SSブログ

サラサラ、スープカレーうどん  近所のうどん屋さん 手打うどん 國庵 [カレー(Curry)]

S500-IMGP3174_175.JPG
まったく風邪が抜けない休みの日。
上の娘の授業参観から戻り昼ご飯の時間ですが、奥さんは仕事、下の娘はパーティに行っています。
今日の昼は自分一人なのです。
せっかくの一人での昼ご飯、前々から気にしていたお店に行ってみましょう。

S500-IMGP3193_194.JPG
自宅と駅との間にあるこの店、通勤時に気にしてはいましたが行く機会はありませんでした。
自宅から近過ぎる距離と、昭和をモチーフにした古ぼけた外観。
素直に入ろうという気になれません。

S500-IMGP3176_177.JPG
擂り硝子にはお約束のテーピング。
なんとなく戸を引く気にはならないのです。
でも仕事の帰りに通りかかると窓越しに覗き込んだりして・・・・
かなり気にしていました。

S500-IMGP3191_192.JPG
何が気になっていたかというと、秋田の親戚が作る無農薬野菜を使用という事。
産地直送の無農薬野菜なんて美味しそうです。
それに・・・・

S500-IMGP3192_193.JPG
Yokohama Walkerに二度掲載と自慢しているカレーうどん。
凄く気になります。
実はカレーうどんと信じていたのですが、良く見るとスープカレーうどんとなっています。
でも、暖かなかけ汁うどんには汁があるわけだからスープうどんである事は普通なのでは・・・

S500-IMGP3177_178.JPG
中は結構薄暗く、貧しい昭和のイメージでまとめてありました。
夜は酒が飲める店なので灰皿が置いてありますが、昼間の時間帯は禁煙です。
これは嬉しいですね。

S500-IMGP3181_182.JPG
出されるのは水でした。この季節は温かな茶の方がいいな。

S500-IMGP3187_188.JPG
時計はちゃんと時を刻んでいます。電話は・・・どうでしょう。おそらくダミーだと。

S500-IMGP3175_176.JPG
頼むのはカレーうどんに決めていますが、一応品書きを確認します。
蕎麦が無い(泣)・・・・蕎麦屋じゃないですからあたりまえですね。

S500-IMGP3183_184.JPG
大盛りは200円増しで特盛りは300円増しだそう。
普通が260g、大盛りで約1.5倍400g、特盛りが2倍で520g。
特盛りが300円増しなのはお得ですね。

大盛りカレーうどんを頼みました。
白飯もつけたかったのですが、半ライスが品書きに無いのでやめておきます。

S500-IMGP3188_189.JPG
大盛りカレーうどんがやってきましたが・・・・
えっ???と一寸困惑です。

S500-IMGP3189_190.JPG
汁が・・・薄い。
自分の中のカレーうどんのイメージはトロリとした濃い汁。
なのにここのはサラサラで透けた汁。

S500-IMGP3190_191.JPG
残った汁をご飯にかけてカレー丼にするのが楽しみなのですが、ここの汁でそれは期待できません。
カレー丼ではなく、カレー雑炊になってしまいますから。
ご飯を頼まなくて良かった・・・

まずは汁から。口に含むと爽やかでスパイシーな香りに舌先が麻痺しますが、そのあとはすっと消えてゆきます。
サラサラの汁は余韻を何時までも引きづりはせず、潔く消え去る感じ。
重くないです。軽やかな感じがします。
トロミのある汁の重くガツンとスパイスが残っているのもいいですが、軽やかな汁も悪くありません。
舌の上の香りが消えてゆく様を感じながら次の香りへの期待が高まります。
ただ・・・熱さが。
トロミの多い汁は何時までも熱々です。しかし此処のトロミの無い汁は既に冷めるほうに向かっています。
カレーうどんは熱々が美味しいですから急がないといけません。
うどんを啜ります。
うどんのコシと弾力を楽しみながら咀嚼し、カレーの香りとともに喉の奥に送り込んで行きます。
一気に啜ります。もちろん汁をハネないように細心の注意をはらって。
カレーうどんを食べるつもりで出掛けておきながら白っぽい上着なのです。
上着を着たまま食べるのは自殺行為ですから脱ぎましたが、下のシャツに汁を付けて、それが上着に付かない保証はありません。注意するに超した事はないのです。

やはりウドンは蕎麦ではないですね。
ウドン自体の味を舌が確認しに行きません。舌は汁の味ばかりを気にしています。
無論、顎はウドンを噛み切るときの弾力を楽しんでします。
この弾力は蕎麦では味わえませんから。

でも、食べながらふと思います。
此処の汁、カレー丼にはなりませんが、カレー雑炊になります。
汁の爽やかなスパイシーさは良い感じ、きっと美味しいカレー雑炊になります。
ご飯に汁をかけ、カレー雑炊にしたらその上に温泉玉子を落として・・・・あぁ、妄想が始まりました。
最初はカレー雑炊で食べ進んで、スパイスの香りとご飯の甘味を楽しみます。
半分程食べ進んだら温泉玉子の黄味を潰してトロリとした黄味をご飯に絡めながら食べましょう。
甘みのあるコッテリした黄味が鮮烈なスパイスを円やかにして旨味を押し上げ、きっと美味しいでしょう。
やっぱり白飯を頼めばよかった・・・・・

サラサラの汁のスープカレーうどん、中々興味深い一杯でした。
でも自分の中のカレーうどんはトロミMAXの、運ばれてきた時にまだブクブクいっているようなカレーうどん。
熱々のトロミで火傷する程で、すぐには啜れないぐらいのもの。
そして熱さでスパイシーさが強調されて啜った瞬間に頭の芯にガツンとくるものが好きなのです。
そう言った意味では、サラサラのスープカレーうどんはおとなし過ぎてもの足りませんでした。

S500-IMGP3184_185.JPG

手打うどん 國庵
横浜市港北区菊名6-12-12
045-435-0844
11:30〜14:00  &  18:30〜22:00
11:30〜15:00  &  17:30〜22:00(土日祝)
定休日 木曜日&第四金曜日



nice!(63)  コメント(30)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。