絶妙なドミグラスソースに唸る、絶妙のハンバーグ 野毛 洋食キムラ [ハンバーガー&ハンバーグ(Hamburger)]
娘達は奥さんと一緒に奥さんの実家に行っています。
この休日は一人でご飯。
適当に何か作って済ませようかと思っていましたが、たまには休日に一人でまったり外食するのも良いかなと・・・・
出張で何時も外食だろ・・・って言われそうですが、やはり仕事と休日では気分が違います。
やってきたのは野毛の老舗洋食屋、洋食キムラ
実は先日の音楽コンクールの日、下の娘と14時に此処に来てみたのです。
しかし残念ながら準備中の看板が・・・・昼の営業時間は14時30分までと書いてあったのに・・・・(怒)
(前日夜、TVで紹介されていましたので何時も以上に混んで材料が無くなってしまったのかもしれませんが。)
で、日曜日は開店と同時に着くように出かけました。
家から出た瞬間、襟元に大きな虫が飛びこみました。
えっ???虫を探しますが何もありません。
何だったのだろう・・・
と、今度は小石が当たったような感覚
???と思った瞬間、一気に前が見えないほどの雨が・・・・
慌てて家に避難。止むのを待ちます。
15分程で止みましたが・・・・最近の気象は何か変ですね。
出遅れましたが開店直後の到着でした。
TVで紹介されていたのがハンバーグ。
やはり一押しのようでポスターには一番大きく写っています。^^
店内禁煙は嬉しいですね。
地下が厨房で1Fと2Fが客席のようです。
1Fはテーブルが5卓、自分は4番目でしたので1Fに案内されました。
店内の様子。
かなり薄暗いです。
自分の席の前には料理用のエレベーター
地下の厨房から送られてくるのでしょうが、到着のたびに”到着しました”の事務的なエレベータの声
ちょっと耳触り。
品書き
お勧めメニューのセット物。
見るまでもなく決まっています。ハンバーグセットです。^^
休日だし、これにビールかなぁ、それともワインにしようか・・・・
と思った瞬間、車を使う可能性があることを思い出し断念(涙)
冬だったらタンシチューセットとワインがよさそう^^
水におしぼり
おしぼりは紙です。街の洋食屋さんですから仕方ないですかねぇ
でもパッケージには・・・・
この店のアイコン、河童が
ナイフとフォークが置かれているところにも・・・・
河童です。
河童の後ろ姿がこの店のマーク。
まずはセット用サラダ
オーソドックスなドレッシングは食べていて落ち着きます。(皿にも河童・・・・)
ハンバーグの到着です。
シェル形の鉄皿に入ったハンバーグ、卵が生焼の状態で添えられます。
その上からドミグラスソース。
ドミグラスソースの焼けるコクのある良い香り、熱い鉄皿に跳ねる音が食欲をそそります。
パンも選べますが、選んだのはやはり白飯です。日本人ですから^^
いただきま~す
ナイフをハンバーグに当てると・・・・
柔らか~、すーっとナイフが落ちてゆきます。
フォークで刺して・・・・あっ、崩れた(汗)
ふわふわ柔らかです。
口に入れるとドミグラスソースと肉のコクと旨味が一気に広がります。
舌触りは滑らか、粗挽きの肉肉しいハンバーグのようなワイルド感はありません。細挽き肉の優しい食感です。
昔懐かしい、洋食屋さんの正統派ハンバーグそのもの。懐かしさを感じます。
ドミグラスソースが絶妙。
食べ続けてもクドく感じません。
しかし頼りない訳でもありません。
頼りないどころか、ご飯に塗って食べたいぐらいのボリュームなのです。
にもかかわらず、その味で口の中が飽和することが無く、そのまま食べ続けられるのですから見事なもの。
塩気はやや強めに感じました。
それがキリッと締まった味となってご飯を美味しくしてくれます。
強めの塩が味覚の飽和を防ぐ秘訣なのかも。
塩気無しでコクばかりだと舌が疲れますから。
玉子を割ってトロ~リ黄身をまぶしながら食べます。
ハンバーグのコクに円やかさが加わって良い感じ、余計ご飯が欲しくなります。
鉄皿も良いですが、ご飯の上に乗せて供してほしい気も(笑)
このドミグラスソースでご飯が食べたいです。^^
ちょっと行儀が悪いですが、ドミグラスソースがたっぷり付いたハンバーグをご飯に乗せて食べてみました。
思った通り、とても美味しい。ご飯の甘みがハンバーグのコクを引き立て、ドミグラスソースと肉汁が混ざったコクがご飯をさらに甘くします。
実は、ドミグラスソースのハンバーグはクドイので自分はあまり頼みません。
しかし、ここのハンバーグは最後までクドさを感じることなく食べ終わりました。この猛暑の季節にも関わらず。
むしろ・・・・もう一皿、カロリーを気にしなくて良いのなら二皿食べたいです。^^
洋食キムラ 野毛店
045-231-8706
横浜市中区野毛町1-3
[火~金] 11:30~14:30 & 17:00~21:30
[土・日・祝] 11:30~20:30
定休日 月曜日
野毛に来たのには理由が。
実は、ウチの近所に洋食キムラの新横浜支店があるのです。
ですがそこは駅ビル、風情がありません。
街の洋食屋さんに似合う街、それは古くからの街なのです。
お盆休みのこの土日、高速道路は殺人的な混雑であることは確実。
バイクでスリスリも疲れメゲルでしょうからバイクで遠出は諦めです。
(本当は家族が居ない今がチャンスと解っていますが・・・・)
それに天気予想が微妙な予想、バイクで近場も諦め、街を楽しむ事に。
シンガポールに出張したとき、裏路地がとても魅力的でした。
ゾクッと背筋に何か感じる程、そんな裏路地を横浜でも探してみようかと。
魅力的な裏路地・・・・何処にあるのでしょう
思い浮かんだのは野毛、日出町あたりから伊勢崎、横浜橋。
で、スタート地点の野毛で昼ご飯だったのです。
撮ってみて感じたのは、南国と街の色彩が違うこと。そう、発色そのものの違い。紫外線の違いでしょうか。
そして裏路地の広さ。
横浜の裏路地は広い・・・いや、建物が低いせい?
裏路地が明るく健康的、怪しくありません。(笑)
良い裏路地が見つけられず、単なる街撮り(笑)
せめて気分を出そうとモノクロにしてみます。
運河に裏路地に・・・・シンガポールで感じた何かと同じもの求めますが、それららしきものは見当たりません。
あれは一体何だったのでしょう。
急成長するものと成長に乗れないもの、両者の間の歪が作り出す空間なのでしょうか。
何もかもを飲みこむようなエネルギー、そのエネルギーに包まれ感じた感覚だったのかも。
成長が停止している国には、そんな空間が生まれることは無いのかもしれません。
あるのはただ寂れただけの、何もエネルギーを感じない空間。
この国の未来に重ならなきゃ良いのだけど・・・・
何処に行く?
何処に向かおうとしている?
目指すものを失ったのか、目指す事を放棄したのか
視線と足の向きが一致していない、何もかもがバラバラ
そもそも目を見開いているのか
見たくないものは見えない輩達、そんな指導者が舵を取ったら・・・・
停滞が減退に変わるのに時間はかからない
どの道を行くのか・・・・この国、政治を見ていると凄く不安。
今回の散歩コース、時々日本語が聞こえなくなることが。
周りが皆日本語以外で会話
しまいには日本語が耳に入ってきても瞬間的に日本語と認識できなくなったり・・・
ちょっとした海外旅行気分(笑)
にしても、アジアの人達、元気だねぇ、声が無茶苦茶大きいし(笑)
半日彷徨い、行きつくのは普通に観光エリア(笑)
海風を受けながら一人を楽しみます。
車を使う用事は結局忘れてしまって後日に延期、こんな事ならランチワイン飲めばよかった^^;
何も考えず、のんびり散歩・・・・・・
昼間を惜しむように仄かに残っていた明るさも消え、空と海が同じ色に。
そろそろ帰りましょう。
折角の一人です。家が静かなんて滅多にないこと。
このチャンスに読みたかった本を読んでしまいたいから。
家の中が静かなんて・・・素晴らしい^^