティスト・サンテール <蝋燭の前の少女> )

蝋燭の炎に照らし出される少女の穏かな表情
この手紙を読み返すのは何度目だろう
口もとの笑みに観ている方も幸せな気分に
蝋燭の灯りは素敵ですね
柔らかな明るさと影の暗さが効果的
余談ですが蝋燭と人物をモチーフとした作品で自分が一番好きなのは
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの”大工の聖ヨセフ”
蝋燭の灯りにかざす手、透けるような肌、その奥に流れる血を感じた時震えが止まらなくなりました。

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手紙絡みでもう一枚 (ジャン=パティスト・グルーズ <手紙を持つ少女> )

手紙、持っていないじゃないか^^
って突っ込みは置いておいて・・・・
さてこの絵、少女の眼は何処を彷徨っているのか。
まるで視線が定まらず正気を失っている感じも
手紙がよほど衝撃的だったのか、感極まったのか。
この時代の絵画には胸元をはだけているのが多いですね
こういうのを見るとつい一言
ちゃんとハオリなさい!風邪ひくぞ(笑)

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そして妙に(笑えて)印象に残ったのは (マルグリット・ジェラール <猫の勝利> )

婦人に大事に抱かれている猫に犬はジェラシー
その姿、街中でもよく見ますよね。思わず微笑んでしまいました。
ドレスの質感、皺の感じ、美しいですね

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第二章には (アレクサンドル=ガブリエル・ドゥカン <イタリアの街角> )

この絵、凄く残念
この一枚だけ照明の当たり方が悪かった
表面に反射した光が絵をホワイトアウト
雰囲気が台無しでした。
係員に文句を言おうと思ったほど
この重い雰囲気、何故でしょう惹きつけられます。

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今回、特にお気に入りの一枚 (ウジェーヌ・フロマンタン <ナイルの渡し船を待ちながら> )

静けさと夕暮れの寂しさ
奥行きが寂しさを一層際立たせます。
今まさに沈もうとする夕日に感じるゆったりした時の流れ。
見ていると落ち着きます。

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(ジャン=パティスト=カミーユ・コロー <突風> )

美しい銀灰色の濃淡
抒情詩的な情緒性を感じさせる風景表現
手前に激しく荒れる風の様子。その奥の嵐が過ぎた後の光が印象的
コローの描く風景画は印象に残ります

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第三章は印象派 (ルイジ・ロワール <夜明けのパリ> )

雨上がりの朝、陽が差す前の街の情景。
しっとりとした雰囲気が素敵
朝ご飯は何だろう
自分もこの店で朝ごはんを食べたい^^
Croissant et une tasse de lait de l'au du café ! (←正しいかどうか不明 翻訳ソフトで変換)

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そして本日のメインディッシュ (ピエール=オーギュスト・ルノワール <ジャンヌ・サマリーの肖像> )

春色たっぷりの色調が愛らしい表情とその血色豊かな肌と共鳴して何ともホンワカ素敵。
瞳とそれを縁取るまぶたの輪郭は優しさに満ち、惹きこまれます
観ていると、ふわふわほんわかな気分になれる一枚です
ただ・・・立体感を表現するために顔や胸元、背景に重ねられた青色の筆致が照明の強さに強調され、
美しさを損ねてしまっていた。
照明って難しいですね

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第四章のお気に入りは (パブロ・ピカソ <マジョルカ島の女> )

ピカソの初期の「青の時代」から「バラ色の時代」へ移りかわるころの作品。
とはいってもまだ青。
背景の淡い青色に魅せられました

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帰り、お茶しようか、と尋ねると
アイスがいいと返事
今日はメチャメチャ暑い日
アイスが凄く美味しい日
トリプルの期間というので31へ

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新しいフレバーで組み合わせてトリプル
オーソドックスなフレバーも良いですが偶にはポップなフレバーも楽しいですね

 


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