そうだ鎌倉、行こう 東慶寺の梅、一時間一本勝負 [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]
待ちに待った鎌倉の梅。
ようやく咲き始めたというのに天候は優れません。
土曜日は雨、窓辺で聞こえる濡れた路面を走る車の音は憂鬱な音色。
この日は上の娘は模試、下の娘は卒業式の送る側での参列。
もし晴れていたら、一人で気ままに飛び出せたのに・・・
日曜日、朝起きると雨の音はしません。
でも、空を見上げれば今にも泣き出しそう。
天気予想では午後から雨の予報。
八時半、奥さんは仕事で、上の娘は部活にでかけました。
下の娘を連れ出せば、解放日でなくても解放可能です。
下の娘を誘いますが・・・・行きたくないと。
体調が優れず、出掛けるのが面倒なようです。
実は先週の風邪を未だに引きずっていて、咳が止まりません。
そんな彼女を連れ出すのも気が引けます。
でも・・・花の盛りは一時。季節は待ってはくれません。
ならば、一人で行ってきましょう。ただし一時間のみの短期決戦で。
これから支度して出掛ければ9時半には北鎌倉です。
昼ご飯を作らないといけませんから11時半には帰ってくる必要があります。
となると、北鎌倉に滞在できる時間は1時間ちょっと。
となると、一カ所に絞るのが賢明です。
今回は梅がメイン。
梅といえばイメージは天神様。でも鎌倉まで脚を伸ばすには時間が足りません。
北鎌倉の梅ならば円覚寺か東慶寺。
広さが適度な東慶寺に絞りましょう。
東慶寺の梅、一時間一本勝負です。
昼には帰るからと言い残して家を飛び出します。
東横線から横須賀線に。
さすが春の三連休です。
鎌倉に行く観光客で横須賀線の車内は混雑。
はしゃぎすぎの子供たちを引率して鎌倉に向かう一団。大人の声もかなり喧しく落ち着きません。><
騒ぐ気持ちもわからないではないですが・・・
でも、子供とはいえ、電車の床にべたっと座るのはみっともないなぁ。
最近、スーツ着た大人で、その姿を見ました。夕方の時間でシラフのようでしたが、座り込んであぐらでスマホをいじってました・・・。
床にべたっと座り込んだり、しゃがみこむ姿。美しくないので嫌いです。
床にべたっと座り込んだり、しゃがみこむ姿。美しくないので嫌いです。
見ただけで不愉快になります。
東慶寺に到着。
山門の梅が出迎えてくれました。
山門の梅が出迎えてくれました。
梅の花の暖かさ、ようやく春が実感できました。
東慶寺の梅のトンネル。
満開ではありませんが、しっかり梅のトンネルになっています。
満開ではありませんが、しっかり梅のトンネルになっています。
おはようございます。
ようやく咲き始めましたね。
境内は梅の香りでいっぱいです。
時間が無くて心は忙しないままですが、梅の香りはそんな心を静めてくれました。
時間が無くて心は忙しないままですが、梅の香りはそんな心を静めてくれました。
ようやく訪れた春の香り、今年は何故こんなにも遅かったのでしょう。
寒かったから?そうかもしれません。
寒かったから?そうかもしれません。
でも、思ったのは・・・
梅達は咲くのを控えていたのでは?
11日を境に咲き始めた気がしてなりません。
11日を境に咲き始めた気がしてなりません。
手向けに花を咲かせるため、時期を待っていたのでは?
そんな気がします。
そんな気がします。
振り返るとカメラの行列。
皆、梅のトンネルを楽しみにしていたようです。
前日、シャワーを浴びた花達は元気いっぱい。
しっとりと艶やかな花達。
しっとりと艶やかな花達。
でもやはり梅です。気品を感じます。
白に紅、苔の緑。
落ち着きます。
白梅、気品がありますね。凛としていてして何時も背筋を伸ばしているよう。
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風に舞い落ちる花弁も風情があって良いものです。
今にも降りそうな空ですが、もう寒くないですね。
少し前だったら、雨の日は凍るような寒さ。
季節は確実に春なのです。
蕾たちが何時咲こうかとのぞき込んでいるかのよう。
梅の枝は楽しい形のものが多いですね。
蕾だけの枝も多く、満開は来週でしょうか。
ゆっくり観ていたいですが・・・
そうはゆっくりしていられません。
ほんとうはゆっくり、穏やかな気分で彼らを見ていたいのですが、タイムリミットが近づいています。
気持ちが焦る分、シャッターカウンターは増加傾向に。
気品の白梅か艶やかさの紅梅か。
悩みます。
白梅の気品はどこから来るのでしょう。
桜と違って、梅の花は落ち着きます。
桜の妖しさとは対極の上品さ。
情熱ではなく静けさ。
梅は人の心を静める何かがあるのでしょう。
動と静、同じ春に咲く花なのに桜と梅は正反対な印象をうけますね。
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梅の枝って面白い形。
走っている梅の木・・・・
さぁ、そろそろ帰りましょう。
もっとゆったり、落ち着いた気持ちで梅を見ていたいですが
やはり今日は落ち着きません。
帰り時間を気にしていたら、そりゃぁ落ち着きませんね。
待って、待って、待って・・・・
待ち焦がれた末にようやく逢えた梅達です。
なかなか帰る気分になれません。
名残惜しく、何時までも何時までもファインダーを覗いてしまいます。
やはり一時間では時間が不足です。
常に追われているような気がして落ち着きません。
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それでも、ようやく梅達に会う事ができ、楽しい時間でした。
横須賀線に乗った途端、現実世界に引き戻されます。
そういえば奥さんがPCの具合が悪いから修理してほしいと言っていたな。
帰ったら修理しないと・・・・・
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