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辛口の汁で拘りの十割蕎麦を食す 鳴沢村 手打ちそば あづま [山梨の蕎麦]

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土曜日、バイクで富士五湖を巡った帰り道R139沿いの蕎麦屋に寄る事に。
この店は(一杯目)のブログで紹介している店だが、このときは十割田舎蕎麦を食し、次に来るときは江戸風細打ちを試したいと記した。(この記事へのショートカットは→ここ
そして、ようやく訪問のチャンスに恵まれたので十割江戸風蕎麦(十割細打ち蕎麦)を試す事ができた。


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行こうと思ってはいたが仕事で来る場所ではなくなってしまいご無沙汰していた。
前回訪問時と違い、コンデジとはいえカメラを使うようになったから写真が大きい。
もう一度室内を撮影。

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広めにスペースがとってあり広々した気持ちで落ち着ける空間だ。
従来の蕎麦屋とは趣を異にする内装にBGMはJAZZ。
この写真を見ただけでは蕎麦屋とは思えない。

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熱い蕎麦茶が供される。正当派ですね、嬉しくなる。

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品書き。蕎麦の種類と特徴が事細かに記されている。篩の大きさ、各蕎麦粉の割合まで説明が。拡大してみよう。

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二八蕎麦。玄蕎麦と抜き身がブレンドされ、小麦粉が20%加わる。
水で打つ

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十割田舎蕎麦。いろいろな粗さの粉がブレンドされる。
20メッシュの粉が30%も。結構粗挽き蕎麦になっている。
ぬるま湯で打つそうだ。

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今回頼んだ江戸前(十割細打ち蕎麦)
蕎麦粉は一種類のみでブレンドは無し。
メッシュも60の一本勝負。
水で打つ蕎麦。

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十割蕎麦は1050円で大盛りは400円増しだ。おかわり蕎麦は650円

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蕎麦汁の口上。


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さぁ、蕎麦が運ばれてきた。みるからに美味しそうな蕎麦だ。

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綺麗な表面の蕎麦だ。粒子の細かさが質感から良く判る。蕎麦の一本一本も揃っていて形もいい。
蕎麦のみで手繰ると蕎麦の香りが蕎麦と一緒に飛び込んでくる。
田舎の時よりも蕎麦の香りを感じる。
咀嚼すれば香りと甘味が口一杯に広がる。
コシもしっかりしていてムッチリとした噛み応えが嬉しい。

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薬味。綺麗な葱と香りがしっかり立った山葵。

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綺麗で香り高い蕎麦が止まらない。それを見越して大盛りを頼んだのだけど。

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汁を口に含む・・・ピシっと筋が通った汁で甘味なんぞ感じない。
だが、塩気と酸味の余韻はあくまで丸く、甘味を感じないが角は無い。
キリッと引き締まった汁は嬉しい。
ただ・・・一寸濃いかな。田舎蕎麦には良いが細打ちにはどうだろう。

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汁を浸けて啜る。輪郭のしっかりした汁の塩気は蕎麦の甘味を引き出す。
蕎麦を噛み締めると蕎麦が汁の塩気と混ざって甘味が増幅してくる。
多くの蕎麦屋は汁が甘め方向に振ってある(程度の差はあるが)ので辛口の汁は新鮮で美味しい。
汁はやはり細打ち蕎麦には濃い気がする。
最近、薄味を好むようになったようで昔美味しいと感じたものが濃いと感じるようになった。
年齢的なものなのかな。

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蕎麦湯の濃さは濃すぎず薄すぎず。

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これは丁度良い塩梅。


山梨県南都留郡鳴沢村4406-1
☎0555-85-3833
11:30〜18:30
定休日 水曜日









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(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の山梨の蕎麦の記事は→ここ
  平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)です。

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