さる1号 今回は失敗作。 幻に終わった抹茶ケーキのホワイトコート [スイーツを作ろう(making sweets)]
この土日は休日ではありますが仕事で身柄が拘束されています。
在宅でのスクランブル要員としての待機、家から出てはいけない訳ではありませんが遠出はできません。
何かあったら直ぐに出勤しないといけませんから。
天候が良ければ北鎌倉に行こうと思っていました(北鎌倉ならオフィスから1時間以内ですので問題ないのです)。でも今日は雨、行かれません。
こんな日はスイーツを作って気を紛らわせましょう。
そうそう、もうすぐホワイトデーですから白いスイーツでも作りますか。
奥さんの好みを考えて抹茶ケーキにしましょう。
抹茶ケーキをホワイトチョコのガナッシュでサンド&コートという感じで。
薄力粉80g、抹茶20g、グラニュー糖110g、卵を三個、牛乳40g、バター25g、水あめ10gを用意して、オーブンを180℃に余熱します。
粉類を三度振っておいて・・・おっと、バターと水あめも湯煎に置いて温めないと・・・
ボールにグラニュー糖110gと卵3個を入れ、湯煎しながら混ぜ溶かします。
溶けたら湯煎で柔らかくなった水あめを投入して溶かし混ぜます。
ハンドミキサーの高速で5分
その後低速にけり替えて3分。爪楊枝を立てて具合を確認。
粉類を振い入れて・・・
混ぜます。抹茶って溶け辛いですね。なかなか生地に馴染んでくれません。
湯煎に置いておいたバター&牛乳を少しづつ投入しながら混ぜて・・・
しまった!湯煎温度が下がり過ぎていた。
バターが固まり始めている!
でももう温めなおす時間はありません。
運を天に任せます。
型に投入・・・やばい、生地の垂れ方が重い。
これは・・・・混ぜに失敗したかも。
溶け辛い抹茶に焦ったか無意識に手首の動きに捏ねが入っていた可能性があります。
ちょっと膨らみが悪くなりそうな予感。
ショックを与え気泡を抜いて表面も平らに。
180度で30分焼きます。
焼きあがり。
やはり高さがいつもの80%程度に低いです。
裏返して裏面も確認。
う~ん。
完全にミスったようです・・・
作り直すか、とりあえずこれで作るか悩んでいたところでアシスタントが戻ってきました。
彼女は捨てるのは勿体ないと。確かにそうです。
他にも試したいことがあるので、実験用にこの生地のまま作業を進める事に。
スポンジを2cm厚にスライス。
それを四角にカットして・・・なんじゃこりゃ、気泡が多い
やはり粘りが出てしまいショックを与えても気泡が抜けなかったようです。
そして湯煎に置いたバターの温度管理を忘れてバターが固まりかけていたのも気泡の原因。
面白いものです。作る時の精神状態がそのまま生地に現れます。
今日は、仕事の電話が来るのではないかと思いながら焦って作っていました。
気持ちに余裕が無かったのです。
その余裕のなさが手の動きや手順の甘さに出てしまったのでしょうね。
さる1号、まだ未熟者です。
いかなる状況にあろうとも心を一点に定め安定した状態を保たねば。
ガナッシュを作ります。
生クリーム200mlを沸騰直前まで温めて・・・
200gのホワイトチョコを35℃の湯煎に置きます。
チョコが溶けたら・・・
温めた生クリームを少しづつ加え混ぜます。
ころあいの粘度になったらケーキにコーティングをします。
そろそろいいんでない?流そう
・・・・・
いかん!固まっていない。
温度は十分低いが固まらない。
ホワイトチョコの特性なのか・・・
冷蔵庫に入れ、冷やし寝かせます。
おそらく固まる事は期待できないでしょう。
冷やした後ですが・・・やはり固まりません。
生クリームとチョコが1:1なのですが・・・
普通のチョコだったらこの配合では堅過ぎるぐらいに固まるのですが・・・
完全に失敗です。
でもせっかく作ったから味見してみます。
一寸抹茶が多かったようで苦味が強めですが、抹茶とホワイトチョコの相性は抜群です。
クリーミーさが抹茶の苦味を包み込んでまろやかに。
そして苦味がホワイトチョコのクリーミーさを引き立ててくれます。
う~ん、アイデアは間違っていなかったのだけどなぁ・・・
失敗品ですが、奥さんに渡します。奥さん用だから失敗品でもいいかぁ・・・
改良点は
抹茶の量が多すぎで苦味が強すぎでした。
抹茶10gで良いかも。
そして薄力粉は90gで。
後はホワイトチョコの扱い。
実はホワイトチョコを使ったスイーツは初めて作りましたが、どうやら普通のチョコとは感覚が違うようです。
1:1でも固まらないのであれば、ホワイトチョコを固める方法を調べないといけません。
チョコを倍量にすればいいのか、それとも別の種類のものを使うのか。
宿題が増えたようです。
勿論作る時は雑念にとらわれる事のないようにしないといけません。
悔しいから早めにリベンジしないと・・・
来週の土曜日の予報も雨。走り始めは一体何時になるのだろう・・・・せめてバッテリーだけは繋げておこうかな。