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今年最初の蒔田演芸会 [日常のなかで(Diary)]

18日の土曜日、朝から降っていた冷たい雨は霙交じりになって白いものも一つ二つ
久しぶりに冬っぽい寒さ
新横浜の病院に行った後は地下鉄に乗って蒔田へ 


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蒔田でSS風呂ガーの”よーちゃん”さん出演の演芸会があるのです 


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”可笑家きゃらめる” がよーちゃんさんです


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後半はバンドでも出演  


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会場に着いたのは開演の10分前
でもガラガラ状態
そりゃこんな霙交じりの雨の降る寒い日にわざわざ来ようって言う人はあまりいないよね^^; 
先に到着していたkinkinさんは既に席をキープ
自分も席について開演を待ちます
そして、きまじめさんも到着

今回は演目の中から落語のみをご紹介 


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可笑家きゃらめる さん(SSブロガーのよーちゃんさん)<初天神>

新しく羽織をこしらえたので、それをひけらかしたくてたまらない男
「あれ出してくれ、あれ、羽織、羽織出してくれ」とおかみさんに言う
「この人、たった一枚の羽織がでけたと思たら、ちょっとよそ行くのんに
も羽織、得意回りするのんにも羽織 こないだもあんた便所行くのに羽織出せって言うたやないか・・・・今日はまた羽織着てどこ行きなはんねん?」
「今日は初天神やろ、さっそくお参りに行くんや」と、男が言う
「『神信心、止めたもんに罰(ばち)が当たる』ちゅうさかいなぁ  もぉじき金坊が帰ってくるさかい、金坊も一緒に連れて行きなはれ」
「あいつは口八丁手八丁の悪がきで、あれを買えこれを買えとうるさいので、いやだ」と、男
おかみさんと言い争っている


そこへ帰ってきた小倅、金坊
「お父ったん、ただいまぁ……、あ~ッ、また喧嘩してんな
よぉもめる夫婦やなぁ、この夫婦は
わいが帰ってきたらいつも喧嘩してんな、もぉ
喧嘩やめときちゅうたらやめときぃな
ほなこないしょ~か、わいもっぺん表行って遊んでくるよってな、仲直りにいっぺん寝ぇ」
「やらしぃやっちゃなぁこいつは」
「あッ、お父ったん、また羽織着てんな、今日はまたどこ行くねん? また便所か?」
「嬶いっぺん怒っとけ、親を親とも思てけつからんホンマにもぉ……、お父っつぁん、これから天神さんへお参りすんのんじゃ」
「わ、わいも連れてって」
「あかん、お前らみたいなん連れてってみぃ、もぉ道で「あれ買え、
これ買え」ちゅうさかい、おらもぉ連れて行かんねん」
何度頼んでも連れて行くと言ってくれない
金坊は「えぇわい ほな、夕んべのことみな、向かいでしゃべってくんぞ」と脅す
男は「言ぅてこんかい お父っつぁん、言われて困るような悪いことは何もしてへん 何でも言ぅてこんかい」と言い返す



「向かいのおったぁ~ん」

「あッ、金坊かいな、まぁこっち上がり、どないしたんや?」
「おったん、オモロイ話したろか」
「したって、おっさんちょ~ど退屈しとったとこや」
「あのな、わい、いつもお父ったんと一緒に寝てんねんな、けどな、ゆんべに限ってお母んと一緒に寝てたん ほたらな、お父ったんえらい酒呑んで酔ぉて帰ってきよってん「かなんなぁ、またグズグズ言ぃよんのちゃうかいなぁ」と思てたらな、その晩に限っておとなしぃな、寝よんねん それもな、お母んの寝間へゴソゴソッとこぉ入って行きよってんで
しばらくしたら、うちのお母んがな「これ、何をしなはんねん、そんなとこ引っ張ったらお腰が破れるがな、あとにしなはれっちゅうてんのに、金坊がまだ起きてまんがな」
お父ったんは「大丈夫や、もぉ寝とぉる」言ぃながらな、やっぱり気になるもんとみえてな、起き上がってきてわいの顔の上へ手ぇ持ってきてな、上げたり下げたり、上げたり下げたりしとんねん で、「やっぱりよぉ寝とぉる、よぉ寝とぉる、大丈夫や」言ぅてな、またお母んの寝間へゴソゴソッと入ってきよってんで、おったん……

それを見ていた男、これ以上話されたらカッコ悪いと慌てて金坊に連れて行くからすぐ帰ってこいと言う
「あッおったん、お父ったん連れてったる言てるからこれで帰るわ」
「ちょっと待ち金坊、そぉいぅ話はそぉいぅとこでやめたらいかんねん、これからが面白いとこや 十銭やるよって、続き言ぃ」
「おい金坊、十銭だけもろぉて話せんと帰ってこい」


結局金坊を連れて行く事になって出かけた
あれ買ってこれ買ってと強請らないという約束をしたのですが、屋台を見たらそんな約束など忘れてしまうのが子供
「飴買って」
「始まったよ・・・飴はここにはない」と言うと
「おとっつぁんの後ろ」と金坊
飴売りがニタニタしている
「こんちくしょう 今日は休め」
「冗談いっちゃいけません 今日はかき入れです どうぞ坊ちゃん、買ってもらいなさい」
二対一ではかなわない
「おとっつぁんが取ってやる」
と、男が「これか? こっちか?」と、いちいち飴を指に持つ
そして違うと金坊が言うと指を舐めて別の飴を・・・と全部なめてしまうので、飴売りは怒り出す
飴を一個買って金坊が飴をなめながらぬかるみを歩き、着物を汚したので叱って引っぱたくと
「え〜ん…… なにか買って」
泣きながら強請ってくる
「飴はどうした」
「おとっつぁんがぶったから落とした」
洗えばまだ食えると探すがどこにも無い
「どこにも落ちてねえじゃねえか」
「腹ん中へ落とした」

「みたらし団子買って」
「だんご屋があったらな」
「そこにあるで」
ちゃんと周りを確認してから強請る金坊の作戦勝ち
団子を団子屋から受け取って金坊に渡そうとするも蜜がたっぷり付いていて着物を汚してしまいそう
着物を汚すと怒られるぞ、と言いながら蜜が垂れないように蜜を舐めたが全部舐めてしまった
密の無い団子を渡された金坊は怒る
仕方ないと、男は団子屋の店先にあった蜜の壺に団子を入れてしまう
慌てる団子屋
蜜が付いた団子を同じように舐めた金坊
蜜が無くなった団子を同じように蜜の壺へ

∵・ ゞ(>ε<*) ブッッ!! 


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この猫柄羽織がいいのです^^ 


今川あずきさん<鯉泥>


料理屋さんに泥棒が入った
子分のものを表に張り番をさせ、親分が一人で押し込んだ
光る長いやつを抜いて、寝ている主のほっぺたへピタリ、金を出せ
これは、あまり気持ちのいい心持ちがしない

「おい、これ、起きろい!」
「ひ、ひー」
「金出せ 有り金全部出してもらおうか」
「えー、手前どもには、えー、手元に一厘もございません」
「嘘をつけぇ 昼間、無尽で百両とったろう、眼がついてる 怪我しねぇうちに出しちまえ」
百両を差し出す主
「あるものを、ねえとは、不貞野郎だ てめえんとこは、料理屋だな」
「へい、料理屋でございます」
「腹が減った 飯を食わせろ」
盗みに入った先で飯を食うとはなかなかな泥棒です
「お泥棒さんに申し上げます」と主人
「あなたは人のものを盗るのが商売、手前どもは料理を商うのが家業でございます 料理の代は頂戴しとうございます」
「ん、お互い商売だからな、払ってやら 食わせろ」
「時化で何にもございませんが鯉料理ならご用意できます」
「なんでもいいから、出せ」

鯉の洗い、鯉こく、鯉の飴煮に鯉の塩焼き
泥棒の親分、鯉づくしで舌鼓
たんまり食べ、しっかり飲んだ

「いくらだ? 払ってやるから」
「ありがとうございます 百両頂戴いたします」
「ひゃっ、畜生、人を食った奴だなぁ とった銭が、行って来いでやんの・・・よし、約束だ 商売もんだ 百両、払った 持ってけぇ」
「ありがとうございます これを縁に、ご贔屓に」
「ふざけるな、馬鹿にしやがって」

ぶつぶつ言いながら、表の戸をガラリと開けると、子分のものが大勢で、
「かしらぁ、中の首尾はぁ?」
「しぃーー、声(こい)が高い」 


。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 


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當今亭 㐂ん肉 さん<妾馬>


16日の徳の湯の銭湯寄席でも同じ噺が出てましたのでこの妾馬のあらすじは銭湯寄席の記事で→ここ


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月の家小圓鏡さん<代書屋>
小圓鏡さんはプロの噺家さん
噺が始まった頃、まこさんも到着です


『儲かった日も代書屋の同じ顔』『割り印で代書罫紙に箔を付け』
上手い川柳です
代書屋に履歴書の代筆を無筆男が頼みに来た
仕事先で持って来いと言われたが、家中探したが無いので、向かいの家に借りに行ったら、そこにも無いので、ここにやって来たと
「就職なさるんですね」
「いえ、勤めに出るのです」
「それを就職というのです」
「いやぁ、英語で言うものだから解らなかった」
「日本語です」

ではそこに座ってください・・・「籍は?・・・本籍です 親代々住んでいた所」
「日本橋三丁目です」
「ええっと『大阪市浪速区日本橋三丁目二十六番地』と」
「風呂屋の向かいです」
「そんな事はどうでもいいです で、現住所は?住んでいる所は?・・・ああ、同じですか、現住所、右に同じ・・・・あんた戸主でしょ」
「おだてなさんな」
「いえ、家の大将でしょ?では戸主です」
「名前は?」
「湯川秀樹」
「ゆかわぁ?あなたが?まぁ、同姓同名ってありますからね」
「生年月日は・・・」
「生年月日は無かったと思います」
「貴方の生まれた年です」
「歳が判ってしまう」
「歳が判るように書くのです」
「内国博覧会の夜に提灯行列が出たでしょ その時『お前も若い者の仲間に入れてやる』と言われ嬉しかった」
「年月を言いなさい」
「明治36年4月1日」
「・・・それにしてはあなた、若いですな」
「いえ、これは提灯行列のあった日 この時提灯の火を点けさせてもらったのが縁で今のカカと・・・」
「ノロケは良いんです 干支は?」
話が進まないので仕方なく干支から年齢を逆算する代書屋さん
「じゃぁ次は学歴です」
「学校はもう行っていません」
「そやろうな、四十過ぎて・・・何という小学校?」
「尋常小学校」
「いえ学校の名前を・・・まぁ、適当に書いておきます、本籍地内小学校・・・と」
「そ・卒業したんだろうね」
「ええ、卒業しました 2年で」
「それを言うなら、中途退学」
「そー言うと体裁が良いな」
「別に良くはない・・・次は職歴ですが、今迄どんな商売をしてました?」
「提灯行列の明けの年」
「また提灯行列ですか、だったら明治37年・・・何をやっりました?」
「友達が『巴焼きの道具空いてるさかい、使えへんか』言うて貸してくれたんだ 借りに行たら、錆びで緑青が吹いていたので、それをペーパーで・・・」
「場所は?」
「玉造(たまつくり)の駅前で、家賃が12円50銭」
「家賃はイイので、『同市内玉造駅前において』・・・、巴焼では判らないだろうから、『まんじゅう商を営む』としましょうか、いつまでやりました?」
「いや、やろう思ったけど、家賃高いから、やめた」
「やったことだけ言いなさい 消すと紙が汚くなる 一行抹消 判子貸しなさい 訂正印だ 本当にやったのは?」
「同じ年の12月に、夜店を出したんだ」
「『明治37年露店営業人として』・・・、品物は何?」
「ヘリドメ」
「服のえり止め?」
「いや、減り止め 下駄の歯ァの裏に打つゴム」
「そんな物書いたことが無い 『履物付属品を販売す』と、書いときましょう いつまで?」
「これはホンマに道に品物並べましたんや ところが12月で、冷たい北風がピューピュー吹いてくる 誰も買わない アホらしなって、2時間でやめた」
「・・・一行抹消 判を貸しなさい あんたが、ご飯を食べてた本職は一体何だんねん」
「わたい大体は、ガタロだんねん」
「ガタロて何です?」
「胸のとこまであるゴム靴履いてな、金網で川底をさらって、鉄骨の折れたんやら釘の曲がったのやら取ってる奴がいるでしょ」
「初めて聞いた。いよいよ書きようがない」
「どうでっしゃろ、『ガタロ商を営む』では・・・」
「黙ってッ・・・『河川に埋没したる廃品を収集して生計を立つ』と」
「うまいもんやなあ。ガタロが引き立つ」
「それから、昭和5年の5月5日や 忘れもせん、松島だ」
「『西区松島町において』・・・、これは何をやったん?」
「わいと松っちゃんが初めて女郎買い行たんや」
「アホか! どこぞの世界に、履歴書に女郎買いに行ったのを載せる人がいます」
「これぐらいのこと書いとかなんだら、読む者がおもろない」
「書いてしまった。一行抹消 判を貸しなさい。もう、こっちでええ加減に書きます 賞罰はないですよね?」
「正月は年にいっぺん」
「正月やないです賞罰です 警察へ引っぱられたとか、誉められたことないでしょ」
「ありまっせ」
「ちょっと人に誉められたぐらいではだめで、大きく表彰されたとか・・・」
「こんな大きな賞状もろて、新聞に写真入りで載ったんだっせ」
「それだったら載せておかなければいけない、何で貰いました?」
「3年前、新聞社主催の大食会でぼた餅56個食べて、こんな大きな賞状もらって・・・」
「そんなの書けますかいな」

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 
 


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Jプロジェクトバンド<ブルーグラス>
再度よーちゃんさんが登場


(*∩v∩*) ニッコリ♪  


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佐の槌藤助さん<鼠穴>
小話教室のお師匠さんです


竹次郎という男が零落れたなりをして江戸にいる兄を訪ね、「親から貰った遺産を全部茶屋遊びに使い果たしたので兄の所で雇ってくれ」と頼んだ
兄は大きな身代を作っていて奉公人の一人位はどうにでもなったが「肉親は使い難いので元手を貸すからこれで何か商売をしろ」と言って金を包んで渡して帰らせた


商売の元手というからには五十両ぐらいは入っているだろう、五十両あれば半分を飲んでも商売はできるな、やはり持つべきものは兄弟だ
村の者は兄貴の事を訪ねても茶の一つも出さない、薄情だ鬼だと言うけれど、肉親にたいしては違うんだよな
と感激なしながら歩いていた 


さて、何処かで一杯やろうと竹次郎が包を開けるとたったの三文しか入っていない
「馬鹿にするな!兄貴は鬼だ!」と憤慨するがどうすることもできない
三文を捨てようとするが身から出た錆と諦め、見返してやろうと三文で桟俵法師
(さんだらぼっち 米俵の両端に当てる藁の蓋)を仕入れる
これをほどいて銭刺し用の藁縄(穴開き銭を通して保管するもの)にして売ることを始めた
細い商いであったが繰り返すうちに草鞋や米俵の仕入れ販売が出来るようになった
兄への復讐心がエネルギーとなって、朝は豆腐や納豆を売り、夜はうどんや稲荷寿司を売って資金を拡大して行った
夢は五臓の疲れと言うがその夢を見る暇もない程寝食を忘れて働き続けた

10年後、竹次郎はそこそこの蓄えも出来、女房を貰い、女の子も産まれた
表通りに一軒の店を構え、使用人を置くほどの成功者になった
「番頭さん、ちょっと兄貴の所へ行って来る
三文を包んでくれないかい それに別に十両包んでおくれ 今晩は風が強いから火事に気を付けて下さいよ もし火事が起きたら土蔵の鼠穴(鼠の通り道)を塞ぐことを忘れないようにして下さい」と言い置いて店を出た

兄貴宅で三文を返し、「利息代わりに受け取って下さい」と10両を差し出した
兄は「有難く頂戴するよ・・・あの時、おまえは幾ら包まれていると思った? 五十両はあるだろうと思っただろう そして五十両あれば半分は飲めると考えた 違うか? ところが中身は三文だ あの折は俺を恨んだだろうね でもお前の放蕩癖がまだ治っていないようだったから金を貸すのは逆効果になると思って冷たい仕打ちをしてお前の根性を改めさせようとしたのだ」と兄は当時の苦しかった心情を語り、竹次郎は一切の誤解を解き、兄に感謝した
久し振りだから今夜は大いに飲もう」と兄に言われ、酒盛りになった
酩酊した竹次郎に「今夜は泊っていけ」と兄が言う
「今晩は風が強いので火事が心配ですから帰ります」
「そんなことはまずないが、もし火事に遭ったら俺の身代を全部やるよ」と言われ、そこまで言われたら「それでは」と好意に甘えることにし、床に就いた

夜中に半鐘が鳴り「竹次郎、起きろ!お前の家の近くで火事だ!早く帰って様子を見て来い!」と兄貴が叫ぶ
竹次郎が家の近くまで来ると、辺りは火の海であったが家の3つの土蔵には火が回ってないようであった
帰りを待っていた番頭が「金目のものはあらかた蔵に運び込みましたので大丈夫です」と言う
「鼠穴は塞いだだろうな?」と訊くと
「アッ!忘れていました」と答える
よく見ると、一番蔵から煙が出ている
小僧に瓦を剥がさせると火が噴き出した
他の二つの蔵にも火が回っていてほぼ全財産を焼失した
鼠穴から火が入ったのだ
家族と使用人は全員無事であったのが不幸中の幸いであった
女房の財布に入っていた小銭を元手にして掘立小屋で商売を再開するが、若い時と違って気力に欠けて上手く行かず、おまけに女房には病の床に就かれる
もう一度、兄貴に頼もうと7歳になる娘を連れて兄貴宅へ行く
「えらい災難だったな」と慰める兄に、「女房、子供を養わないといけませんので50両ばかりの融資をお願いします」と頼む
「女房、子供はお前が勝手に作ったもので、ぜいたくな事だ 俺など未だに独り者だ 焼け出されて担保物件も持たないお前に貸せるのはせいぜい1~2両だ」
「でも、万一火事に遭ったら全身代をやると言ってくれたじゃあありませんか?」
「あれは酒が言わせた戯言だ 帰れ!」と一蹴された
悄然と帰途に就くその途次、「あのおじさんの顔をよく覚えておけよ あいつは人間の顔をした鬼だ」と娘に言うと、「私が吉原へ身を売って当座のお金を作りますから、それを元手にしてお金を稼いで迎えに来て下さい」と娘は健気に言う
「そんな幼い子を吉原に売れるか」と言うと娘は幼いからいいのだと言う
「幼いから最初は付き人で働きます、本当の女郎さんになる前に借金を返して迎えに来てくれればいいのだから」

言葉に甘え、娘を売って20両を手にし、吉原の見返り柳の所で遠く娘との別れを惜しんでいるとぶつかってきた男がいた
巾着切りであった
命の綱である20両を盗られて竹次郎は絶望し、首を吊ろうと岩に乗り帯で輪を作り木の枝にかけた
そして首を入れ足を蹴った
首が締まる、苦しさに竹次郎が唸る

「おい、竹次郎!起きろ 随分うなされてどうした?」
「ここは地獄ですか天国ですか?」
「わしの家だよ」
「えッ?火事はどうなりました?」
「火事などありゃしないよ 夢でも見たんだろう?」
「夢?じゃぁ火事は?・・・夢だったのか」と竹次郎は一部始終を話す
「火事の夢は燃え盛る、盛るだけに縁起が良いというからこれからもお前の家は繁栄するよ」と兄が言うと、「有難うございます 蔵のことばかり心配していたので夢を見たんですね 夢は土蔵(五臓)の疲れと言いますから」と竹次郎は胸を撫で下ろす

(*∩v∩*) ニッコリ♪


 


 


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演芸会の後は打ち上げ

出演者&関係者ではないのですが参加させていただきました
居酒屋さん佳仙 
何時も此処です^^(偶に野毛のお好み焼き屋さん) 


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お疲れさまでした~

( ・∀・)っ凵凵c(・∀・ ) カンパーイ 


ビールにしたけれど寒かった^^;


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紫色のカリフラワーなんてあるんだね
知らなかった 


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二杯目以降は芋のお湯割に切り替えて
体が温まるからね 


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冬らしくていいね 


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山芋だったっけ? 


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はんぺんの納豆ピザ
これ、なかなか美味しかった
ウチでもやってみようかな 


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サクサクな食感の皮と中のチーズのトロリの対比がいいね 
これ止まらない^^;


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くっ、辛い〜o(T_T)o
これはちょっと苦手な味

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無事寝過ごす事なく電車を降りました
ウチに戻る前に重要なミッションがあります
飲んで帰るときはアイスを買わないといけません
これが我が家のお約束 


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今回はこの組み合わせで
奥さんはチョコ好きなのでチョコモノを一個入れておくと便利です
そうすると自分の狙っているモノを持っていかれることが無いから^^ 


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コメント 22

ゆうのすけ

よーちゃんさんの猫柄の羽織いいですよね!
私もあの生地欲しいな・・・。^^;
by ゆうのすけ (2020-01-26 00:47) 

HOTCOOL

猫柄羽織いいねぇー
by HOTCOOL (2020-01-26 03:25) 

kinkin

蒔田、お疲れ様でした。一気に書き上げましたね・・・・・
自分は2部構成にしました。噺以外の部分も自分の方はちょこっとだけど
載せています。
自分の後半の記事は29日にアップ予定です。
by kinkin (2020-01-26 05:11) 

mutumin

紫のカリフラワー私も植えました!私が植えたのはもっと紫が鮮やかだったよ!
by mutumin (2020-01-26 06:50) 

pn

はんぺんピザいーねー(*´▽`*)
by pn (2020-01-26 09:04) 

takenoko

アイスのお土産も工夫がいるのですね。
by takenoko (2020-01-26 10:15) 

きよたん

山芋の磯辺巻き?が美味しそう
ピザもやってみようかなって思いますね


by きよたん (2020-01-26 11:00) 

kokoro

今回の打ち上げはいつもとお料理の志向が違いますね
乗り過ごすこともなく、今回も良い1日を過ごされたようですね
by kokoro (2020-01-26 11:07) 

ブリザド

18日はウチの方も寒かったです(((゚Д゚)))ブルブル
寒さで演芸会のお客さんの入りが悪かったのも頷けます
打ち上げの飲み物も焼酎のお湯割りが良いですね(^ω^)
by ブリザド (2020-01-26 13:31) 

ゆきち

いつみても猫柄羽織がよくお似合いです(#^^#)
お土産のアイスは同じのを4個買って帰るのは許されないのでしょうか?!^^;
by ゆきち (2020-01-26 15:27) 

ryang

楽しそうな飲み会ですね
はんぺんシラスピザも美味しいですよ^^
by ryang (2020-01-26 18:02) 

HIRO

こんにちは。
 < そうすると自分の狙っているモノを持っていかれることが無いから^^

アマゾンで、牛の川渡りの時に、ピラニア対応で、囮を使うのと同じ事ですね(ヲイ
by HIRO (2020-01-26 19:55) 

raomelon

いつもながら素晴らしいレポ
読み応えありました^^
Jプロの演奏が聴けるのも良いですね♪
打ち上げも美味しい&楽しそう!
by raomelon (2020-01-26 22:52) 

mau

この中だとマロングラッセかな
by mau (2020-01-26 23:30) 

tai-yama

みたらし団子(串カツ)の二度漬けはマナー違反かも。
鯉料理代、ご主人が損しているとも・・・・
by tai-yama (2020-01-26 23:36) 

ニッキー

演芸会ももちろん面白そうですが
演芸後の打ち上げもとても楽しそうですねぇ( ^ω^ )
by ニッキー (2020-01-27 07:34) 

リュカ

はんぺんの納豆ピザ、これは絶対美味しい!
食べたいです^^
演芸会レポおつかれさまでした^^
さる1号さんも楽しまれたのが伝わるわ^^
by リュカ (2020-01-27 10:07) 

ちょろっとぶぅ

ちょろも、ぶた羽織欲しいなぁ~~~o(^∞^)o

Jプロさんたち、座って演奏したの???
足しびれないのかなぁ。。。
by ちょろっとぶぅ (2020-01-27 14:28) 

momo

紫色のカリフラワーなんて珍しいですね^ ^アントシアニンかな?体に良さそう^ ^
by momo (2020-01-27 16:21) 

まこ

こんなに遅刻したら申し訳ない・・と
思ったらお客さん少なかったんで
行って良かったと思いました(⌒▽⌒)
楽しかったですねぇ~
お世話になりました!!
次はおチビさん達も出て来るかな?
by まこ (2020-01-27 17:17) 

さる1号

皆様、NICE有難うございます。
by さる1号 (2020-02-05 07:04) 

さる1号

ゆうのすけさん、コメント有り難うございます。
いい柄ですよねー^^

HOTCOOLさん、コメント有り難うございます。
欲しくなりますよね

kinkinさん、コメント有り難うございます。
結構時間がかかりますからねぇ

mutuminさん、コメント有り難うございます。
もっと濃いのもあるのですね
何色ぐらいあるのだろう

pnさん、コメント有り難うございます。
なかなか美味しかったです^^

takenokoさん、コメント有り難うございます。
いろいろと^^;

きよたんさん、コメント有り難うございます。
はんぺんには驚きました^^;

kokoroさん、コメント有り難うございます。
海苔過ごしは日本酒飲まなきゃ大丈夫^^

ryangさん、コメント有り難うございます。
シラスピザもいいですねぇ
お醤油垂らして^^

HIROさん、コメント有り難うございます。
確かに口元が似ているかもーー;)
噛みつかれそうで・・・・

raomelonさん、コメント有り難うございます.
裏話が聞けるのが面白いです^^

mauさん、コメント有り難うございます。
マロンは自分にまわってきました
予定通り^^

tai-nakaさん、コメント有り難うございます。
確かに損ですよね
もっと吹っ掛ければいいのにね

ニッキーさん、コメント有り難うございます。
落語会の楽しみは噺よりこっちかも^^;

リュカさん、コメント有り難うございます。
今度ウチでも作ってみます^^

ちょろっとぶぅさん、コメント有り難うございます。
ちゃんと300円均で小さな椅子を用意していましたよ

momoさん、コメント有り難うございます。
でも紫色って違和感ありますね
食べていいのかなって^^;

まこさん、コメント有り難うございます。
ちびちゃん達、出なくなっちゃいましたねぇ
ちょっと寂しいですね

by さる1号 (2020-02-05 07:05) 

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