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フェルメールからのラブレター展に行こう [日常のなかで(Diary)]

前日の寒さを引きずった、冷たい雨の月曜日。
今日は平日ですがシンガポールで休出した分の振替休日なのです。
折角の平日休みですから、休日だと混んでしまう場所に行きたいですね。

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前々から行きたいと思いつつ叶わなかった”フェルメールからのラブレター展”
フェルメールに会いに行きましょう。

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そして、そのあとで見たいものはこれ。
”フェルメール光の王国展”
mozさんのブログでANAの機内誌、翼の王国で連載されていたフェルメールの旅にまた出逢えると読み、行きたくなっていたのです。
これは良い機会です、ラブレター展と王国展をWで観ようと欲張ってみました。

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まず朝一で税務署です。
雛祭り行事を忘れてしまうほどに没頭して仕上げた確定申告の書類。
今年は2月中頃までシンガポールに出張でしたので下準備はまるで無し。
イライラしながらフルパワーで格闘です。
しかしこの確定申告、毎年のことながら面倒で仕方ありません。
e-Taxで提出すればいいのでしょうが、税務署が自宅のそばにありますから毎年提出しに行っているのです。


 

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税務署の後は東横線に飛び乗って渋谷に向かいます。
電車の中は暖かなのですが・・・・
電車を降りてからの寒い事、一体何時春が来るのでしょう。
まるで春が震災の一周忌を前に自粛しているかのよう。

朝一なので空いていると思ったのですが・・・・
結構多くの人たちが並んでいました。
やはり年配の方が多かったですが。
会期も14日までですから、休日だったら凄い混雑だったでしょうね。

 

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<手紙を読む青衣の女>
この絵は同展覧会のポスターにもなっているもので、最近画面を洗浄&修復し、青色が鮮明になっているそうです。
背後の世界地図は愛する人の不在を意味しているとか。
このご婦人、子を宿しているのでしょうか。ふっくらとした姿です。
愛する人からの手紙なんでしょうね。手紙の握り具合に愛おしさがでています。

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<手紙を書く女>
彼女は誰に手紙を書いているのでしょう。
書いている最中に邪魔をされたのでしょうか。
自分には言葉を選び考えている最中に思えます。
柔らかな光と黄色の衣の質感が実に素敵でした。

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<手紙を書く女と召使>
一心に手紙を書くご婦人。
床には書き損じの手紙も。
彼女にとってはかなり重要な内容の手紙のようですね。
後ろで待つ使用人の表情が良いです。
飽き飽きして視線は窓の外に。
使用人の表情からも、きっと犬も食わない類の事での手紙だったと勝手に想像(笑)

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<手紙を書く女>
これはフランス・ファン・ミーリスの作品
描かれる楽器は調和や心の通い合いを表しているそうです。
となると彼女が描くのは愛する人への手紙。
彼女は一心にペンを走らせています。
あくまで自然に。
きっと愛する人とも良い関係にあるのでしょうね。

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<ラブレター>
これはヤーコブ・オホテルフェルトの作品。
愛する人からの手紙を食い入るように読む女性。
何度も読み返したのでしょうか。
髪を結わく間も読み続けるなんて、凄く大事な人からの手紙なのでしょうね。

そういえば自分が最後に手紙を書いたのは何時だったのだろう。
最近はもっぱらTELかE-mail。
キーボードを打ってもペンは使いません。
フェルメールからのラブレター展を振り返りながらブログを打ち込んでいたら、妙に手紙が書きたくなりました。
文章を考え綴る時の感覚、それを実際に文字に描くペン先の感触。
忘れていた何かを思い出せるかもしれません。

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観終わった頃には昼過ぎ。
昼ご飯は何処にしましょう。
どうせならオサレなとこもいいなぁ。
いや、食事はパスでアフタヌーンティーを楽しむのも悪くないし・・・
など考えながら歩いていると目に入ったのはオレンジの看板。
んっ?吉野家?
いや、違う。何だろう?
眼鏡をかけて(さる1号は裸眼だと見えません)見直すと”東京チカラめし”とあります。
元祖焼き牛丼だって?

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そういえば以前新聞で記事になっていました。
激戦の牛丼界で他との差別化のために焼き牛丼だと。
普通の煮る牛丼に比べ、手間がかかるのですが、価格は競争できる価格に設定していると。
この焼き牛丼の店は初めてみました。
オサレとは程遠いですが入ってみることに。
味を確かめるために、一番オーソドックスな焼き牛丼の並で。

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焼き牛丼の並、味噌汁が付いて280円。
肉は煮る牛丼の肉みたいに薄いですね。
これが焼かれ広げられてご飯の上に乗せてあります。

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肉の量をみると・・・煮た牛丼のほうが肉が多い気がします。
まぁ食べてみましょう。
肉を口の中に入れると・・・・
?????
脂?脂っぽいです。
味付けが薄く、脂に完全に負けています。
つまり、脂の味しかしません。
なんじゃぁ、こりゃぁ~・・・・・食えん。

次にご飯を食べてみます。
普通焼いた肉の味やタレの味が移って美味しく食べられるものですが・・・
脂や・・・脂ご飯です。
下のほうのタレや脂が付いていないご飯を食べてみます。
ボソボソで旨みがない・・・・
どういう炊き方しとるんじゃぁ~(怒)
価格を考えれば贅沢は言えないかもしれませんが・・・・

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備え付けの生姜を山と盛りながら、脂を中和させつつ食べ進みましたが・・・・
残念ながら完敗です。
半分残しました。とても食べられる代物じゃない。はっきり書くと問題かもしれませんがあえて書きます。”不味い”と。

一番美味しかったのは味噌汁。
脂だらけで気持ち悪くなった口の中をリフレッシュしてくれます。
これをご飯にかけたものの方が焼き牛丼より美味しいのでは・・・・

いずれにしても、煮た牛丼より手間暇かけておきながら、煮た牛丼より不味い牛丼作っているのですから可笑しな話です。
おそらく煮た牛丼のように全国展開は出来ないのでは?
数年後には消え去る気がします。

焼き牛丼の場合、肉の良し悪しがはっきり出ますから肉の質が良くないといけません。
それを考えると煮た牛丼と価格競争をやって勝つ見込みは無いと断言できます。
価格で牛丼チェーンと競争すると悪い肉を使用するしかなく、それは煮た牛丼に比べ美味しくありません。
焼き牛丼で行くのなら、価格競争を止めて肉質を上げて牛丼チェーンと違う土俵で戦うべきなのでは。

しかし食べ終わった後が気持ち悪いです。完全な胸やけ。
食べた後気持ち悪くなったのは久しぶりでした。

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渋谷から銀座線に乗って銀座まで。
松坂屋の裏手側が目指す場所。

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本日終了しましたぁ???何だって?

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あぁ、休館日だったのかぁ
ラブレター展の休館日は調べましたが、こっちを調べるのを忘れていました。(泣)

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三月だというのに凍るような冷たい雨に震えながら茫然と立ちつくします。
仕方ない、バックスの暖かなココアで体を温めましょう。

 

今週から暖かくなると言っていたお天気お姉さん、寒い日ばかり続くのですけど・・・・今週末も梅は期待できないかなぁ。 

 


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