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そうだ鎌倉、行こう 北鎌倉から源氏山へ たまには日常からのエスケープ [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

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奥多摩の紅葉は期待はずれでした。
おそらくそのまま紅葉は終わってしまうでしょう。

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ならば、これから紅葉を迎える鎌倉に期待します。
例年だと11月末〜12月初頭、つまり今の時期はまだ紅葉はしていません。
明月院はまだ青々とした庭、それでも秋の欠片を探しましょう。

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紅葉の季節でもないにもかかわらず訪れた理由は・・・
最近何やってもしっくり来ません。ちょっと疲れ気味のようです。
鎌倉でのんびりとした時間を過ごして、変に力が入った身体をほぐそうかと。
仕事を休んだ月曜日、家族には休みと告げていません。
告げると奥さんが用事を作ってくれるから。まったく迷惑な事です。
それでは休みをとった価値がありません。

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自分の仕事はエンジニア、しかも外資系。服装はカジュアルで良いのです。
つまり、服装だけではONかOFFか判断できません。
それでも注意深く観察すれば服装の違いがありますから区別はつきますが、奥さんは判らないでしょう。
散髪しても気付かない関係ですから。(笑)

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北鎌倉に降り立ち、深呼吸。朝は雲が多かったですが、今は暖かな陽の光で満たされた小春日和の良い天気。
いつもだと北鎌倉駅には高校生達が溢れていますが、今日はカメラを持った年配グループで溢れています。
それもそのはず、今日は土曜日に鎌倉に行く時より1時間遅めですから。

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まずは何時も通り明月院の丸窓を見に行きます。
そして丸窓の奥の縁側に座し、ゆっくりと息を整え、聞こえてくる音と同化してゆきましょう。
鳥や虫の鳴く音と風と木の葉が奏でる旋律・・・・
陽さえも注ぐ光が音となり曲を奏でるよう。

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乾いた土に大粒の雨が吸われるように音が身体に染みてきます。
いや、身体そのものが無くなって漂っているような気持ち。

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暫くの間、溢れる静かな音の中に心を遊ばせ時を過ごします。

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そろそろ次にゆきましょうか。
でもその前に甘い菓子と渋いお茶を忘れてはいけません。

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虫達が奏でる音色と小川のせせらぎの合奏・・・薄茶の香りと苦みに良く溶け込みます。

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明月院の後は東慶寺、いつものコースです。
当然ながら此処も未だ紅くありません。

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東慶寺は花がいっぱい咲いていました。

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しかも皆愛らしいのです。

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秋は菊が良いですね。

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可憐な色合いのものや

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オーソドックスな小菊

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ピンヒールでしょうか、いろいろな形で楽しませてくれます。

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色付いていたら良い感じになりそう。

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肥後菊かなぁ?

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黄色の大群が押し寄せるよう

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姫蔓蕎麦 足元で かわいいピンクの金平糖のようのような花をつけています

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竜胆が至る所で咲いていました。
紅葉が立派だと首が疲れますが、今日は腰が疲れます。
下ばかり見て屈みますから。(笑)

東慶寺の後は源氏山を抜けて文学館へ薔薇を見にゆきましょう。

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森の中にも未だ紅は見当たりません。

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でも確実に秋です。

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10月櫻

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平日の源氏山公園は静かです。
少し休みます。ベンチで何も考えずに座っていましょう。
何も考えてはいけません。持っている大きな荷物を降ろして、ただ座っているのです。
仕事、家庭、全ての束縛から離れ、全てを降ろして。
ただ青い空とともにそこに居るだけ。
雑念無く風の音を聴き、地の鼓動を感じていれば身体が同調して調子を整えてくれるでしょうから。

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源氏山から長谷に降りて文学館に向います。

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ここの洋館は加賀の殿様の別荘だったそう。

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庭からは薔薇の甘い香りが

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規模はおおきくありませんが品種は多いです。

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ただ・・・密集していて撮り辛いですね。

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花を撮るのは難しいと思いますが、

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その中でも特に薔薇が難しく感じます。

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撮りながら魅せられてしまうのです。

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だから冷静にファインダーを覗けません。

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常に焦っているよう。右手人差し指が勝手に動いてしまいます。

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頭は冷静な判断を放棄して、見つめるのみ。

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さすが鎌倉、野リスが多いです。

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甘い香りも冷静な判断を妨げる大きな理由・・・

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甘い香りのする女性を前にして冷静な判断ができなくなるのと一緒ですね。

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咽せるような香りに包まれながら・・・

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シャッターカウンターが進んでしまいます。

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特に、柔らかな色合いに惹かれます。

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その一方でハデ色の薔薇にも惹かれるのです。性ですね。

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そろそろ16時、閉館の時間が迫ってきています。

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重さを感じていた身体も今はすっきりした気分。
傾いた陽の柔らかな光を浴びながら帰ります。
たまにはエスケープも良いものです。




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