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ココナッツミルクが円やかに包むjスパイス つくばのカレー カレーショップ スリランカ [カレー(Curry)]

暑い季節はカレーの香りが心地よく感じます。
体がスパイスを欲しがっているのでしょうね。
というわけでカレーです。^^

体が欲しがるカレーですが、その主なスパイスの効能は・・・・  

クミン:鎮静、腹痛  
ジンジャー:吐き気、風邪、冷え、殺菌、整腸効果  
ガーリック:冷え、強壮、滋養、利尿、解毒  
ターメリック:皮膚病、目、肝臓
チリパウダー:食欲増進、血圧
コリアンダー:膀胱炎、咳、便秘
シナモン:血糖、血中脂質の改善
カルダモン:疲労回復、整腸効果
マスタード:消化促進、食欲増進、興奮作用、鎮痛作用、血液循環
カレーリーフ:食欲増進、防臭作用

だそうです。
何が何だか混乱しそうですが、体に良さそうなことは確かなようです。^^

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今回のカレーはスリランカカレー
インドカレーの店には、インド単体表示の店だけでなく、インド・ネパールカレーを看板に掲げる店とインド・スリランカカレーを掲げる店があります。大雑把に言うと、インド料理、北インド料理+ネパール料理、南インド料理+スリランカ料理の三種類なんでしょうね。
見かける数は圧倒的にインド・ネパールが多いのですが、スリランカが看板の店は少ない気がします。

カレーの食べ歩きを加えるようになって、カレーについていろいろ興味がわきました。
北と南のカレーの違い、インドとスリランカ、ネパールの違い、等々とても興味深いです。

北インドの料理は中東の食文化の影響を強くうけており、ナン 、チャパーティー といったパンを主食とし、牛乳やヨーグルト、チーズ、バターなどの乳製品を用いるのが特徴だそう。
スパイスとしてクミン、コリアンダー、シナモン、カルダモンなどを多用。
タンドゥール釜を用いた調理法も北インド料理の特徴だそう。

南インドの料理は米飯が主食であり、乳製品よりもココナッツミルク を多用するそう。またスパイスも北インドとはちょっと違ってるようです。
菜食主義者が多いため野菜や豆の料理が発達。また、魚を使った料理も多くあるそう。
北インドほど油脂を使わないため、料理は比較的あっさり。(南は暑いからねぇ、やはりアッサリが好まれるのかな^^)。バナナの葉を皿がわりにし、飯、サンバール、ラッサム、ヨーグルト、アチャール、チャトゥニー等を盛りつけ、手で混ぜて食べる。 (シンガポールのインド料理店でもバナナの葉の皿が一般的だったなぁ。じゃぁシンガポールのインド料理店は南インド系なのかな)

スリランカは地理的に南インドに隣接し、国民の2割弱がタミル人であることから、南インド料理との共通点も多いそうです。
当然スリランカ料理の店においては、タンドゥール釜が置かれる事は稀であるとも。 (つまりナンはフライパン焼き?)
スリランカカレーは、ココナッツミルクを用いた甘くマイルドでスパイシーなカレーで、米と食べると理解しました。

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今回のお店の店内
これは・・・・・店の中央に位置するカウンター席&キッチン、以前は喫茶店だったような感じの店内です。
厨房は狭く、どう見ても軽食の類しか作れない感じ。
ハンバーグ定食を頼みたくなるような雰囲気です。
ただ・・・・各テーブルは四人席ですが、机が非常に小さいです。
四人で使用したらカレー皿は乗らないのでは?
どう見ても喫茶店サイズ。
しかも場末の・・・・・(汗)

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でも、壁にはスリランカを主張したアイテムが・・・・

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宗教が違うせいでしょうか、インドやネパールとは雰囲気が違いますね。

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品書きを確認します。
夏のカレーのなかでは鯖カレーが気になります。
ナンは200円増し。
インドやインド・ネパール料理の店だとナンとライスは価格は変わらないのですが、スリランカ料理の店の場合は価格が変わる場合が多いですね。つまりナンは特別なもの。
同行者がナンを頼みましたが、インド・ネパールの店のナンとは違う感じ。
タンドゥールで焼いていないからでしょうね。
粉っぽくて、ムッチリ感は乏しく、かといってパリッと焼けている訳でもない。
少し味見させてもらいましたが、スリランカ料理店ではライスを頼むべきだと確信しました。^^;

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メインメニュー
ライスが主役ですね、ナンは下の段^^
最初はチキンで攻めます。
ホウレンソウも美味しそうですが、聞いたら時間がかかると。
注文を受けてから作るのですが、ホウレンソウの場合は作る順番が来てから20分必要だと。
つまり、オーダー順番の時間も含めると一時間以上必要だそうです。
これじゃぁNGです。諦めてチキンで。

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お値打ちな日替わりも。
日替わりだとサラダにスープも付きます。

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チキンカレーの登場です^^
大きなチキンが二つ、食べ応えがありそう。

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お米はジャポニカ種でムッチリ感があります。
パラッとした米が良いのですが、国内では一般的でないので仕方ありませんね。
でもスパイシーな香りのするご飯、良く見たらスパイスが一緒に炊き込んでありました。

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カレーの味を確認します。
ココナツミルクの甘い香りとスパイスの鮮烈な香りが入り混じった特徴的なカレー。
タイカレーもココナッツミルクを使いますが、それともまた違うカレー。
タイよりも辛さは控えめで香りは複雑。
鼻に抜けてゆくスパイスの香りは軽やかなタイプではありませんが、深く良い感じ。

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ここにご飯を入れる?それとも皿のご飯にこれをかける?
当然ご飯に汁をかけます。
自分にとって汁にご飯を入れるのは邪道、これは拘り(笑)

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めんどくさい、全部かけちゃえ!って、これだったら別々に出てくる意味は無い気が・・・(笑)

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ご飯の中に入っていたスパイス。
これが良い香りで食欲を刺激します。
これでご飯がもっと堅めだったらなぁ・・・・・

このチキンカレー、チキンも柔らかく、味も良くからんで美味しいです。
ジンワリ効いてくるスパイスで、食べた直後より食べ終わった後の方が腹に効いてきます。
痺れるような心地よさを腹に感じながら体中からスパイスの香り^^
体の隅々までスパイスが行き渡っているような、そんな感じがありました。

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同行者の頼んでいた日替わりカレー
この日は根菜とひき肉のカレーでした。
一口もらいましたが、凄くココナッツミルクが効いていて円やか。
スパイスの刺激をココナツミルクが包んで優しい刺激にしています。
実にマイルド

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実は、再びここに。
何故ならどうしてもホウレンソウカレーを食べたかったから。
30種以上のスパイスを使用し、20分かけて作る「ホーレン草カレー」は、待ってでも食べたい大人気の逸品とHPでの自慢を見たら食べずに済ませられる訳がありません。

時間を有効に使うために開店と同時に入店し、オーダーしました。
これなら時間ロスは最小限ですから。

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覚えていてくれたのか、単なる間違いなのか、何故かスープがサービス。
豆のポタージュかな。素朴な味わいのポタージュでした。

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ご飯・・・・あれ?スパイスが感じません。
日によって違うのでしょうか。
どのカレーであっても、同じ大きな炊飯器からよそってます。
カレーの種類に関わらずご飯は一緒のはず。
単に入れ忘れ?そしてご飯も柔らか。
水加減が結構大雑把なのかも(汗)
でも、これはいただけません。
カレーライスにとってご飯の堅さは重要なファクターなのです。
どんなに美味しいカレーであっても柔らかなご飯では美味しく感じません。
海鮮丼に芯の残るようなご飯では美味しく感じないのと一緒です。

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さぁ、楽しみにしていたホウレンソウカレーです。
どんな香りでしょうか。
一口食べてみますと・・・・・何でしょうこの香り、インド・ネパールのカレーとは又違った香り。
悲しい事にスパイスについての適切な表現が未だ見つかりません。
この香りを何と表現すべきでしょう・・・・

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ご飯にかけていただきます。
ココナツミルクの甘さとスパイスの刺激、一口頬張るごとにスパイスの香りが鼻を楽しませます。
飲みこんだ後はお腹がジンワリと温まってきます。
冷たいドリンクで冷え切った腹の中を温めて、調子を戻してくれそうな気がします。^^

なかなか良いカレーでしたが、気になった点は・・・・
ご飯の炊き方が柔らかすぎと感じました。
また日によって柔らかさが違う可能性もあり、安定度に疑問が
ナンは頼まないほうが無難・・・・・

 

 

本格カレー スリ・ランカ
茨城県つくば市東新井13-3 中村ビル1F
029-855-2621
12:00~14:00
18:00~22:00(ラストオーダー21:30)
定休日 月曜日

 


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