シンガポール滞在記7 リトルインディアでカレーを食べよう [海外出張記(Singapore)]
チャイナタウンの次は、アラブ系やインド系の人達の街にも行ってみたいですね。彼らが移転した先の街も見に行きましょう。まずはインド系住人の街、リトル・インデァに行ってみることに。
朝ごはんの後に散歩がてら出発です。いつものように運河沿いを下ってゆきます。
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それ程に朝早くはないのですが、あまり人は歩いていません。相変わらず朝が遅い街ですね。
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何故か穏やかな風が心地いいです。シンガポールでもこんなに心地いい風が吹くのですね。でも心地いいのは日陰にいるときだけ。
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海からの風が意外にも涼しくて、頬を撫でる感触が心地いいです。日陰のベンチに座っていると寝てしまいそうなくらい。シンガポールにもこんな風があるのですね。無論涼しい風といっても熱帯の風ですから湿度はかなり感じます。
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この鳥はやたら見かけます。朝早くから元気に鳴いていて・・・・シンガポールで早起きなのはこいつだけかも(笑)
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気持ちいい風にちょっと遠回りですが運河沿いに海まで。.
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運河沿いの店も正月モードですが、日本のように特別な正月飾りは見かけません。正月ぽいのかな、と思ったのは干支が貼ってあることぐらいですが、どの店のシールもゆるキャラ系。何だか気分がでません。自分のイメージする東南アジアはもっと強面系だったのですが・・・
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運河沿いのテラス席はどれも昨晩の喧噪の名残り、ワインの入ったままのグラスや空のボトルが置きっぱなしの席も。ちゃんと片付けてから店を閉めたらって思ってしまいますが、この国は細かい事を気にしないのかも。
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大好きな窓を楽しみながらベイサイドまで散歩。暫くベイサイドのベンチで風を楽しんだあとはリトル・インデァに向かいます。
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この街、所々にオブジェがありますが、妙に惹かれた作品。
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熱帯植物のような、動物のような・・・
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この不気味な感じ、悪くないです、好みかも。
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途中で面白そうなストリートに出会いました。ブギス・ストリート、かなり怪しげです。
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建物の側面も怪しい雰囲気たっぷりです。これは楽しそう、入ってみましょう。
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正面から入り直すと・・・人が溢れています。どうやら有名どころだったようです。
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雑貨、服、菓子類の店が沢山ありました。建物の中のストリート、雰囲気は怪しくて好きですが、臭いがちょっと鼻につきます。屋根で覆われ空気が上に逃げません。人々の強めの香料の匂い、汗の匂い、熱気の匂いに入り混じって食べ物の匂い・・・・酸っぱい臭いが鼻にまとわりついて離れません。単なる臭さを通り越してすえた臭い、二日酔いの時には入らない方がよさそう・・・
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縦に二本の通路があり横に二本、井の字型の通りになっているようです。縦の通路がメインで、横の通路はかなり狭いです。横の通路には服が所狭しと並んで・・・この詰め込みはアメ横以上。.小さな店が数えきれないくらい並んでいました。一番小さな店は二畳も無かった気がします。
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売っているものは女性服が多いですね。男性ものは若い人向きのものばかりなので、残念ながら自分には服の価格は安いのか、安くないのか判断がつきません。だいたい善し悪しもわかりませんから。奥さんや娘達を連れてきたら喜ぶかな。まぁ、よく判りません。この方面には全く疎いさる1号なのです。(笑)
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もう一本の縦のメイン通路に出て外に・・・と思いましたが、混み過ぎて進めません。
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仕方なく横通路から外にエスケープ。思わず深呼吸、あー生き返った。
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外にも屋台がいっぱい並んでいます。
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今日の目的はリトル・インデァ、ここは後日改めて探索することに。
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とある集合住宅の通路、木陰になっていて気持ちよさそう。昼寝専用のベッドのようです(笑)
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リトル・インデァに到着です。チャイナタウンより規模は小さいですが、街はチャイナタウンより新しいだけに道が広いです。
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ですから通りは全て車が往来します。この国の車、歩行者に遠慮しません。何度かぶつかりそうに。よその国で事故を起こすと、後がめんどくさいですから最後は引きます。う~ん、ちょっと悔しい(笑)
チャイナタウンに比べると、店はどれも小じんまりした感じです。
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でも色彩の豊かさは負けてはいません。
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大きい通りも裏通りの匂いが・・・これはマニアックな街かも。
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この国のサイドカーがやってきたので、思わず撮影。買い物をしたものを船に乗せて帰ってゆきました。どうやらトランク代わり。
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ここまでカラフルだと何だか愉快な気分に。
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いつものように窓の雰囲気を楽しみましょう。
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この街でもキョロキョロ、首が疲れます(笑)
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裏路地も良い感じ。何故か惹かれます。
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なかなか渋いフルーツ屋さん。
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八百屋さんも良い雰囲気の窓、嬉しくなります。
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この古ぼけた壁と
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薄暗くを通り越した暗さが醸し出す怪しさ
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ここも味わい深い街です。
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別世界に迷い込んだような気分でワクワクしてきます。
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両替商や貴金属店はしっかり鉄格子。日本じゃ見かけない風景ですね。
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インド人街ということは寺院は当然・・・
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ヒンズー教寺院です。門の上や屋根の上には多くのヒンズーの神々が。
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誰が誰だか・・・判りません。
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チャイナタウンで見た寺院の神様は鮮烈な色彩でしたが、ここの寺院は色褪せています。そろそろ塗り直しでしょうか。
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屋根の上のギョロ目の神様たち。女神さま達は皆ちょっとぽっちゃり系。
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そして皆、勇ましい姿です。
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男性神もいますが、女性神のほうがインパクトがありますね。より生々しいですから。
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こちらの方は、仏教の世界では弁天様と呼ばれるお方でしょうか。
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この神様、妊婦さんですね。子孫繁栄の神様でしょうか。それとも再生の神様?
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この寺院、妊婦の神様がいっぱい。このお方、屋根の下を睨みつけて槍を構えています。屋根の下から見上げると思わず足が竦みます。迫力がありました。
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寺院を見学した後は、遅くなりましたが昼ごはんにしましょう。折角だからカレーを食べることにします。でも店が多くて迷います。観光客向けの綺麗なお店は普通すぎてつまらない。かといってマニアック過ぎる店は恐さがあります。地元の人達が日常的に通う店、頃あいの店を探します。
なかなか良い雰囲気の店を発見しました。汚過ぎず、綺麗過ぎず良い雰囲気です。
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お店の看板です。
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食べているのは地元民ばかり。これは期待が持てます。
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マトンカレーをメインにしてセットを組んでみました。
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マトンカレー、茹で卵のカレー煮、野菜スープカレーをイエローライスにあわせて。
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水は置いてあったのですが流石に恐かったのでコーラをつけました。このセットでS$7.50(490円)です。フォークはデフォルトではついてきません。周りを見ると手で食べている人もたくさん。上手く真似できそうになかったので焦りました。でも、フォーク&スプーンで食べている人もいて一安心。無事フォークをもらいました。(笑)
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マトンカレーが美味しいです。肉の臭みも無く、柔らかで、マトンって美味しかったんだと思わせるくらい。スパイスも強すぎず、良い強さ加減の香りです。
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茹で卵のカレー煮、ちょっと強めのスパイスが卵黄とあわせると円やかになって、卵とスパイスの相性の良さを感じました。
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インディカ米ですがパサパサが気になりません。結構辛口のスパイスでパサパサご飯が丁度よく思えます。特にご飯に混ざっている実ですが、これは何のスパイスでしょう。噛みつぶすと痺れるような鮮烈な香りが口の中いっぱいに広がって、舌から体の中に染みてゆく感じがします。このご飯だけでも良いなぁ~♪
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このカレー(スープ?)ちょっと甘口。どうやって食べるのかな考えましたが適切な方法はなく、ご飯にかけました。これは無くても良い気が。
遅めの昼ごはんも食べ終えましたのでホテルに帰りましょう。愚図愚図しているとスコールがやってきますから。15時以降は危ないですので15時までにホテルに帰りつくようにしています。
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帰り道に近道を見つけて散策です。
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なかなか良い雰囲気と思っていたら。
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さらに楽しいサイドカーまでありました。感激していたら・・・
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チャリンコサイドカータクシーの客待ち列がありました。
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乗ってみたいような恐いような・・・・(笑)
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戻る途中から雷鳴が響いていましたが、ホテルに戻ってしばらくしたら凄いスコール。やんだ後には綺麗な虹が見えました。