昔の蕎麦の食感 八ヶ岳山麓の蕎麦 そば処 おっこと亭 [信州の蕎麦]
今回の出張は信州の富士見高原、久しぶりに信州蕎麦が楽しめます。
ターゲットは乙事、ここは古くから蕎麦栽培が盛んな地域。
諏訪南ICを降り、八ヶ岳山麓の高原を走ります。
実にいい気持ち。車の窓を全開にして高原の風を楽しみます。
仕事で来ているのが恨めしいですね。バイクで走りたい・・・・^^
高原の道をひたすら走ると小さな看板が。
見落とさないように注意です。
到着しました。、
駐車場に車を停めて・・・・でも店はずっと先。
高原の爽やかな風を感じながら歩くのは良い気持ちです。
鳥の囀りに蝉の音、体に染みてくるような音色。
ずっと此処に佇んでいたい・・・・
仕事モードではないですね^^
開店早々で貸し切り状態。
座敷は結構広いです。
休日は混むのでしょうね。
少ないですが、テーブル席もあります。
品書きを確認しますが・・・・でも、実は既に決まっています。
それは”きりだめ”
箱に入った蕎麦なのです。
二人前以上からとのこと。
二人前で頼みました。
待っている間、外を眺めます。
高原ですからエアコンが要りません。
窓を開ければ涼しい風。
高原に鳴く蝉の音を聞きながら長閑な時間を過ごします。
あぁ・・・・出張中であることを忘れそう(笑)
お茶と漬物が出されます。
お茶はほうじ茶、漬物と良くあいますね。
おしぼりは残念ながら紙でした><
これがきりだめ。
シンプルな木の箱に蕎麦が入っています。
底にザルもなく、普通に盛ってありました。
この蕎麦は二八蕎麦。
さっそく手繰ってみましょう。
啜りますが・・・香りが立ってくる感じはありません。
香りの前に、蕎麦が唇をすり抜けてくれません。
蕎麦の表面に妙な抵抗がありました。
噛みしめると噛むほどに奥歯から香りが滲み出てきますが、その噛みごたえはボソボソ。
ここまで喉越しと噛み応えの悪い二八蕎麦は初めて。
十割だってもっと喉越しが良いです。
断面はスクエアで好みのタイプ。
エッジもしっかりして良い感じですが・・・・噛んだ瞬間の弾力が無く、べちゃぁっと潰れる感覚です。
若干ですが太さにばらつきが有るようです。
汁を確認してみましょう。
少量口に含み舌の上で転がします。
美味い汁です。
濃さが適度で甘味も強すぎません。
やや上品な感じの味わいで、ダシの香りは強め。
ですが、蕎麦の香りの邪魔をする程ではありません。
ついつい、汁をそのまま飲んでしまうような優しい味で素麺の汁にもなりそうです。
蕎麦を汁に浸けてみます。
蕎麦に対して汁が優しすぎですね。
どっぷり浸けると丁度いい感じでした。
中途半端な浸けかただと蕎麦の甘味を引き立てません。
薬味は葱と山葵
葱は・・・俎板切りですね。真空切りには見えません。
山葵は香りは十分にありましたが、瑞々しさは少なめでした。
蕎麦は固めで弾力がありません。
ボソボソ感といい、昔の蕎麦のようです。
昔、蕎麦=ボソボソという図式があった頃の蕎麦。
子供の頃に食べた蕎麦の食感で、懐かしさを感じました。
蕎麦湯は白っぽいですがドロドロではありません。
打ち粉の多い蕎麦なのかな。
蕎麦湯を楽しみながら・・・・目はとある貼り紙に。
そこには”そば寒天300円”と。
気になったら頼むしかありません。
きりだめ蕎麦1700円に蕎麦寒天300円で丁度2000円ですからキリも良いですし。
蕎麦寒天を頼みました。
甘いですが良いですか?と聞かれ、ますます期待が大きく^^
これが・・・・美味しいです。
水羊羹のような舌触り、でも寒天も強く感じます。
甘味はそれ程強くありません。
蕎麦の香りが口の中でふわっと広がる感じ、いい感じです。
ただ・・・・
食べるのに何を使うかが悩みます。
爪楊枝では役不足ですし、箸では気分が出ません。(悩)
食べ終わった後は腹ごなしに散策
水車小屋がありました。
ここで蕎麦の実を挽いています
蕎麦打ち道場もあるそうです。
汁は美味しかったです。でも、蕎麦の食感が・・・これが改善されるとリピリスト入りなのですが。
そば処 おっこと亭
長野県諏訪郡富士見町乙事3777-3
0266-62-7188
10:30~
定休日 木曜日
さぁ、仕事です。
高原を客先に向かって走りますが・・・・・高原の風景って気持ちいいですね。
八ヶ岳が雲に隠れていたのが残念。
やはりバイクで走りたいなぁ。
解放日が帰ってきたら走りに来よう。
温泉ライダーに変身する場所も見つけました^^