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鎌倉の老舗洋食屋さんでカツメシを食す 大船 仏蘭西料理レストラン ミカサ [カツ唐揚(Fried meat炸肉)]

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ある日、TV番組で見かけ、食べたいと思いながらも機会がなかったミカサのカツメシ。
ようやく食べてきました。
丁度この近くに出張でしたので。(笑)
それにしても風邪が抜けません、まだ身体は辛いです。
だから今日は蕎麦ではなく豚カツなのです。

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かつて映画の撮影所があった街、大船。
その名残で松竹前の名がついている交差点があります。
その交差点のそばにあるのが、仏蘭西料理レストラン ミカサ。
1936年創業の鎌倉市では最初の洋食店らしいです。

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大船に松竹の撮影所があったときは映画人で賑わっていたそうです。
そんななかで生まれた”カツメシ”、炒めた飯に豚カツがサンドされたもの。
その由来は良く知りませんが、恐らく早く撮影の合間にガッツリ手早く食べたいというリクエストによるものだったのでは。

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入り口の品書きの”懐かしの洋食屋”コーナーのトップにありました。

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蝶ネクタイ&タキシードスタイルの給仕さんがメニューと一緒に新聞も持ってきてくれました。
メニューを置くときも手渡すのではなく、テーブルにどかっと置く感じ。
今時無いスタイル。
今はファミレスでさえ手渡しが普通ですが、昔の街の洋食屋さんってこんな感じだったなぁ。

品書きを確認します。
いろいろ魅力的なものがありましたが、目的物以外に目が行かない単純なさる1号なのです。
それでも”懐かしの洋食屋さん”コーナーのメニューには迷いました。
オムライスや蟹クリームコロッケ、メンチカツ・・・
歴史ある洋食屋さんの懐かしい品々、そそられます。

でも注文は初志貫徹、カツメシです。

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渋い店内。二階席への階段もみえます。

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炭焼きサーロインステーキ、1Kgなんてものも。
見てみたいですがとても食べきれそうにありません。
さる1号の記録は(USでの挑戦ですが)20oz(730g)どまり、1Kgの前に800gをクリアしないと挑戦の資格はありません。270gの差はかなりのものでしょうから。

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飾ってある絵画もいい雰囲気です。
この椅子、自分の好きな映画俳優も座っていたのかな。

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こういう洋食屋さんって良いですね。
ファミレスなんかじゃ味わえない心地いい空間。
常連さんらしき方々は上品な雰囲気の素敵なお婆さんが多いです。土地柄でしょうか。

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やってきました、カツメシ
炒めた飯の上にキャベツ、その上に豚カツを乗せ、さらに炒めた飯でカツを埋めます。
並んだグリンピースが昔の洋食といった趣でいい雰囲気。

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飯の山を崩すとカツが現れます。

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一部が上に積まれて立体感を演出。
いや、ただ単にライスの型からはみ出した分を上に乗せただけと思いますが。
食べましょう。
まずはライスから。バターライスのコクが美味しいですが特別に味が強いわけではありません。
そして豚カツ、上品な豚カツで豚カツ専門店のような荒々しさは皆無です。
上にかかるソースも少なめですので、これくらいが丁度いいのでしょう。
そしてライスと一緒にカツを食べます。
バターライスのコクとカツのコクのW攻撃。
バターライス味が控えめなのが丁度いいです。これが強かったらちょっと辛いかも。
付け合わせは何故か福神漬け
これは面白い。カレーライスと同一線上にあるのでしょうね。

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コーヒーが付きます。
カップは小さいですが味はしっかりした珈琲。
珈琲です。コーヒーではありません。
味の無いコーヒーや、深煎りと銘打った苦いだけでコクの無い飲み物が多い最近の洋食屋において、久々に珈琲に出逢えました。

珈琲が出てくるタイミングや、空になったグラスには直ぐに水が注がれるところなど、ちゃんと客席を見ている事が伺えます。

食べログなどをみると、無言で水を注ぎスマイルも無い事で接客が悪いと評価される方々も多くおられるようです。
あとメニューの置き方とか。
しかし、自分は接客が悪いとは感じませんでした。
実は、自分は考え事を邪魔されるのが何より嫌いなので、話しかけられたり、目障りなまでに存在を感じるのは好きではないのです。特に一人で食事しているときはそう。
お冷やのおかわり如何ですか?などと話しかけて邪魔しないで欲しいのです。グラスが空いていれば注いでくれればいいし、いらなきゃ飲まないだけですから。
給仕は空気の如くが好きなので此処の接客に関しては特に嫌な気分にはなりませんでした。
自分にとって接客が悪いと思う最たる事は客席を見ていない事。
給仕を呼ぶのが一番腹立たしいです。プロなんだから常に客席を見て、呼ばれる前に判断しろと。



0467-46-2737
神奈川県鎌倉市大船2-20-36
11:30〜21:30(土日 21:00)



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