林の中の隠れ家 御殿場の蕎麦 蕎林 [静岡の蕎麦]
この日の出張は河口湖周辺、御殿場まわりで向かいます。
富士山が見えるとハイテンション^^
このルートは仕事を忘れてしまいそうになるコース^^;
素敵な富士山を見て仕事の気分になれませんが仕事を片付けます。翌日帰りがてら気になっていた蕎麦屋さんに行ってみました。
R138の林の中にある蕎麦屋さん
蕎林です。
R138から見えるのは看板と営業中を示す旗だけ。未舗装の細い道に入ってゆくのですが・・・
この先の暗がりの道に入ってゆきます
普通車がギリギリの部分も
そして大きく下ります。逆行車があったらアウト、バックもしたくないような道。しかも傾斜と落ち葉がで雨の日はスタックしそう^^;
下りきった右手が駐車場、正面が店です。
林の中の隠れ家、いい雰囲気・・・・
でも店構えは・・・隠れ家と言うには変哲の無い普通の一軒家
蕎麦屋っぽくもありません。
よく見れば普通の一軒家に厨房部分(向かって左)を増築したのが解ります
林の中というロケーションは素敵ですがお店の外観に趣が無いのが残念
入り口は増築部分から
お店の中は・・・普通のお家のリビング^^;
トイレに行くと横にお風呂場のドアがあったりして生活感ビシバシ(汗)
関西方面からのお客さんがカレー南蛮を啜っていましたがそのカレーの良い香り
ちょっと心が揺らぎました。
でも・・・その方たちの声の大きいこと
こんな狭い場所で何故あんなにも大きな声で話すのか
賑やかを通り越してやかましい(怒)
関西言葉はイントネーションが聞き慣れないせいもあって気になってしかたありません^^;
お茶は温かな蕎麦茶
一口飲むと口の中に煎った蕎麦の香ばしい香りが広がります
飲み込むと温かな塊が喉からお腹に流れてゆく感じが
体が暖まります、これは嬉しい^^
品書きです。
暗くてちょっと手ブレてしまいました><
ざるは二八、田舎が十割です。
新蕎麦の季節ですから十割の大盛りをオーダーです。
二八も十割も大盛りは310円増し
蕎麦粉は北海道産だそうです。
蕎麦粉と表記されているので自家挽きではないようですね。
温かなそば
香りが美味しそうだったカレー南蛮は鴨のカレー南蛮
鴨好きには気になる一品^^
品書き下のイラストがほのぼの^^
田舎せいろの大盛りです。
大盛りと言いますが・・・それほどの量ではない感じ
蕎麦の断面はスクエアなタイプ
細くはありません。しっかりした太さです。
さっそく蕎麦のみで啜ってみましょう。
十割の太めの蕎麦ですから喉越しはそれなり、唇の表面に抵抗感を残しながら滑ります。
腹に力を込めて啜って・・・・
蕎麦を食べているぞって感じがたっぷり味わえる蕎麦。
しっかりした噛み応えがあり、弾力も適度。噛み切った時に顎に伝わる感触も心地いい
啜った瞬間から香りが立ってきます。甘味も咀嚼するごとに奥歯から溢れる感じ、なかなかの蕎麦です。
汁を味わってみましょう。
一口含んで舌の上に・・・甘い
甘さが重く下の上にのしかかります。
しかも消えない・・・結構濃いめ
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
しかし・・・啜った瞬間から香っていたはずの蕎麦の香りが感じられません。
汁の重さだけが口の中を支配してしまいます。
この汁・・・重すぎて蕎麦の香りを消してしまうようです。
汁を浸けると蕎麦の香りが解りません。感じるのは汁の味のみ
蕎麦の香りは蕎麦のみで啜ったほうが確実に蕎麦を味わえました。
薬味は山葵と葱
山葵は香りも良い感じで瑞々しさも適度でした。
濃い汁で口の中が飽和すると山葵を舐め中和します。
辛すぎず香りが楽しめる山葵は中和にもってこいでした。
蕎麦に汁をどれだけ浸けるか・・・・難しい問題です。
半分では蕎麦は香らず、三分の一でも蕎麦は負けます。
十割の田舎なのに負けてしまう・・・汁が甘すぎなのでしょう
ほんの少しだけ汁を浸け啜りますが、蕎麦の香りを味わうには汁なしが一番でした。
蕎麦湯はサラッとタイプ
甘く濃い汁は蕎麦湯で割ると美味しいのです。が・・・・
汁が甘すぎです。
蕎麦湯で割っても甘味が気になりました。
食べ終えた後、口の中には甘味がまだ居座っていたのです。
こんなにも甘さの強い濃い汁はカレー南蛮にすると美味しいでしょうね
やはりこの店はカレー南蛮を試してみるべきかも
帰りは来た道を対向車が来ないことを祈りながら戻ります。
この未舗装路は凄い上り坂、路は粘土状の土で落ち葉がいっぱい
雨の日は四駆でないと辛そう
帰りは急な登りになりますからFFだと辛いでしょうね
木立や切り株にこすらないよう細心の注意で走行
こんな道、自分の車では来たくないです(笑)
バイクもオフ車でないとリスクが高そう
蕎林 (きょうりん)
0550-88-2350
静岡県御殿場市柴怒田598-13
11:00~そばがなくなり次第閉店
定休日 木曜日