シンガポール滞在記6 チャイナタウンへ行ってみよう [海外出張記(Singapore)]
チャイナタウンって何でしょう?日本語だと中華街。日本でありながら日本とは違った雰囲気、チャイナの雰囲気を持った街。ここシンガポールにも中華街はありますが、住民は、中華系が76.7%、マレー系が14%、インド系が7.9%、その他が1.4%(Wikipediaより)、つまり中華系がほとんどなので街全体が既に中華街なのでは?とも思えます(笑)
それでもあえてチャイナタウンを名乗る街、どんな街でしょう。
今回は事前に地図で位置を確認してMAPイメージを頭に焼き付けます。
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九時に出発しましたが既に暑いです。休日の朝は道行く人も少ないですね。
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陽が照る場所は暑くていられません。日陰を探しながら歩きます。鮮やかな色彩に魅せられながらキョロキョロと。首が疲れます(笑)
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旧正月、新年は辰年なのですが・・・・辰に見えません。辰(龍)って強いイメージがありますが、この辰(龍)はちょっと・・・。
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相変わらず窓に魅せられながら歩きます。
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中華街に到着しました。やはり辰がお出迎え。
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えっ、10時前なのにもう長い行列があります。
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腸詰屋さんでした。この行列、無茶苦茶長くて50mは確実にありました。この時間でこの行列・・・よほど美味しいのでしょうね。残念ながら店の名前を確認する事を忘れました。><
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横浜の中華街とは全く雰囲気が違います。
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まず第一に広いです。
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小さな店がいっぱいあって数えられません。横浜は同じ店の支店が彼方此方にあって店自体の数はそれほどではないのでは。しかもどの店も綺麗で・・・
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でもシンガポールのチャイナタウンは違います。テントで張り出して店にしていますから整然とした感じは無く、お祭りの露天状態。そしてちょっと妖しい雰囲気があります。
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シンガポールの街並みは、カッチリ整理されていて無機的な雰囲気もありますが、このチャイナタウンは人の血を感じます。妖しさは血の匂いでしょうか。
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生きている事の臨場感。生々しい力を感じます。
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自転車のサイドカー、営業車なんでしょうか。ちょっと貸してほしい・・・
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ここのチャイナタウンの面白さは、遠くに見える高層ビルの無機質さと、チャイナタウンの生々しさの対比。
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このエリアはもともとインド系の人達が住んでいた場所だそうです。だからイスラム教やヒンズー教の寺院もあります。
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いろいろな宗教寺院があると言う事は多様な人達が暮らしていた場所なのですね。異教徒を弾圧し改宗しないと虐殺してしまう宗教もあったぐらいです。(その宗教が悪いのではなく狂信的信者の問題なのでしょうが)
なのに互いを尊重し、互いの信仰を認め合って共存していたのは素晴らしいですね。
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ヒンズー寺院のスリマリアマン寺院が見えてきました。テントに原色の寺院に高層ビル、凄い組み合わせかも(笑)
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色彩豊かな神々が・・・
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これでもかってぐらい屋根に乗っかっています。
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内部も色彩豊か。えっ、神聖なる信仰の場を写真に撮って良いのかって?
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自分も最初はNGかと思い撮っていませんでしたが、係員が話しかけてきてチケット買えば撮っても良いよって。そしてチケット売り場を指差します。どうやらこれが良い収入源になっているようです。何かの縁です。お賽銭がわりにチケットを購入しました。
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撮影OKならいっぱい撮りましょう(笑)
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天井画も沢山。原色が目に眩しい強い色彩です。
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素敵なインド系女性が祈りをささげていました。民族衣装の青い衣をまとい、大きな瞳をうつむき加減に祈りをささげるその姿、あまりの透明な美しさに思わず息を飲みました。これが見られただけでもここに来た甲斐がありました。無論、祈りをささげている姿は撮れません。
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建物の外側に行ってみましょう。
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あの~、狭くないですかぁ?
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何体の神様が屋根の上に・・・・
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屋根の上は壮観です。日本の神社仏閣では絶対に無い雰囲気にかなり驚いています。
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わき腹のお肉具合、身近な人を思い出すなぁ・・・奥さん元気かな?そういえば二週間になるのにメール一つ出していません。尤も向こうからも来ませんが。冷めた関係・・・・・
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ここの神様、皆目を見開いています。そんなにギョロ目にならなくても(笑)
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ヒンズー教の源流はバラモン教。バラモン教の神々は仏教に入っています。つまりこちらの神様で仏教の中にとりいれられ、仏像となった方も。でも仏像とは全然雰囲気が違いますね。
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原色の衣服が日本の仏像とは全く違います。こちらはガネーシャ、仏教の世界では聖天(歓喜天)。特徴的だから判りますが他の神々は誰が誰だか・・・(笑)
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高層ビルと並ぶと不思議な感覚です。
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強い日差しに鮮やかさが際立って迫力さえ感じました。
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おっと、初めて見るヒンズー教寺院に興奮して時間を忘れていました。チャイナタウン探索の途中でした。
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皆様からお見送りをいただき・・・・
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寺院を後にします。
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じっくり撮りたいものがいっぱいありますが、さすが旧正月期間です。混んでいて挫折しました。
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再び路地に戻ります。
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横浜の中華街ではやたら焼き栗を売っていますが、
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ここのチャイナタウンはピーナツ売りがたくさん。焼き栗は見かけなかった気がします。
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通りは縦に四本位あったでしょうか。それらを横切るのが一本。
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今回の出張で自分が窓好きなのが判りました。PCの窓は嫌いなのですが・・・
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南国風の窓が好きなのでしょうね。カナダやUSの建物の窓には興味がわきませんでしたから。
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通りを変えるたびに雰囲気が変わりますが、チャイナタウンの旧時代的な建物と奥に見える近代的建物の対比はお気に入り。
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売っているものも種類が多いです。食材関係も見たことが無いものがいっぱい。
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屋台もたくさんあってどれも美味しそう。
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休日の午後の裏路地は気だるさが漂っているよう。
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チャイナタウンですから仏教寺院もあります。
この佛牙寺はチャイナタウンにある正式名称が新加坡佛牙寺龍華院という仏教寺院で仏陀の歯が安置されています。
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仏教寺院と言っても日本の仏教寺院とは雰囲気は異なりますね。
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妙に煌びやかです。
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侘び寂びは感じられません。同じ仏教とは思えません。
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でもこの国の太陽にはこの寺院の方が似合っていますね。強い日差しにはしっかりした色彩が綺麗です。
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良い裏路地を見つけました。どうやら裏路地も好きなようです。
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遅くなりましたが、お昼御飯に屋台で麺を。
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海鮮麻辛麺とあちました。S$4.00です。(260円)
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鮮烈な辛みとスッキリした酸味。トムヤンクンのような汁です。海老味噌のコクのある旨みもしっかり効いていて美味しい麺でした。
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デザートはバナナを。揚げバナナ専門店です。揚げバナナ専門で商売になるのですね。一本s$1.50でしたが、麺がs$4.00である事を考えると高い気がします。
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サクッとした衣にネットリした温かなバナナ・・・・普通に皮むいて食べたほうが好きだなぁ・・・(笑)
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お腹も膨れましたから戻りましょう。散歩がてら遠回りをしながら帰ります。
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またまた裏路地。あの白線の枠は・・・
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二輪駐輪スペースです。この国、二輪の駐車スペースがしっかり確保されています。二輪の駐車禁止を決めておきながら駐車スペースの設置を行わない某国とは凄い違いです。やはり某国の行政は仕事が貧しいです。
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窓に誘われながら散歩です。(笑)
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いろいろな窓を眺めながら歩いていると・・・
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高層オフィスビルの麓に庶民の集合住宅。対比の妙が面白いと撮ってみましたが・・・
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後ろの高層ビルをよく見たらマンションでした。背中あわせに二棟が組み合わされて、それが弧状に配置されています。組まれた建屋と別の組との境目は空間がありますが、この空間からの風は凄いでしょうね。嵐のときは危険な程の強風になるのでは。
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背中あわせ、判りますか?一部の階にある渡り廊下(?)凄いですね。4棟を繋いでいます。
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何か凄いマンションでした。凄いですけど安らげるか疑問だなぁ。
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やっぱり窓がこういう形で開く方が良いから(笑)
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ジャマエ・モスクです。薄い青緑が空の色と実によくマッチしています。見ていて気持ちいいほど。
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どこにでも駐輪スペースが設置されています。某国、少しは見習えよ。
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チャイナタウンの区画の終わりです。
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またあった。今度は横並びタイプ。シンガポール、羨ましいぞ!