喉越しの良い蕎麦をスッキリ後口の汁で 鎌倉の蕎麦 手打ちそば 鎌倉 茶織庵 [神奈川の蕎麦]
北鎌倉で紅葉を楽しんだ後は八幡宮横の蕎麦屋さんに向かいます。
以前、下の娘と瑞泉寺に行った帰りに気になった蕎麦屋さん、茶織庵。
次に来た時に行こうと約束していたのです。
新そばの文字が嬉しい季節ですし^^
窓がガラス窓ではなく障子
良い雰囲気なのかも、期待でワクワク^^
入り口の品書きを見てみます。
価格的には至って普通
蕎麦のみという潔さが自分好み^^
入ってみます。
木のぬくもりを感じる内装は良い雰囲気
店の大きさも大きすぎず良い感じです。
二人用テーブルが5卓、そして右奥には大きな6人用テーブルがあります。
入り口右手には小さな和室。
茶室のような造りで趣がありました。
迷わず和室を希望^^
狭いので引いて撮れません。
この狭さ、落ち着きます^^
観光地らしく(?)ノートとペンも。
これは要らないなぁ(笑)
席から入り口を見るとこんな感じ。
窓は障子。
外気とは和紙一枚で隔てているのみで枠は木、寒い日は結構寒くなるそうです。
でもストーブが良い仕事をしていましたから大丈夫でした。
品書きを確認します。
自分は冷たい蕎麦、初めての店はセイロの大盛りで確定です。
この季節は付け鴨も魅力的に思えます^^
下の娘は温かい蕎麦が良いと。
冷えた体を温めたいそう。
そう、ウチの女性陣は皆体温が低めなので寒さには弱いのです。
彼女が選んだのはかけ、天麩羅や鴨南蛮の方が暖まるのではと勧めますが・・・・
味が変わるのが嫌なのだそう。
素の状態で味わうのが一番と言います。
う~ん、小学生に思えない拘り
(自分が教えたわけではありません。自分は温かな蕎麦は鴨やけんちんが好きなのです)
お茶はほうじ茶でした。
蕎麦茶であって欲しかった^^;
温かな蕎麦を食べる前の儀式、髪をしばります。
なんかラーメンを食べる時みたい^^
かけそば(800円)の登場
蕎麦は細く綺麗な感じ
薬味の三つ葉の良い香り^^
葱は細く綺麗なカット
この綺麗さ、真空切りでしょうね
あ、そういえば味見させてもらうの忘れていました
味についてコメントが書けません(汗)
自分のセイロの大盛り(900円)が登場
細打ちの綺麗な蕎麦。
断面はスクエア、見るからに喉越しが良さそうです。
蕎麦のみで啜ってみます。
啜った瞬間に香りが立ってくるような蕎麦ではありません。
艶やかな表面の蕎麦は唇の滑りも滑らかで喉に気持ちよく飛び込んで行きます。
噛み切った時の歯切れも良い感じ。
弾力が適度にあり、噛み切ったときの感触が心地いいです。
奥歯で潰す時もべたっとした感触は無く、適度な反力を伴って押しつぶされます。
良く咀嚼すると蕎麦の甘味と香りが湧き出てくるタイプ
汁を味わいます。
少量口に含み舌の上に・・・・
ダシの香りがふわっと広がり旨味が重なります。
重なった旨味で一瞬汁が甘いかと錯覚しましたが、味わえば汁は辛口。
甘さは微塵も後口に残りません。
香りが引いた後にはスッキリした後口、これは好みの汁
汁の濃さも適度で濃すぎ、薄すぎを感じることはありませんでした。
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
蕎麦の半分を浸けるぐらいが一番蕎麦の甘味を感じました。
喉越しの良い蕎麦にスッキリ後口の汁、これは良く合います。
もう少し蕎麦が香ってほしいと思いましたが、これは汁が気に入ったから感じる事。
汁が気に入らなかったら蕎麦にも拘りません。
それは逆も言えます。
薬味は葱と山葵、それに大根おろし
山葵は香り、辛味も良い感じ。特別ではないですが普通にソコソコ良い感じです。
喉越しを楽しみながら手繰ります。
量的にも丁度良い感じでした。
食べ終えるころに蕎麦湯の登場。
これは嬉しいです。
さっさと蕎麦湯を運んでくる蕎麦屋も多いですが、あれはいけません。
アツアツに拘るのが日本人なのです。
蕎麦湯は白濁、ややドロッとした蕎麦湯
蕎麦湯で体を温めます^^
手打ちそば 鎌倉 茶織庵(さおりあん)
0467-73-8873
神奈川県鎌倉市雪ノ下3-1-30
11:30~18:00
定休日 月曜日
この後は下の娘のリクエストで小町通りに。勿論食後の甘味ははずせませんから。^^
次回は甘味のレポと子ザルの作品集です^^ (つづく)