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美術館のハシゴとスイーツのアウトレット [お店の甘味(sweets)]

土曜日の朝8時、東横線に飛び乗ります。
この週末も相変わらずの解放日返上、いったい何時になったら解放日が戻ってくるのでしょう。
奥さんの仕事の講習は終わったはずなのに・・・・・約束が違う!
クレームつけたら、毎週ちゃんと遊びに行ってたでしょっ、て。
たしかに外出したさ、でもたった2時間限定だぜ!
家の中に籠っていたら発狂しそうなんだぁ!
と、魂の叫びを爆発させつつも気を取り直して娘達と出かけます。

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今日は梅雨の中休みなのか、いい青空が広がっています。
バイクに乗れないのは悔しく感じる空の色

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木漏れ日の中、歩くのは上野の公園。
いま上野の公園のなかでは興味深い美術館展が開催中。
マウリッツハイス美術館展を開催する東京都美術館。
フェルメールの”真珠の耳飾りの少女”に会えるそうです。
そしてベルリン国立美術館展を開催する国立西洋美術館。
ここでもフェルメール、”真珠の首飾りの女”に会えるそう。
しかも、東京都美術館のマウリッツハイス美術館展は今日が初日です。
遅く行くと凄い混雑でしょうから開館前に到着するように家を出るはずでした。
でも・・・・なんだかんだと15分遅れで出発、この15分の差がとんでもない差に広がらないことを祈るばかりです。

下の娘は上の娘の背を抜いた後、どんどん差を広げています。
同じもの食べているのになぁ・・・不思議です。^^;
背はそれぞれ違いますが、足のサイズは家族全員一緒です。
これも不思議(笑)

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彼女のお出迎えに、だんだん早歩きに(笑)
娘達から速すぎるとクレームが^^;

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到着。
正面のオブジェが楽しいです。
空が写った球体。
何となく地球のように見えます。

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楽しいものがいっぱいありますが、愚図愚図していたら行列が凄い事になりそうです。
まずは並びましょう。
結局到着は開館10分過ぎ。出だしの遅れは取り戻せませんでした。

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チケットを買い、中に入ると・・・・ゲートから渋滞しています。
なかなか進まない行列、開館から20分の行列はこんな感じ。

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ようやくゲートを通過。
初日のサービスなのか真珠の耳飾りの少女のポストカードが頂けました。
中は・・・・凄い事になっています。
最初は娘達と一緒でしたが・・・・ペースが違いますから離れ離れに。
当然自分が一番遅いです。^^
お姉ちゃんとはぐれたのか、下の娘がいつの間にか側にきて一緒に観ています。
彼女は油絵を描いていますから、蝋燭の輝きや金属の質感の表現が気になっているようでした。

そして順路を進んで行くと・・・・・ある大きな部屋に凄い人の群れが。
いや、見ると一定の法則に従って流れがあります。
何だろう、訊くと”真珠の耳飾りの少女”を最前列で観る為の列だそう。
人の頭越しでよければこの列をパスして前へ進めと。
折角ですから最前列で観たいfです。
下の娘とこの凄い行列に並びました。
上の娘は・・・・彼女の性格からして並ぶことは無いでしょう。^^

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遠くに一枚の絵が見えます。真珠の耳飾りの少女です。
人と人の間に見え隠れ、特徴的な青が、黄色が飛び込んで来ます。
その視線に誘き寄せられるように人々がゆっくり行進していくよう。
段々と大きくなるその絵、大きくなるほどにその表情がはっきりしてきます。
そして、その表情に魅了されます。
このほぼ黄色と青色だけで作り上げられた見事な画面構成。
余計なものは描き込まず、黒い背景に浮かびあがる少女に視線は釘付け。
そして、この見返りで受ける視線、見事です。
この一瞬の視線の強さに目を反らせられなくなります。

そしてついに最前列に・・・・いや、最前列より少し距離をおいて観た方がインパクトがありました(笑)

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フェルメールの絵でもう一枚
ディアナとニンフ達。これは下の娘が妙にお気に入り。
ディアナ(ダイアナ)は月と狩りの神。足を洗ってもらっているのがそう。
犬の毛並みの質感に拘っていました。^^
自分と見るところが違う(笑)

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レンブラント、光と影の魔術師。
明暗を画面上に強く押し出したルミニズムの技法に魅せられます。
最近、写真で拘っているのが影。
影に拘る事で光に拘ろうとしています。
ですからレンブラントは気になる存在。
このシメオンの賛歌の静寂とした神殿内へ射し込む光は、神の啓示とも解釈できるほど神々しい輝きに溢れています。静寂の中の光の表現の見事さにただただ感嘆。

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ピーテル・デ・ホーホ デルフトの中庭
フェルメールと同じ時代同じデルフトで活躍し、同じテーマを描いた画家。
差し込む光の描写に拘りを感じる画が多いですね。ただ、光の効果的な使い方が中途半端なようで、フェルメール程のインパクトは感じません。

写真を撮っているときは何時も光の差し込み方に迷いを感じながら撮り続けています。そのせいでしょうか、絵の中の光の描写が気になります。^^

初日の凄い混雑のなか、見終えました。
でも出口が凄い事に。
帰り道は発作的に何か買う客を目当てに売店に誘導されるような道順になっています。
この日の売店は殺人的な混み方。
最早出口が判りません。
レジ行列が幾重にも重なって大きな壁に。
出るに出られないのです。
これは問題ですね。最低限、一本の出口は確保すべきでしょう。 

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さて、次は国立西洋美術館に行きましょう。
かなり疲れていますが休憩は取りません。
ここは勢いで突っ切るしかありませんから。
娘達はかなり疲れた様子。
そりゃぁあれだけの混雑です。疲れていない方がおかしい。
ですが、有無を言わさず中に入ります。
入った後は別行動。
彼女らは彼女らのペースで観るでしょうし。

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この展覧会のチケットになっていた絵
フェルメールの”真珠の首飾りの女”
女性の視線の先を見るとそこには、小さな鏡が一つ壁にかけられています。
その小さな鏡にまるで背伸びをするかのように、真珠のネックレスを持ち上げ映そうとしています。
何気ない日常の一コマ、その穏やかな表情に観ていてとても幸せな気分になる絵です。
この女性、”手紙を書く女”でも描かれていました。
手紙を書く手を止めて、こっちを見た瞬間を写したような絵。
その絵の前に立つと自分が手紙を書くのを邪魔してしまったのかなと戸惑う気持ちになります^^;

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下の娘が非常に気にしていたのがこれ。
ヤン・ダヴィッドゾーン・デ・へームの”果物、花、ワイングラスのある静物”
写真以上に写真的な絵画に魅せられているようです。
どんな絵具、技術、筆は・・・等々、疑問がいっぱいのようで、質問してきます。
良く判りません。ですから”判らない、しかし一つ確かな事がある”と・・・
それは・・・・
父ちゃんに聞いても答えられないってこと(笑)

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美術館のハシゴで娘達はかなり疲れた様子。
いつの間に予定時間をかなりオーバーしてしまいました。
さすがに空腹です。
昼御飯の場所は決めてありました。上野ではなく、北千住です。

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以前、北千住駅のルミネの中にあるSUNNEY DINERのルミネ支店に行き、記事を書きました。
それを見た上の娘が連れて行けと。
で、今回上野まで来ましたからついでに行ってみました。でも今回は本店の方で。
(詳細は別途次記事にて)

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ガッツリハンバーガーでお腹が膨れましたが、デザートは別腹とか^^
フードファイターkazukazuさんのブログで紹介されていたスイーツのアウトレットが気になっていましたので来てみました。
北千住まで来た理由はここに来てみたかったから(笑)

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結構混んでいます。
店の前にはテーブル席もあって、イートインが可能のようです。
ケーキの切れ端やら、何らかの理由で陽の目を見られない可哀そうなスイーツ達に救いの手を差し伸べないと・・・・使命感に燃え戦線に加わります。

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選べない、全部欲しい・・・上の娘が興奮した面持ちで訴えます。
全くだ、父ちゃんも全部欲しいぜ。

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ロールケーキの切れ端の詰め合わせが1パック、150円。
ミル・クレープの切れ端のパックは250円。
スポンジの切れ端、一袋50円。
ベイクドチーズケーキの切れ端、1袋50円・・・・等々

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ようはコンビニスイーツのアウトレットなのです。
最近のコンビニスイーツは侮れません。
結構美味しいです。

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パフェやプリン、ゼリーなど、コンビニのスイーツコーナーで見かけるスイーツがいっぱい。
値段も・・・・かなり安いです。
モンブランプリンやティラミスプリンが100円!

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どこに問題があるのか・・・・良く判りません。

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実に迷います。
ただ・・・此処からウチまで1時間以上かかります。
そんなには買えません。
ですから厳選しないといけませんから余計悩みます・・・・・

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驚きのプリン、1個50円。
カップの上半分はスキスキ、これは恐らく、プリンパフェのできそこないでしょうね。
本当はスキスキの部分にフルーツやクリームが詰まるのでしょう。

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買って帰ったのは、プリンロールケーキの切れ詰め合わせ150円。

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ミル・クレープの切れ端、250円。これらはkazekazuさんの評価が高かったので乗っかってみました。^^

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そしてプリン類も購入。

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買ったらあとは帰るだけ。
日比谷線は北千住始発。
三人並んで座り電車の揺れに身を任せていると・・・・良い気持ち。
ガッツリバーガーで膨れたお腹が良い気持ち
地下に潜る前の日比谷線、陽の光がさして良い気持ち
思わずウトウト・・・・
気付いたら三人とも爆睡状態(笑)

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昼寝あけ、まだ眠さが残って気だるさが体にまとわりつきます。
駅から歩く足取りものんびり、ゆっくり。
何か凄く長閑な休日を過ごしている気分。
ウチに戻り、奥さんが帰宅するのを待って開封です。。
ミル・クレープの切り端。結構大きな切れ端が二つ入って250円。
一人で大人食いも良さそう~♪

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プリンロールケーキの端っこ。端っこって不思議な事に美味しく感じますよね。^^
スポンジがフワフワで取り分け辛いです。

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ミル・クレープのアップ。均一な層が綺麗です。
この表面、見るたびに地層の勉強を思い出します^^;
クリームはサッパリしていて、いくらでも食べられそうな感じでした。

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プリンロールのアップ。
プリンが美味しい。
フワフワスポンジの食感とふんわりクリーム、そこに甘~いプリン。
これが不味い訳が無い。
ほろ苦ソースが良いアクセント。
これで1パック150円は魅力的^^

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北千住に住んでなくて良かった。
住んでたら毎日買いに行きそう^^太るなぁ、絶対(笑)

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ケーキ類の後はプリンです。

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50円のプリン。
上の空間はパフェのトッピングスペースなんでしょうね。

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搬送中にカラメルソースが上がってきてしまいました。^^

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ティラミスプリン、100円

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ココアパウダーの下は生クリーム。
アッサリクリームで、生クリームだけで食べるとコクが不足気味。

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モンブランプリン、100円

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マロンクリームはさっぱり。
クリの香りは大人しめで、洋酒の香りは感じませんでした。
販売価格(定価)を考えれば相応な味です。

 

ドンレミーアウトレット北千住店
東京都足立区千住3-40-2
TEL.03-5284-1158
年中無休11:00~21:00

ドンレミー

 

 

 


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