そうだ鎌倉、行こう 彼岸花に魅せられ北鎌倉から瑞泉寺に [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]
日曜日の夜、台風の影響で月は見られませんでした。でも月曜日の明け方、ふと目覚め眺めた窓の外には透明に輝く綺麗な月
静かな美しさに身動きできなくなるほど。思わず兎饅頭を窓辺にお供え、月下独酌ならぬ月下独茶、月と一緒に饅頭を頂きました。^^
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日付は戻って土曜日のこと・・・・・
季節はようやく秋、爽やかな風を感じます。
夜、窓を開け虫の音に耳を傾けるのは風情があって良いものです。
そろそろ彼岸花が咲き始めたと彼方此方で聞くにつれ気持ちはソワソワ、見に行きたくて仕方ありません。
土曜日、上の娘は友達と高校の学園祭を見に行くと出かけます。
下の娘を一人にして出かけるわけにはいきませんからバイクで遠出はできません。
ならば・・・下の娘と一緒に鎌倉に彼岸花を見に行きましょう。
土曜日の朝、何時ものようにエクササイズ。
奥さんが起きてきませんので起こしにゆきますが”わかってる”と吠え返してきます。
鬱陶しいのでほっておきます。まぁどうせ朝ごはんは自分が作るから・・・・
朝ごはんの後、出かけようとすると”洗濯物を云々・・・・”と奥さんが喚きます。
どうやら洗濯が自分が出かける時間までに終わらない様子。
起こしても起きないのが悪いんだろって思いますが。。。。仕方なく自分がやることに。
予定より出発が1時間近く遅れてしまいました。
予定より遅くなりましたのでルートを組みなおします。
最初は明月院、そして東慶寺から円覚寺、ランチの後は鶴岡八幡宮と瑞泉寺。
明月院、まず丸窓にご挨拶^^
後ろから下の娘が激写(笑)
今日も明月院は静寂のなか
訪れる人は少なく落ち着きます。
下の娘もいろいろ構図を考えて撮っているようです。
でも標準ZOOMが一番使いやすいようで標準ZOOMは彼女専用に。
自分は準望遠と望遠、そして超広角の極端なセット(笑)
今日の明月院、楽しみだった山門に花はありませんでした。
ちょっと落胆していましたが・・・・井戸に素敵な秋が。
静かに流れる時間を楽しみながら散策
ふとカメラを構えると下の娘も同じように構えて・・・・・
どうやら自分が何を撮っているにか確認しているようです。
格子に映る灯りが気に入ったんでしょ
ん、・・・良くわかったな
明月院の彼岸花は少ないですが、その分人が少なくゆっくり撮ることが出来ます。
日当たりが悪いので花の色が焼けていないのも魅力です。
久しぶり・・・
一年ぶりに妖艶さに魅せられます。
狐花・・・昔、墓地に咲くこの花を最初に知った時、狐花と教えられました。
そのイメージが残っているのか彼岸花が狐の化身に思えます。
狐妖、魅せられ引き込まれ遂には虜になってしまう妖しさ
そんな妖しい美しさを持った花
そして、毒があると教えられたことも幼い自分とって怖さを焼き付けられました。
怖さを伴った美しさ。まさに妖艶
ここに来ると抹茶が飲みたくなります。^^
日差しはすかり秋。
木の葉を透過する光も穏やかさを感じます。
のんびりお茶を飲みたい気分
下の娘はブルーベリージュース
自分は抹茶
こってり濃厚な虎屋の羊羹が添えられます
明月院の次は東慶寺
ここは花が多く、しかも光の当たり方が魅力的。
影の出方が凄く素敵です。
花が魅力的な寺
彼岸花は奥手側
右手に曲がって見える先には・・・・・
撮影中の人がいっぱい^^
皆、彼岸花を待ち焦がれていたのでしょうね
彼岸花が得意気にポーズ、まるで踊るように。
情熱的に
そして知的に
そんな彼岸花たちをファインダー越しに見つめます。
秋といえばコスモスも忘れてはいけません。
でも彼岸花の派手さの前ではちょっと薄い存在感^^;
まえより落ち着いていられるようだな
ふいに話かけられて・・・・
ようやくひと段落した仕事
ちょっと心に余裕が出てきたようです。
再び風をしっかり感じられるようになってきました。
撮影中の下の娘
何を撮っているんだ???
空・・・・
あぁ、確かに気持ちいいいな
気持ちのいい空から注ぐ凛とした陽射し
浄化されるような気分
東慶寺の気持ちのいい陽射しを感じながら次の場所、円覚寺に向かいます。
ここは黄色の彼岸花が咲いていますので毎年楽しみにしています。
黄色の彼岸花は自分の近くでは円覚寺と近所の線路の土手に咲いています。
流石に線路に侵入できませんから此処で楽しんでいます。
しかし・・・・黄色の彼岸花どころか赤い彼岸花さえほとんど咲いていません。
数輪咲いているだけ。
昨年撮影した場所はアスパラ状態の茎の林><
折角来たからと散歩をしていると背後から青く輝く鳥がかすめて行きました。
カワセミ・・・・・実は初めて実際に見るカワセミなのです。
多くの方のブログを賑わしていたカワセミ、一度会いたいと思っていました。
彼は池の畔に留って水面を狙っていますが・・・・なかなか飛びません。
カメラを構えたままずっと待ち状態・・・・・
構えを解いた瞬間にダイブするのでは?と心配でそのまま構え続けます(笑)
ついにダイブ!
シャッターにかけた指に力を入れますが・・・・・全く撮れませんでした。
飛翔中の姿は全部ブレブレ、難しいです><
円覚寺から鶴岡八幡宮方向に向かいます。
丁度昼ですから小町通りで昼ごはんにしようと。
トンネルを抜け坂道を下ってゆくと・・・・・初めて見る蕎麦屋さんが。
どうやら最近できたようで、新しい雰囲気がいっぱい。
入ってみることに。
(詳細は次記事で)
蕎麦とデザートを楽しんだ後は鶴岡八幡宮。
お宮の凛とした空気は大好きです。
しっかり深呼吸をして気持ちのいいい空気を取り込みましょう。
鶴岡八幡宮の塀際に咲く彼岸花。
塀に沿って続いているはずですが・・・・・アスパラが続いていました。
花のない彼岸花はアスパラのよう。
hirochikiさんの句のにすっかり頭を支配されている食い気の張った自分(笑)
ほんと、ベーコン巻いたら美味しいだろうと思ってしまうから不思議です。
まだかなり早かったようです。比較的咲きそうなものでも写真の様子。アスパラ+αって感じ^^;
同じ鎌倉でも場所によって凄く違いますね。
鶴岡八幡宮から瑞泉寺に向かいます。
途中、荏柄天神社に寄ってお参り^^
上の娘が受験生ですから^^
良い春が来ますように
天神様から鎌倉宮の前を抜けて瑞泉寺に。
かなり離れますのですれ違う人も少なくなってきます。
皆車で向かうのかな
途中かっとんでいる人力車が。
人力車で向かうのも粋かも^^
瑞泉寺は山に囲まれた谷間、薄暗く静かな雰囲気。
時折谷間を吹く風が揺らす木の葉の囁くような音だけが聞こえます。
山門に至る長い石段を登る前に、その手前の庭の花たちに挨拶をしましょう。
山に囲まれ影の多い庭
影に沈んだ背景の中に木漏れ日のスポットライトで浮かび上がった彼岸花
自分が主役だと言わんばかりに自慢げにその長いしべを広げています。
真っ赤なリボンが絡み合うような花弁、不思議な形
もう一つの彼岸花
黒い彼岸花も美しい姿
しかもこの姿は刻一刻と移ろいます。
陽の傾きが変われば消えてなくなる宿命。無常
儚い美しさ
儚さゆえの強烈な印象
昨年より開花が遅いのでしょうか、花の数は少ないようです。
今年はどの花も遅いですね。
季節がずれてきているような感じもします。
それでも咲いてくれた花たちに感謝
さぁ、石段を登りましょう。
長い石段、森の空気を味わいながらゆっくり登ります。
山門の内側は一段と静寂
と、後ろで静寂を破るシャッター音が・・・・
振り向きざまに一枚^^
すかさず帽子を深くして写真修正不要にするところなんぞ慣れてるなぁ
静かな境内に参拝者は少ないです。
自分たちともう一組だけ。
静かさを楽しもうとしますが・・・・
下の娘はお寺に飽きてきた様子
後ろから自分にちょっかいをだしてきて退屈凌ぎ
岩盤を削り庭園とした雄々しい岩庭に咲く彼岸花
覆いかぶさるような迫力にも負けない艶やかな存在感
美しさが際立ちます。
飽きた気分の下の娘、花よりも昆虫を撮ったり、葉っぱを撮ったり・・・・
彼岸花ばかりじゃつまらないかな^^
でも健気に何も言わずについてくるのが下の娘。
これが上の娘だったらもう帰ろうとうるさいです。
ましてや奥さんだったら・・・・ギャーギャーギャーギャー
一緒に出掛けたくないです(汗)
寛容になれません。まだまだ修行が足らないようです^^;
瑞泉寺の彼岸花
また来年逢いに来ましょう
石段を下りながら振り向いたら狙われていました^^
相撃ち・・・かな(笑)
いつの間にか陽は傾いています。そろそろ帰りましょう。
秋の夕刻は一気に陽が沈みますからゆっくりもしていられません。
ケーキを食べる時間を確保しないといけませんし(笑)
帰り際に見つけた根性のある彼岸花
凄い生命力^^
一日中歩き回って疲れました。
小町通りでゆっくりお茶を楽しんでから帰りましょう。
(詳細は別記事で)