山葵に幻滅した縄文蕎麦 茅野の蕎麦 更科 [信州の蕎麦]
今回の出張は諏訪、八ヶ岳山麓産の蕎麦が楽しめる場所なので気合が入ります。
何時もは車で行くのですが今回はトンネル事故の影響が読めず電車を利用しました。
大月から御坂までの間が通行止めとなり、下道に迂回しなければいけません。
その間の必要時間が読めませんので車は諦めました。
でもたまには電車の旅も良いもの、のんびり車窓に流れる景色を眺めながら・・・・いえ、眺める余裕はありません
乗ってすぐにPCを開き、座席で仕事を始めたら揺れる画面で酔ってしまいました(汗)
15分程PCを開いた後はひたすら目をつぶって寝ていました。
自分で運転しない乗り物は苦手です(笑)
茅野で降りてカンパニー契約のレンタカー屋さんで車を借ります。
やはり自分で運転すれば酔いもスッキリ^^
まずは腹ごしらえ、茅野駅に近い蕎麦屋さん、更科に入ってみました。
内装は木のぬくもりを感じ落ち着けます
窓の外は軽く雪景色
寒さを感じる景色に温かな蕎麦茶は気分もほんわか。
ただ急須が・・・・ウチで使っているのと一緒(笑)
品書きを確認しましょう
気になったのはこれ、縄文そば
地元、茅野市産の蕎麦粉を使用しているそう。
粉を使用と記載されていると言う事は店で挽いていないと言う事。
香りは期待できないかも
縄文蕎麦を調べると高山製粉という会社が販売している蕎麦粉の事のようです。その説明には
甘みを増すために霜に当ててから収穫した玄ソバが原料。挽き割りを大型石臼製粉。粗挽きで、少し黒め、黒い点々が飛ぶ、田舎風のそば。と記載されていました。
その他、冷たい蕎麦たち
価格の高いものから順に書かれています。
最後はセイロ^^
勧めは最初に書かれた合わせそばなのでしょうか。
でも初めての店はシンプルにセイロで
縄文蕎麦は温かな蕎麦にも設定はありました。
”いなり”を付けるのが好きな店のようです(笑)
寒い土地ですから温かな蕎麦も美味しいでしょうね
ガッツリ食べたい向きにはご飯ものとのセットメニューも
でもW炭水化物は今の自分には危険なのでスルーです(笑)
縄文蕎麦のセイロの到着です。
器は至ってオーソドックスなセイロ
やや太めの蕎麦で田舎っぽさを感じさせます。
断面はスクエアでエッジもしっかりしていますが太さにばらつきがあるのが残念。
まずは蕎麦のみで啜ってみます。
喉越しは蕎麦の太さが抵抗になって気持ちよく喉に飛び込んでゆく蕎麦ではありません。
噛み切った時に顎に感じる弾力は適度な反力を伴って良い感じ
ただ啜った時に香りは立ってきません
噛みしめると甘味がでてきますが、それは仄かに
汁を確認しましょう
少量口に含みます
甘さを強く感じます。甘さが先にきてダシが香る感じ
凛とした感じは皆無で輪郭は甘い汁
濃さはやや薄めでダシの良い香りが後口に残ります。
蕎麦を汁に浸けて啜ります
汁とのバランスではどっぷり浸けて啜るのが一番蕎麦の甘味を感じます。
啜った時にダシの良い香りが口に中に充満し、それが引くと蕎麦の甘味がすっと現れる感じ
ガツンとした感じはありません。
蕎麦の外観とは裏腹に大人しい蕎麦でした。
薬味は葱、大根おろし、山葵。大根おろしは普通の大根で辛味大根ではありません。
葱は太く、食欲をそそる綺麗さとは言い難いです。もっと細く輝くような葱がいい。
山葵は・・・瑞々しさは全くありませんでした。一体どうしたものか。
無論香りも弱く、一気に幻滅です。
蕎麦湯は普通に茹で湯
開店早々は薄いですがと恐縮されました。
でもこれはこれで良いのです。口の中がサッパリしますから。
信州名物 本手打ちそば 更科 (さらしな)
0266-72-2655
長野県茅野市ちの3579
11:00~14:30 & 16:30~19:30
定休日 月曜日
蕎麦を食べたらお仕事です
八ヶ岳が綺麗でした