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そうだ鎌倉、行こう 長期海外出張の前に [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

新年ももう四日。

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次の日曜日から二月中頃まで海外出張です。
帰ってくる頃には冬も終わりの時期、真冬の鎌倉にあいたくて出掛ける事にしました。
東横線から横須賀線に乗り換えて北鎌倉に到着。

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北鎌倉を降りると穏やかな陽射しが降り注ぎます。
真冬とは思えない暖かさのなか散歩を始めましょう。

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まずは大好きな場所に。
明月院です。自分にとってここは落ちつく場所。
紫陽花の季節は混雑しますが、それ以外の時期は静かなのです。

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山門に活けてある花々も楽しみの一つ。
季節の花達が出迎えてくれます。

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しかも、この花々を活けている竹の筒は山門に固定されてはいません。
竹の筒は風を受ける度、ゆらりゆらりとゆったりした動きで花の向きを変えます。
花はその表情を陽光の当たる向きによって様々に変化させてゆくのです。
光と風が演出する花の美しさ、思わず魅入ってしまいます。

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奥に進むと大好きな丸窓のある本堂。
丸窓の向こうは別の世界。無限の広がりを感じます。
今日は丸窓の向こう側の縁側に行く事ができるそうです。
そこは自分が鎌倉で一番好きな場所。

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縁側に座して深呼吸。
暖かな陽射しに頬はじんわり暖かです。
でも時折キュッと引き締まった風が頬を撫で、その度に身体が透き通ってゆくよう。
聞こえてくるのは鳥の鳴く音と風の音。そして自分の息の音。
池は凍っているようで、キラキラと光の塊が遊んでいます。
自分も空に漂っているような、そんな気分。

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透明な空の中に身を置いて、心が静かになって行くのがわかります。
年末から年始、自分のペースで生きて来たつもりでした。
でも、それは勘違い。
ここにいると如何に焦って生きていたかがわかります。
何をそんなに焦っているか。
何故焦って生きようとしてしまうのか。何を求めようとあがいているのか。

焦らず、手元の花を見るが良い・・・と、お地蔵さん。
大切な物は自分のまわりに既に在るのだ。
お前はそれが見えなくなっているだけなのだと。

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カコン・・・
乾いた音が背後に響きます。
風で揺れた掛け軸が壁に当たって奏でた音色。
それを合図に目の前の枯れ木が枝をふわっと広げ膨らんだと思った瞬間、カサカサカサ・・・
乾いた軽やかな音を伴って枯れ葉吹雪が舞い散ります。

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そして池からは遊んでいた光の塊が急にザワザワと。
光の塊は風を受け、ゆったり行きつ戻りつ漂い流れます。
あぁ、固まっていなかったんだ。

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勝手に一面が氷って固まっていると思い込んでいたようです。
思い込んでいると見えてる物も見えなくなりますね。
そう、目では見えていでもそれだけ。意識では見えていないのです。

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やはりここは落ちつきます。
身体にまとわりついた見えない錘りが消え、気分も軽くなりました。

明月院の次は東慶寺に向います。
これも何時ものコース。

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ここの静けさも素敵です。
そろそろ蝋梅の季節でしょうか。

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咲いていたのはごく一部。

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ほとんどが蕾でした。
今年は満開の蝋梅を見ないで終わりそうです。

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今は花の無い時期。
静かな境内です。

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穏やかな光の中で。のんびりと庭を見ます。

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梅の季節が楽しみ。
梅の季節には帰ってきますから。

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北鎌倉から鶴岡八幡宮に。
折角ですから参拝してゆきます。

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ロープをはって階段の入場規制。

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後ろを見ると・・・・うわぁ!

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折角ですから行列に加わって参拝

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おみくじもいっぱい結んでありました。まるで白い花のよう。

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良いのは結ばないんだよね?

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屋台もいっぱい出ていました。

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神社の屋台と言えば、焼きそば、お好み焼きなど、
粉ものや麺は違和感ありませんが、パンというのも珍しいのでは。

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しかも外国の方でした。
本場、自家製のソーセージ?じゃぁ試してみましょう。
ジャーマンホットドッグを頼みました。
一番手前の写真です。

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現物・・・パンが違う(泣)
しかも、パンが冷たくてコツコツ。(哀)
ソーセージが美味しかっただけに残念な一品でした。

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参拝の後は小町通を駅に向って歩きます。

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最近、ソーセージの店って多いのかな・・・

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おぉ、いたか”ろくでなし猫”

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雰囲気が変わったと思ったら店が一部変わっていました。
久しぶりに小町通りを歩きましたが、チョコチョコ変わっていますね。

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に、しても・・・温かそうだね。
小町通りを抜け、長谷に向いました。
途中、どうしても海が見たくて・・・

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由比ケ浜で横道にそれて・・・

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潮風が気持ち良いですね。

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風がかなり強かったですが。

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強い海風で鳥達も停止状態。
何か、どこぞの国の国旗にありあそう。

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海からの風を羽いっぱいに受けて羽がいっぱいに膨らんでいます。

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前に進めません・・・停止状態で浮かんでいました。
それが凄く気持ち良さそう。
本人(鳥?)は獲物を探しているだけなのでしょうが(笑)

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浜からコースに戻ります。
文学館の信号脇の鯛焼き屋さん、”なみへい”
最近、親しみを感じる名です。(笑)

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一匹ごとに焼く天然ものの鯛焼き。

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天然物は皮がパリッとして良い感じです。

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中の餡子もしっかりしていて嬉しいですね。

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タイの厚みは普通位かな。

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この肖像画、出しちゃって大丈夫かなぁ・・・・

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長谷まで来た所で妙に寒さを感じます。
空を見ると黒い雲が広がっています。

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仕方在りません。
潔く帰りましょう。
無理して風邪をひくわけにはいきませんから。


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